及川光博ワンマンショー「不純異性交遊」 
14公演目
at 東京国際フォーラム  on 2004.4.25

〜本物の財前教授登場!!〜

<セットリスト>メンバー
M1:邪念オーバードライブ
M2:求めすぎてる?僕 
M3:ワルイコトシタイ 
M4:忘れてしまいたい 
M5:きれいな嘘 
M6:SEXの意味・意味のないSEX
M7:フィアンセになりたい
M8:ズキズキ 
M9:初愛  
M10:恋ノヒゲキ 
M11:ミス・アバンチュール 
M12:CRAZY A GO GO!! 
M13:月下美人 

EC1:アマン(デュエット大会) 
EC2:今夜、桃色クラブで。 
EC3:S.D.R 
EC4:君の中へ 
EC5:バラ色の人生 
<バックバンド 「ダンドリーキチンズ」>

Key:吉村龍太 
G:田代衛 
Dr:阿部薫 
B:宗秀治 
Cho:伊藤理枝 
Sax:山本一
 

始まり:17:15 本編終了:18:40 全終了:19:55


1.はじめに

昨日に引き続き、生みっちー。今日の席は1階36列。昨日の2階4列の席の方が良いだろうと思っていたが、やはり、2階の方が遠い模様(2階4列の方が、前方では有るが高さがある為、遠い)。

昨日の席位置の階層には(R7扉周辺)トイレが多数あり、混雑もしていなかったため、トイレのために、わざわざ上の階まで行った。フォーラムのトイレは、広い癖にもかかわらず、片側にしかない。R扉側のみなので、不便だと思う。なぜ左右に設けなかったのだろう。今回の席からはとてもではないが、途中でいける距離ではない。


2.本編

いつもより若干時間を押してのスタート。今日のみっちーも、いい具合ではじけている。昨日も凄かったが、今日も引けを取らない。

「求めすぎてる?僕」は、昨日同様、「どこ触ってんの?」とみっちー。昨日と違うのは、その後に「セクハラしたい?」と続けたこと。この辺は、思いつきなのだろうか。一言は、「やらせて」と、かなりストレート(笑)。4曲目は、昨日が「名器」だったので、本日は基本パターンの「忘れてしまいたい」。

最初のトーク。本日も、メーター振り切れるほどのテンションで楽しく展開。まずは、髪の毛を整えて、挨拶から。ここでのトークは、6月9日発売アルバム「ヒカリモノ」が明日、完成するというネタ。「明日完成です!」と、楽しそうには会話を進める。

昨日の公演には、ドラマ「白い巨塔」で共演していた、石坂浩二氏と矢田亜希子氏が見にきていたそうだ。終演後、石坂氏はみっちーにこんなコメントを言ったという。「演出、構成はとても良かった。ただ、おしゃべりはもう少し短くても良いんじゃないの?白い巨塔の現場で台詞をかみまくっていた人とは思えなかった」と。「演出・構成」が誉められたことを、非常に喜んでいたみっちー。また、矢田ちゃんは、踊りまくっていたそうだ。

「愛されたい?愛したい?」と聞いた後、「決めたの。どんなことがあっても、俺が愛す」と固い決意を表明。ステージから、お客さん達を、「愛す」ということだそうだ。客席から、「愛してる」と声を貰うと、ちょっと微笑み、「ちょっと皆赤裸々ね。だんなとか、彼氏はいいの?!」と問い掛ける。

男子へ問い掛けると、昨日よりも返答量が多い。その為、みっちーは、よりご機嫌になる。なにせ、「お兄様」と呼ばせるくらいだ。「お兄様」と男子に呼ばせてみたものの、「ちょっとキモイ(笑)」とみっちー。にしても、この「お兄様」。男子が面白いくらいに揃っていた。

思い付きのコールアンドレスポンスは、昨日と違う。さすが、思い付きだ。思い付き故に、今回は、「なんだっけ?」と客席に確認する面もあり(笑)。ちなみに今日は、「ビバ」→「胸キュン」、「下着は?」→「勝負」、「エッチスケッチ」→「僕みっちー」。これを見るだけでも、思い付きというのがよくわかる組み合わせ。「エッチスケッチ」では、前方から「何で?」と言われた様で、「いいの、思いつきアドリブだから」と返答していた。ここで初めて、「思い付き」というのがわかった。客席の一体も見事で、「なんか、凄いね」とみっちー。

ちなみに、本日も昨日に引き続き、書籍「負け犬の遠吠え」ネタ登場。それは、最近お説教トークが多くて、昨日もだったけど…と、展開した為。このお説教トーク、きっかけが有るようで、昨日のきっかけは「負け犬の遠吠え」だったからだ。

メンバー紹介は、師匠がおたけびをお客さん達に続けさせた。勿論、一体感が出来ているお客さんは揃って続く。これを3回。その風景を見ていたみっちーは、「あのさ、客観的に見ていて気付いたんだけど、皆大丈夫?(笑)」と言っていた。やはり客観的に見ると、おかしいのか(笑)。
今ツアーは、宗さんも色々と地味に目立ってくれる。今日は、大の字でジャンプしながら「一杯楽しい」と言っていた(笑)。
理枝ちゃんは、「負け組代表取締役。負け犬サイコー!」と言っていたが、「りえさん、あなたは負けてないよ」とみっちー。理枝ちゃんが負け組なんて、到底思えない。
ちなみに、本日はサンデースペシャルということで、一ちゃんと龍ちゃんが盛り上げ係らしい。「ダンドリーキチンズです」とバンド名の後、いつもの用に、テーマが流れる(日替わりっぽいが)。今回は「ルパン」のテーマであったが、締めの理枝ちゃんの一言は、「まいっちんぐ」とマチコ先生。この声に続いて、次曲「きれいな嘘」のイントロ。

「初愛」から「恋ノヒゲキ」に展開する時、「踊ろう」と声をかけるみっちー。この声により、客席立ち上がりのばらつきが無くなり、一斉に立ち上がる。今後、このパターンで良くかもしれない。掛け声もスマートで良く、イントロの印象に合っている。ちなみに、「〜スローモーション♪」の歌詞部では、「まって〜」という動きをスローでやってくれるみっちーだが、今日はこれをやるために、急いで、後方に下がったいたみっちー。これをやるためには、それなりの位置確保がいるのかと、思った。

その後も、名一杯のテンションで、一気に進む。

この後の休憩時の電光掲示板では、最初のトークでも話していた、アルバム「ヒカリモノ」が明日完成することも流れていた。「は〜間に合った(泣笑)」のコメントに場内から笑い。映画キャシャーンもさることながら、キューティハニーについては、「みっちーの本気のコスプレをお楽しみください」とあった。


3.愛と哲学の小部屋

昨日と同様に、メンバーを多数引き連れて登場。「サイセンコロウです」と自己紹介するまでは、昨日の流れと変わらず。この後、再び「白い巨塔」のテーマが流れる。「え?え?まさか?」と驚くみっちー。客席も騒然。みっちーの目に、あの人の姿が入った模様。さらに驚く。そして、その姿が目に入ったベイベー達も大歓声。既に客席は総立ちで、興奮渦巻く場内。期待が渦巻く。そして、ステージに現れたのは、白衣を身に着けた、唐沢寿明さん。本物の財前教授。ステージに現れたとたん、黄色い歓声と大拍手。そして驚くみっちー(笑)。ここから、2人の爆笑トークが繰り広げられる。

みっちーに自己紹介を促された唐沢さんは、「は〜い、かなぶんです」と言う。何故かなぶんなのか、よくわからない(笑)。しかも、口にはイチゴ飴を含んでの登場。なんでも、舞台袖においてあったから口に入れてきたとか。なんとも、マイペースな方である。本題の愛哲に入るまでのトークで、既に爆笑の渦。みっちーが、「なんだよ、みんな。唐沢さん唐沢さんって。みっちーのワンマンショーじゃないの?皆総立ちで」と言うほど、唐沢さんが登場したことによる、熱気の急上昇は激しかった。総立ち状態のお客さん達をひとまず着席させて、落ち着かせるみっちー。「本当はね、このコーナーは、落ち着きどころで、みっちーおしゃべりしなさいよって、感じの雰囲気なのね」と、唐沢さんに説明。唐沢さんは、「なんか、凄いよね。見てて思ったんだけどさ、この人(みっちーのこと)凄い生き様じゃない?でね、『命懸けのおまけみたい』と思ったのね。なんか、命懸けで踊ってるじゃん(笑)」と、みっちーに伝える。「命懸けのおまけって、どんな??」と思ったが、なんとなくニュアンスは有るような?みっちーによると、唐沢さんはキャッチコピーを作るのが得意らしい。ドラマ「白い巨塔」のトークも勿論出る。唐沢さんによると、「あれね、凄いプレッシャーだったね。もうやりたくないね。」らしい。この発言に、脱力みっちーと、爆笑発生の客席。その後も、「江口、あいつでかいよなぁ。でかいくせしてして、7センチもあるサンダル履くんだぜ?しかも黒いし。英明(伊藤英明さんのこと)も大きいけどさ。大体、内科医で、黒いってどうなの?」等と、「え?そんなこと言っていいの?」と思うようなことを喋る(笑)。

昨日行われた映画「キャシャーン」の舞台挨拶のことも話題に登場。唐沢さんのトークの為に、皆進めているというようなことを説明。みっちーも、ナイスパスをしたようで、舞台挨拶の後、マネージャーに、「ナイスアシストでしたね」と言われたとか。唐沢さんは、「どうせ、『は〜いみっちーです』って言うんだろ?」とみっちーに言っていたらしく、それに合わせて、「は〜い、からぴょんです」と登場したらしい。唐沢氏曰く、「だってさ、紀里谷・宇多田に勝つためにはってね思じゃない」(笑)。

本題に入る為に、チェホフが登場。勿論、「柳原君」と呼ばれて。ステージセンターに来たチェホフに、唐沢さんはこう言った。「ずいぶん変わっちゃったね。『やなぎっぱら』でいいんじゃないの?」と。

いつものように、質問用紙で進めるが、唐沢さんがいるせいか、いつもの愛哲とは異なっていた。ここでもマイペースな、唐沢さん。全然、回答になっていない(笑)。あまりに、爆笑トークが多すぎて愛哲の内容を覚えていないが、覚えているのをあげると、「キラキラの女性になれるアドバイスをしてください」と、「子供がもう1人欲しいのですが、だんながその気になってくれません。どうすればいいですか?」の2点。

前者は、よく考えればみっちーが唐沢さんに振ったネタだった。これに関しては、「俺みたいに頭蓋骨が小さい男と付き合えば良いんだよ」と回答。全く持って、意味がわからない(笑)。

後者には、「それはあれだよ。だんなが寝てる間に、なんか注射とか打てば良いんだよ。『うぉ〜!』とかなって」と返答。これも、意味わからん(笑)。

そういえば、「プリンスの新しいCDを買いました。みっちーは買いましたか?」というのもあり、みっちーが、「唐沢さんは、どんなの聴くの?」と振っていた。みっちーは、「こうみえても、唐沢さん、ファンクとか好きなんだよ。踊りも上手いの」と続けた。ちなみに唐沢さんは、「え?聴かないよ」と回答。「踊って〜〜」と声があがると、「恋ノヒゲキ」の振り付けの真似をした(笑)。このネタから、トークが派生。勿論、唐沢さんが展開する。「この前ね、こいつ(みっちーのこと)が引きこもっているから、『みっちー出てこ〜い』って、マンションに行ったのね。でさ、『いや、僕まだお風呂入ってないし…』って言うんだよ。『風呂なんて3日入らなくても死なない』と言って、温泉連れてったんだよ。それでさ、車の中で、『CDかけて良いですか?』とこいつが訊くから、「いいよ」って言ったらさ、全部、こいつのCD。しかも、ライブのばっかり」と言う。みっちーは、「え?だって少しでもさ、知っててもらおうと思って」と補足。極めて、仲のいい2人だと思った内容だった。 唐沢さんのトークは、とても面白く、場内には笑いが頻繁に発生。みっちーとの絡みも最高だった。「今度、2人で営業、お金にもなるね」と、唐沢さんが言っていた位。勿論営業とは、「トーク」だ(笑)。唐沢さんが去る時、場内に、「え〜もう帰っちゃうの…」という雰囲気が一気に流れていたのが面白かった(自分もその1人だが)。唐沢さんがいなくなった後、「もう、プライベートについて、どこまで話されちゃうんだろうってドキドキだったよ」とみっちー。


4.アンコール

唐沢さんが去った後、若干クールダウンした雰囲気が流れる(笑)。「さ、気を取り直して」とみっちー。「アマン」に入る前に、「空気替えないと!」と切り替えようとするみっちーの姿が合った。唐沢さんに、やられてしまったらしい(笑)。

ダンドリーキチンズは、白衣で再登場。「アマン」でのSAXソロで、昨日は、「エンカの花道」だった一ちゃんの背中だが、今日は「哀愁ロック」。 唐沢さんの登場にやられっぱなしだったせいか、歌詞間違えが目立った(笑)。「間違えちゃった」と口にする場面も。

「S.D.R」のダンスは、「お注射です×2 やめて 先生 回してポー」。前半部は昨日と同じ。後半は、両手で「止めて」の仕草、「先生」の部分で、胸を隠す仕草。

「君の中へ」の前でみっちーは、「現実逃避をして下さい。今夜のように。でも、皆には明日になれば現実がある。現実に立ち向かう勇気を与えます」とゆっくりと、伝えた。

「バラ色の人生」が終わり、今日も「ありがとう!」と生声のみっちー。「今日も楽しかった。今日はスペシャルだったね!」と笑顔のみっちー。SEの「意気地なし」に合わせて、今日も少しだけ歌ってくれた。大きな拍手に包まれ、本日の公演も終わった。


5.さいごに

2日間連続の生みっちー。今日も楽しかった。目の前の席に、ちびっこがいて、オープニングの「ビトゥイーンザシーツ」で踊っていたのが可愛かった。 男子も増殖で、みっちー喜んでいたな。確かに今日は多かった(いつもより)。お兄様!と呼ばせておきながら、「ちょっとキモイ」と言うみっちー。男子の理枝ちゃん人気も凄かった。

本当に、生唐沢さんも見られて、スペシャルだった。にしても、面白すぎる人だった。