及川光博ワンマンショー「不純異性交遊」 
13公演目
at 東京国際フォーラム  on 2004.4.24

〜胸キュン!フィーバー!エロ兄さん!〜

<セットリスト>メンバー
M1:邪念オーバードライブ
M2:求めすぎてる?僕 
M3:ワルイコトシタイ 
M4:名器 
M5:きれいな嘘 
M6:SEXの意味・意味のないSEX
M7:フィアンセになりたい
M8:ズキズキ 
M9:初愛  
M10:恋ノヒゲキ 
M11:ミス・アバンチュール 
M12:CRAZY A GO GO!! 
M13:月下美人 

EC1:アマン(デュエット大会) 
EC2:今夜、桃色クラブで。 
EC3:S.D.R 
EC4:君の中へ 
EC5:バラ色の人生 
<バックバンド 「ダンドリーキチンズ」>

Key:吉村龍太 
G:田代衛 
Dr:阿部薫 
B:宗秀治 
Cho:伊藤理枝 
Sax:山本ハジメ
 

始まり:18:40 本編終了:20:20 全終了:21:20


1.はじめに

フォーラム公演の初日。みっちーがお気に入りの会場でもある。が、ここは大きすぎるのが難点。今回は2F席前方なので、明日の1F36列より見易い席だと考えている。

会場に入り、まずはトイレ。下の階は混んでいたが、席位置の階は空いていた。非常にありがたい。

今回のレポートも、違う部分をメインに記載しようと思う。


2.本編

予想通り、10分ほど押しての開演。「くどくど口説く男」の時点で、1F前方の客席は立ち上がっていた。というより、客電が落ちた時点で、立ち上がっていた。さすが前方。

「邪念オーバードライブ」のスクリーンシルエット、大きい会場の2Fでも大きく映える。スクリーンが上がると、そこには小さい人達が(当たり前のことだが、人が小さいのではなく、小さく見える)。この大小の違いは、ステージから席が遠ければ遠いほど、視覚的にはっきり捉えられる。

「求めすぎてる?僕」では、ダンサーのエロトマニアに囲まれたみっちーは、股間を触られていた(多分、実際に触っているわけではないが、振り付けがそういう状態)。この時、「どこ触ってるの?3800円」と言っていたみっちー。3800円という数値は、一体どこから出てきたのだろう(笑)。一言は、「クレオパトラ」。理枝ちゃんの喘ぎ声が、いつもよりもエロティック。やはり、理枝ちゃんはかわいい。

4曲目は、「忘れてしまいたい」に変わって、「名器」。ネット上で、「名器」バージョンがあるのは知っていたが、明日登場すると思っていた(なんとなく)。3曲目の後、チェホフがスマートにギターを持参し、みっちーに渡す。ノンストップでつなげている部分に、ギターを準備させる曲を持ってくるのも、ある意味凄いかもしれない。

最初のMCも、演奏に続いて絶好調。浦安・かなけんでは見なかった、御髪を整えてからのトーク。髪の毛をとかす仕草を、久々に生で見たような気がする。みっちーは、御髪を整えた後、持っていた鏡を客席に向け、光の道を作成。しかも、2Fの最後列に向けて。一直線に、きれいに光の道が出来ていた。みっちーは笑顔で客席に話し掛け、にこやかにトークを展開。「この前の土日は、名古屋だった。名古屋は凄かったよ。負けてられないでしょ?」と客席をあおる。そして、「好物は、黄色い声援」と嬉しそうに口にし、黄色い声援を集めて食す(笑)。食した後は、「お腹出た(笑)」と展開し、笑いを取る。そしていつものように、最近の出来事を話す。映画「キャシャーン」のイベントでの模様についても話した。唐沢寿明氏との話だ。マスコミの会見で唐沢氏が腕を出し、「みっちー組め」と言ったらしい(映像を見た方はわかるだろうが、2人は腕を組んでの会見だった)。

相変わらず忙しいみっちーは、忙しすぎると困ることについても言っていた。それは、「洗濯」。いきなり、私生活ネタ。しかも、生活臭のしないみっちーの口から(笑)。「忙しいと洗濯たまるでしょ?それで、洗濯しなきゃと思うじゃない。でもそんなときに限って、粉石けんが無いんだよ?最近ね、メイドさん雇おうかなとも思うんだ」と発言。客席からは、「やりた〜い!」の声が多発。「え?やりたい?ダメだよ、君達じゃ。邪念が一杯入るじゃん(笑)。メイドさんね、メイド服着て欲しいなぁ〜」とみっちー。しかも、「妄想中」と口にしながら、妄想タイムだったみっちー。これだけではなく、「忙しいという字は、『心を亡くす』と書くけど、心は亡くしてませんよ」とも話していた。

雑誌の取材で、全6社から同じ質問をされたということも話していた。その質問は、書籍「負け犬の遠吠え」について、どう思うかというもの。私は本書を知らないが、みっちーの話によると、「30歳台で結婚していて子供がいる人が、勝ち組みと定義している本」らしい。これについてどう思うか?ということらしく、あまりにも皆に聞かれたので、読む気が失せたとも言っていた。「大体、何を持って勝ちで何を持って負けなのか。主体性を持っていなかったり、自分の物差しが無い人が、僕は負け犬だと思う」と展開。

メンバー紹介前に、場内全員に「OKですか?」の確認。今回は、スタッフ、カメラマン、さらには、場内警備バイトのお兄さんにも確認(笑)。バイトのお兄ちゃんも、小さいながら「OKで〜す」と返答していた(1回やり直したが)。メンバー紹介では、みんなの一言。りゅうちゃんの言葉があまりにも可愛い為か、振っておきながら「なんかむかつく」と、みっちー(そんなみっちーが、かわいい)。師匠はおたけび。宗さんは、マモちゃんに対抗して、「そうちゃんで〜す」と(笑)。注目は、理枝ちゃん。「負け犬代表の伊藤理枝です。負け犬サイコー!」と、舌足らず口調で言う。「面白いね、理枝ちゃん」と笑いながらのみっちー。

メンバー紹介の後は、コールアンドレスポンス。「ビバ」「胸キュン」、「お色気」「フィーバー」、「愉快痛快」「エロ兄さん」とやり取り(全項目前者みっちー、後者客席)。テンポ早くしながら3回続けた。

「きれいな嘘」の、「たそがれは空のワルツ♪」部でワルツテンポに合わせ、体を左右に動かすメンバー。今まで師匠がやっていたことに気付かなかったが、今回の席からは師匠が目に止まった。師匠もやっていたんだと、気付いた事実。その動きが、なんとなくかわいかった。

「ミス・アバンチュール」では、お尻タッチ有り。ベイベー達に触られた後、ちょっと笑ってしまったみっちー。そして、歌詞がはちゃめちゃに(笑)。一部修復不能になり、「OK OK 僕みっちー」で繋げる(笑)。間奏の口付けタイムでは、ベイベーの腕をかじった。大胆な行動である。

「月下美人」が終わり、手を振りながら、メンバー退場。

そして、電光掲示板の登場。この時トイレに立ったので、全文は見ていないが戻った時には、笑いが起きていた。相変わらず面白いネタが登場していたようである。この電光掲示板、文面や色の使い方が上手く、適宜笑いを発生させる。毎回、考えるところが凄い。


3.愛と哲学の小部屋

「及川教授の総回診です」で、白衣姿のみっちー登場。今回は、部下を引き連れ、本当に総回診状態。遠目でよくわからなかったが、チェホフ・ダンドリーキチンズメンバーで構成されていた(スタッフもプラスされているような人数)。一同は、ステージ下手から上手に移動。ナース姿もある(ナースは理枝ちゃんではないと思う)。上手のステージ袖に一同が消えると、みっちーだけが上手からステージに戻り、「白い挙動不審です」と自己紹介。オドオドとした挙動不審な動きを見せる。この動きがかなり面白く、場内爆笑。今回の名前は、「サイセン コロウ」。皆に、「コロウちゃん」と呼ばせる。最初は、「みっちー!」と呼ぶテンションで客席が応じたので、ダメ出しが。「色っぽく」という要求に合わせると、場内に響く声も違う。この一体感、毎度感心してしまう(自分もその中にいるが)。

ここでのトークも楽しく、笑いを巻き起こす。映画「キャシャーン」の紀里谷監督と、みっちーパパの誕生日が一緒という事を、今日の舞台挨拶の楽屋で知った(本日は、映画の初日で、舞台挨拶にみっちーは言った)と進める。会った時から、同じ波動を感じていたらしく(監督に対して)、パパと誕生日が一緒というので、納得したとか。みっちーは、「キリキリ(監督のこと)は、ハートは燃えているけど、目は涼しげで、そういうのも僕と似てるよね」と言う。相変わらず、思い付きでのトーク展開。2F最後列へは、「高いところから見下ろしてコノヤロー(笑)」と言いつつ、そんな皆の為に、眉毛を濃く描いたと、自慢気に言う。また、男子が増えていることも喜び、「アニキー!」と呼ばせていた。

電光掲示板の「愛と哲学の」の表示が早かったため、やり直しをして、いざ本題へ。今回も、4つに答えた(今ツアーは、4問程度を目安にしているのかもしれない)。

最初は、意表をついた内容。「ストーカーに困っています」という始まりの文面。ここで、「ストーカーにあったことある人」と、観客にみっちーが質問。「家の中を覗いたり、車庫の屋根に登ったり、家の中に入ってこようとします」と文面は続く。「大変だな…」と雰囲気が流れ始めた頃、「でも、可愛いのでしかれない」という文面が。「?」と思っていると、「そう、それは猫ちゃんなんです」と続いた。「どうしたらいいでしょう?」という締めだったが、みっちーは「知りません(笑)」と、用紙を床に放った(笑)。見事なオチに、場内からも笑いが。みっちーは、床に放った用紙を拾い、チェホフに渡してから、ストーカーのことも含め、まじめトークを展開。

「30歳になってから、不安にかられることがあります。みっちーはありますか」に対しては、「30台だからとか、そういう年齢は関係ないと思う。結局は、自分の努力しかなく、幸せになりたければ、がんばるしかない」というようなことを、コメントしていた。

「彼氏が忙しくてなかなか会えません」に対しては、「男の子は、やっぱりこういう時期がある。そんなときに、『私と仕事どっちが大事なの?』と訊いたらダメですよ。これだけで、愛が20%は減少しちゃうから」と回答。

「移動中の新幹線では何してる?」に対しては、大抵はアンケート読んでいると回答。「僕は、演出家でありプロデューサーだし。水面下で足をばたばたさせている白鳥みたいに、努力してるの。最近のミュージシャンは、そういうのをおおっぴらに言っていたりするけどね。僕はあまり好きじゃないのね。ちなみに、このバニーちゃん。僕のデザインで、花子ちゃん(ステージ上手側)と良子ちゃん(ステージ下手側)」と、話していた。


4.アンコール

愛哲終了後、メンバー登場。全員白衣での登場。メンバーに少しインタビューをするみっちー。龍ちゃんは、産婦人科教授で、師匠は泌尿器科らしい(笑)。どうやら、全員白衣での演奏のようだ。

「酔いしれて酔いしれて有楽町の夜」と始めた、「アマン」の前振り。歌詞カード係の理枝ちゃんやチェホフも白衣。女性陣は、白サテン地のミニスカナース姿。この姿に、場内から歓声。理枝ちゃん、エロくて非常に良い。白衣姿での、「アマン」。歌詞間違えて、「間違えちゃった」というみっちーの姿も有った(歌詞が掲示されるため、間違えがばればれ)。また、間奏時に「間奏20秒」と表示され(浦安・神奈川ではなかった)、一ちゃんがSAXソロで客席に背中を見せると、そこには、「エンカの花道」と黒ビニールテープで文字が書かれていた(笑)。

「今夜桃色クラブで。」につながる「ジャーン」の部分で、みっちーは白衣とネクタイを脱ぎ去る(今までもそう)。ただし、ダンドリーキチンズメンバーは、脱ぐ時間が無いため、白衣姿のまま。エロナース姿(勝手に命名)で、理枝ちゃんがこれを歌うのは、非常によろしい。合い過ぎだ。

「S.D.R」のダンスは、「注射しちゃうぞ 注射しちゃうぞ お熱測って 回してポー」。「注射しちゃうぞ」では、注射を刺す仕草を左右で行い、「お熱を」で片腕を上げ、脇の下にもう片方の手を挟み、腕を下げる仕草(説明がしにくい…)。ちなみに、エロトマニアが、2名増加で4人体制。さすがに東京だからだろうか?人数増加出来るのは。「S.D.R」の後は、みっちーだけではなく、全員ステージを去った(浦安・神奈川では、みっちーだけが去っていた)。みっちーは、「もう飲みたい!」と言い放って退場。

衣装を代えて、メンバー再登場。みっちーは、ゆっくりとした口調で、締めのトークを展開し、「君の中へ」、「バラ色の人生」と続けた。

中央にメンバーが会し、最後のメンバー紹介。そして、皆で深くお辞儀。みっちーは、客席の拍手を止めて、生声で「ありがとう」と口にする。みっちーのみがステージに残り、他メンバーは大きな拍手に包まれて手を大きく振りながら、退場。

ステージに1人になったみっちーは、客席を3パーツに分け、「意気地なし」が流れる中、1箇所ずつに深くお辞儀をする。場内の拍手は鳴り止まない。最後に中央で深くお辞儀をすると、SEに合わせ、歌ったみっちー。ほんの少しだけだったが、嬉しかった。そしてチェホフが登場し、今日の公演に幕を閉じた。


5.さいごに

過去2個所と大きくは変わっていないが、所々変化していたフォーラム公演。この会場公演は、昔から席運が無い。本会場の?落とし公演で、スタレビのライブに行った時からだから、かなりの年季での席運のなさ。30列より前に行ったことがないという、どうにも相性の悪い会場である。

とはいえ、みっちーのライブは遠い席から見ていても、とても楽しく、ステージとの距離をあまり感じさせない(物理的には遠いが)。それを改めて実感できる。

本文に記載しなかったが、全員でみっちーに投げキッスもした。多分、愛哲の時だったような気もするが、その辺の記憶が定かではない。みっちーは、「僕から投げキッスしてるけど、たまには皆で僕に投げキッスして」という流れになり、全員で揃っての投げキッス。投げキッスを受けたみっちーは、ヘロヘロ〜〜と「溶けちゃう」と言いながら、溶けてみせた。

理枝ちゃんの、ナース姿には参った。本当に、似合いすぎ。サテン地というのが、エロさに拍車をかける。

明日も、ここでみっちー。本当に、楽しみだ。