及川光博ワンマンショー「不純異性交遊」 
ゲネプロ公演
at 浦安市文化会館  on 2004.3.10

〜ビバ胸!キュン!!ツアースタート〜〜

<セットリスト>メンバー
M1:邪念オーバードライブ
M2:求めすぎてる?僕 
M3:ワルイコトシタイ 
M4:忘れてしまいたい 
M5:きれいな嘘 
M6:SEXの意味・意味のないSEX
M7:フィアンセになりたい
M8:ズキズキ 
M9:初愛  
M10:恋ノヒゲキ 
M11:ミス・アバンチュール 
M12:CRAZY A GO GO!! 
M13:月下美人 

EC1:アマン(デュエット大会) 
EC2:今夜、桃色クラブで。 
EC3:S.D.R 
EC4:君の中へ 
EC5:バラ色の人生 
<バックバンド 「ダンドリーキチンズ」>

Key:吉村龍太 
G:田代衛 
Dr:阿部薫 
B:宗秀治 
Cho:伊藤理枝 
Sax:山本ハジメ
 

始まり:19:10 本編終了:20:40 全終了:21:45


1.はじめに

待ちに待った、みっちーのツアーが始まった。今回のゲネプロ公演は、FC先行チケットで抽選に漏れたため、行くのを止めようと思っていた。一般発売から1週間経った後、eチケットのHPを見ると、残1枚とある。発売から1週間経ているのに、1枚だけ残っている。これは行くしかないか?と思い、最後の1枚を購入した。本当は行かないつもりだったが、やはり本心は行きたかったのである。何せ、「これは私のために残っている1枚なのね」とまで、思ってしまった位だ。残っている席は、1番後ろであるが、小さな会場なので、既に席がわかっている東京国際フォーラム公演よりも、数倍良い。こうして、当日を楽しみに待った。

公演当日、棚からボタ餅式に、良席がめぐった。体調不良で行けなくなった友人の代わりに、4列目の席に座ることとなったのだ。本当に、幸運舞い降りるという状況。友人と、浦安駅で待ち合わせし、会館へ向う。場内に入って驚いたのは、思っていたよりもかなり良い席であったということ。さらに、心ワクワク状態に陥る。

開演までの時間は、80年代のヒット曲がセレクトされており、BGMとして場内に流れていた。この曲のセレクションも、みっちー本人によるものと思われる。懐かしいアイドル楽曲等が多数流れ、「これ、誰の歌だっけ?タイトルなんだっけ?」という会話も弾む。まあ、若者には、きっとわからないのだろうが、こういう時、世代が同じで良かったと思う。19:00を回ると、みっちーの「ビトゥイーン・ザ・シーツ」が流れ、客席が、少し暗くなった。


2.本編

「ビトゥイーン・ザ・シーツ」が終わり、客電が完全に落ちると、暗い場内にみっちーの声が響き渡った。客電が完全に落ちた時点で、客席からは歓声が上がり、席を立ち、みっちーを待つ。ちなみに私は、オープニングがどういう状況なのかわからないので(バラードかもしれないし)、イントロが聞こえてから判断しようと考えていたため、座っていた。

みっちーの声は、ラジオのDJ風である。この時、「詩」とは思わなかったが、みっちーの後の解説により、「詩」ということが判明。みっちーが嫌いな、「みたいな」という言葉が多数入っている。10代の言葉に合わせた内容なのだろうか。詩のラストは、「で、今夜は君はどうする?僕はしたいよ。君とオーバードライブ」となり、1曲目のイントロがかかる。

「邪念オーバードライブ」が1曲目というのは、全然想定していなかった。このイントロに合わせて、場内の歓声も響き渡る。初めての、生お披露目楽曲だ。ステージ前面には、スクリーンがあり、ステージ上での模様を影絵で写す。この絵を見ると、ダンサー付の模様だ。1コーラス歌った後だったろうか、スクリーンが上がったのは。スクリーンが上がると、豪華な電飾セットが目に飛び込む。まるで、ショーパブの様だ。バニーガールの電飾が左右にあり、正面には「Ride On Time」という文字の電飾。

ステージには、光沢ショッキングピンクのスーツに、身を包んだみっちー。そして、ピンクと黒の衣装を身にまとった、バンドメンバー。コーラスの理枝ちゃんが、何せかわいい。ベビードールのような衣装である。スクリーンが上がって気付いたのは、キーボードが、龍ちゃんになっていたこと(てっきり今回も、真里さんだと思っていたので少々驚き)。ギターも、去年末と違うと思った(理枝ちゃんのバンドで前に一緒にやっていた人)。

4曲目までノンストップで続ける。どの曲も、イントロで大歓声が起きる。既に、大きな盛り上がりを見せている場内。そして本当に楽しそうな、みっちー。4曲続けてのオープニングは、みっちーにとっては異例ではないかと思う。「求めすぎてる?僕」が、最初の方に有るのも珍しい印象。こんなに始めの方で、お尻を触らせるのも珍しい。

「ワルイコトシタイ」の後は、トークだろうと思っていただけに、「忘れてしまいたい」のイントロが聞こえ、驚いた。「忘れてしまいたい」は、久し振りの生登場。自分のレポートを振り返ると、2001年から〜2002年に掛けてのカウントダウンライブで、演奏されて以来のようだ(多分)。久し振りだったせいか、お決まりの手拍子が揃わない客席。それに対してみっちーが、「久し振りだもんね。」と口にしていた。最後のサビでは、「お酒の呑みすぎにどうか気を付けて」とか、「僕のエンジェルはちょっと酒乱気味」と歌っていた(笑)。「車で海辺までドライブ♪」の時、以前やっていたハンドルを握る仕草が見られなくて、少し残念。かわいかったのに(笑)。

4曲終わって、最初のトーク。「ただいま〜!」の声から始まる。汗をふき取ったみっちーの笑顔に、「おかえり」と答える客席。みっちーにとって、ワンマンショーで、ベイべー&男子に会うことは、家に戻って来たという感覚と似ているものなのだろうか。「ただいま」という言葉が、自然に出てきているので、なんとなく、そう考えてしまう。みっちーは、本当に楽しそうにトークを展開。メンバー紹介前に、チェホフに「時間平気?何分しゃべってんだ?」と、確認する位、長くおしゃべりしていた。

ゲネプロ公演は、基本的に、チケットを広く一般販売していないので、FC会員が多い客層になる。そんなお客さんに対して、みっちーはこういった。「ラー油で例えるなら、沈殿物」と。なぜ、ラー油なの?と思わずにいられなかったが、みっちーからすれば、「それだけ濃い人たちがここに集まっている」ということなのだろう。言わんとすることはわかるが、「なぜ、ラー油」。

いつものように、皆で「みっちー!」と呼ぶと、「異議あり!」と、ドラマ「白い巨塔」のみっちー役、国平弁護士風に応えたので、場内が沸く。「異議ありってね(呼ばれて、「異議あり」ってどうなのよという意味)。言ってみたかったの」と、自分突込みを行い、再度みっちーコール。「裁判ぴょ−」と、口にしたみっちー。本当は、「裁判長」と言いたかったのだろうが、舌がうまく回らなかったらしい(笑)。そういうところに、いちいち突っ込みを入れる客席も、相変わらずといえば、相変わらずだ。

笑顔でトーク展開をするみっちーは、男子の声に、「男子と不純異性交遊?ヤオイ系?」と口にする。わかる人にはわかる、わからない人にはわからない言葉だなと思ってしまった。「で、ヤオイといえば」ということで、「白い巨塔」での共演者との話を展開する。撮影のスタジオが、渋谷にあるそうだが、昼食は、そのまま皆外に出て食べたりしていたそうだ。しかも、「そうだね、スーツだし、サラリーマンに混ざってわかんないよね」と思いながら、普通に外に出たという。その結果は、普通に気付かれたということ(当たり前)。伊藤英明氏との話をしたみっちーは、お昼時に、ラーメン屋に並んで待ったとも話していた(笑)。この後のネタは、「誰にも言っちゃダメだよ」ということなので、書けないが、本当に、仲良しなのだなと思ってしまう内容。

みっちーのテンションは下がることなく、相変わらず思いつくことを喋り捲る。タイガーマスクのエンディングテーマを少し歌ってみたりしつつも、今回のツアー話も忘れず組み込む。笑ってしまうのは、「ツアーが始まりました。終わりの頃には、今より痩せているでしょう」とか、「今の気になることは、髪の毛の長さが中途半端なこと」と、言ってしまうこと。やはり、巨塔ネタは話したいらしく、クランクアップしたのは、おとといだったということも話していた。また、バレンタインデーは、過去最低記録のチョコレート数だったらしい(笑)。散々おしゃべりした後、ようやく、メンバー紹介。

まずは、バンド名を紹介。今回は、「ダンドリーキチンズ」。Keyの龍ちゃんがバンマスに戻ってきて、段取りがきっちり行われているところからの命名だとか。勿論、「タンドリーチキン」をもじっているのは言うまでない(ここまで、みっちーは説明していた(笑))。メンバーの衣装は、ピンクと黒で統一したという。
龍ちゃんが、手を上げて、「久し振り!」とやった仕草に、「かわいい(怒)」と嫉妬心(敵対心?)をみせるみっちーが、これまたかわいい(笑)。ベースの宗さんが、お客さんから見えないと言われ、「いってあげて」とみっちーが言うと、「見える?」と言い、爆笑を誘った。本当は、見える位置まで行ってあげてという意味なのだが(笑)。ちなみに、メンバー紹介時には、ステージにある電光掲示板を用いて、メンバー名を流していた。

この後、3曲続けての演奏。作詞のイメージから、つながりがあると思われる展開。「フィアンセになりたい」では、客席の歓声も大きかった。Aメロ部分がアレンジされていたと思う。イントロ後の音の印象が、違った。「フィアンセ〜」の後奏で、みっちーはステージを去る。

演奏が終わると、「ご着席下さい」とみっちーの声でのアナウンス。と、同時に電光掲示板にも同様の文字が流れる。続いて、「恋愛アンケートを開始します」というアナウンス(声は、みっちー)。いくつかの設問が登場。みっちーの声と、電光掲示板による掲示。おそらく、次の楽曲に合わせた流れなのだろう(ということを考える自分は、ある意味客観的過ぎなのか)。勿論、このアンケートは心の中で、回答するもの。最後の設問に、みっちーが言いたいことが含まれていた。「最後の質問です。あなたは、純粋ですか」と。

この最後の質問につながるように、「ズキズキ」。先ほどの派手な衣装を一新し、薄いピンクのシャツと黒のパンツ姿のみっちーが、しっとりと歌う。以前生で聴いた時よりも、歌がしっかりしていて、安心して聴ける。感情の込め方は、本当に上手いと思う。この後もバラードで、新曲「初愛」。この曲を聴くのは、2度目。やはり、カウントダウンでのオールスタンディングで聴くのとは、印象が違う。落ち着いて聴ける今回の方が、より良い曲だと感じた。

この後も、同じく新曲の「恋ノヒゲキ」。バラード3曲続けるか?と思っていたが、ポップな曲に展開。今回で聴くのは3度目だが、やはりかわいい曲。振り付けもかわいく、バラードの時とは全く違う雰囲気に変わる場内。こういう雰囲気展開は、客席も含めて、うまいと思う。それだけ、一体感があるということなのかもしれない。ここからは、アップテンポナンバーでの盛り上がり。4曲一気に展開する。

「ミス・アバンチュール」では、「ウィンクして」と言っていたみっちー。ウィンクしなかった私をまんまと発見したみっちーは、「ウィンクして無いじゃん」と指摘する。そこまで言われりゃと思い、ウィンクしたところ、微笑まれた。そして、隣の友人に笑われた。まあ、私に言ったわけではないかもしれないが、そういうことにしておいてほしい(笑)。でも、絶対に目は合っていた(はず)。しかも、この曲では、最前男子を選んで、口付けをしていた。

「月下美人」は、今回の公演で、唯一みっちーがギターを持った曲。こういうのも珍しいかもしれない。最後にみっちーはピックを投げたが、獲得ならず。同じ列には落ちたが、残念(そんなに遠い場所に落ちていなかった)。みっちーのピックは、放出量が少ないので、かなり貴重。いつかは欲しいものだ。

メンバーがステージを去ると、電光掲示板に、「一部終了。約5分間の休憩です」と流れた。また、この休憩中には、「みっちー最新ニュース」等が織り込まれ、いつもと違う合間。内容に時折笑いが起きる、場内。最新アルバム発売情報もあったが、「5月末」か「6月」に発売されるらしい。アルバムタイトルは、「ヒカリモノ」。こうしている間に、休憩時間はあっと間に終わる。


3.愛と哲学の小部屋

ドラマ「白い巨塔」のオープニング、「財前教授の総回診です」を再現。ドラマのオープニングテーマが流れ、大歓声が響く場内。曲に合わせて、白衣とメガネ姿のみっちーが登場。メガネは、「白い巨塔」で使っていた本物。記念に貰ったとか。ヘアースタイルは、オールバック。そして、勿論ネクタイもしている。白衣の下に見える衣装は、派手な衣装。みっちーの白衣とメガネは、たまらない。似合うのだな、これが。「及川教授の総回診です」のアナウンスで登場したみっちーだが、定位置に着くと、「総回診なのに1人かよっ!」と自分突っ込み。今回のキャラクター名は、「及川シロウ」らしい。「皆で、黒木瞳さんが『五郎ちゃん』(ドラマ「白い巨塔」のこと)と呼んでいるように、『んふっ。シロウさん(はあと)』って呼んで」とリクエスト。「んふっ」はやはり、色っぽくらしい。勿論、このリクエストに、べいべー達は応えた。
巨塔ネタは勿論のこと、「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出演した時の話をした。「いいとも」の時に、「若輩者ですから」って言った時点で、「変わったなぁ自分」って思ったということを話していたが、そういうことを話す自体、「変わってないか(笑)」とも言っていた。3月5日の東スポに、ちょっとしたスキャンダルネタが載っていたが、これについても話していた。が、大半がこのネタを知らず、「言わなきゃよかった」と言っていたが、「悲しいくらいに何もない」とコメントしていた。最後は、「自分が上りたい様に、上っていきたい」と締めくくっていたかと思う。

皆でタイトルコールする時、電光掲示板にタイトルが表示されていたが、表示が大分遅れたため、やり直しをした(それも、客席が掲示板を指差していて、みっちーが気付いた状態)。実際問題、公開リハに匹敵するので、それもあり(笑)。

ようやく本題に突入し、質問箱を抱えたチェホフ登場。チェホフは、今回のツアーグッズである「はっぴぃセット」をまとって登場。このセット、昔のアイドル親衛隊のはっぴと鉢巻のセットである。勿論、メンバーの衣装同様に、ピンクと黒でまとめている。

愛哲は、4つほどの質問に返答。1つ目は、20日に挙式を上げるというベイべーからのもの。みっちーは、今日が結婚式ならよかったのにねと口にするが、「今日だったらここに来れないよ」というベイべーの突っ込みに合い(私も、それを口にしていたが)、「あ、そうか(笑)」と気付き、皆でおめでとうコール。また、「そうやって、皆僕を置いていくんだ」と、ちょっとすねてみせたりもしていた。彼女の質問は、写真を撮られるときに、目をつぶらずに済む方法を教えてというものだった。みっちーは、「シャッターを切る時に合図があるでしょ?その合図からは、例えどんなに目が充血して涙が出ようとも、絶対に目を閉じない。それだけです」と答えた(笑)。また、「はいチーズ」の後、一呼吸おいてシャッターを切るのが普通なので、いったん目をそらして、ポーズを決めるとも。
その後は、友人の親が亡くなり、その友人がそれでも笑顔でがんばっている姿を見て、自分がどうしなければいけないと思ったということを綴った内容。「もう、自分で答えを出しているじゃない。僕は何も言う事は無い。幸せになるには、強くならなくてはならない。はっきり言って、人生なんて辛い事ばかりだし、我慢する事だらけ。だから、強くならなければならない」というようなことを言っていた。
中学を卒業する息子を持つベイべーの内容。「年頃の息子なのに、女の子に興味がないみたいで、男子校に行きます。母として、どうすればいいのでしょう」というもの。「『ペンフレンド』でも聴いてもらって、そっと見守っているのがいいんじゃないかなぁ。人生は厳しいということは10代には言わなくていいと思う。今を十分に楽しんで欲しい」と言っていたと思う。
後1つは、「映画『キャシャーン』の予告を見ました。凄く楽しみです」というような内容で、この映画について、みっちーがコメントをしていた。
今回の愛哲は、間延びせず、いい配分で進んでいたと思う。


4.アンコール

愛哲の締めコールの後、メンバー再登場。アンコールの最初は、カウントダウンの時に、みっちーが大喜びした、「アマン」。あの時、とてもみっちーが喜んでいたので、もしかしてツアーでやるかもと予測していたが、その通りとなった。あの時と同様に、ステージ上手と下手に、歌詞カードが登場。その役目は、理枝ちゃんとチェホフ。そして、中央の電光掲示板にも歌詞が流れる。「は〜は〜は〜」は、文字で見ると間抜けなので、やはり笑える。カウントダウンでは、「は」ではなく、「あ」だったような記憶もあるが、定かではない。また、最前列ベイべーにマイクを向けた一面もあった。

この後は、王道のアンコール楽曲で、「今夜、桃色クラブで。」、「S.D.R」と続く。「桃色」では、「Bカップベイベ」の歌詞の後の間奏で、「寄せて 上げて」というポーズを取っていたみっちー(胸を寄せて上げる仕草)。

「S.D.R」のダンスは「インフルエンザ インフルエンザ おやじやってる?(暖簾を潜るしぐさ) 回して ポー」。今回は、面白振り付けで責めてきた。この時、私は単純に変な振り付けと思っただけだったが、ライブ後のインターネットでの書き込みを見ると、「不謹慎」というのが目に付いた。言われてみれば、そうだなと感じ、そこまで思わなかった自分に、少々情けなさを感じてしまった。

この曲の後、みっちーは「チャック壊れた」と言い、いったんステージを去る。ズボンのチャックが避けたようで、着替えに戻ったみっちー(後のトークで判明)。

着替えて戻って来たみっちーは、事の真相を話す。チャックが、はじけてしまったらしい。「見えた?」とみっちーが確認すると、最前列のベイべーは見えたらしい(ある意味うらやましい)。「大きくてごめんね」とみっちーは言っていた(爆)。
この最終トークで、オープニングの「詩」の話をした。ここで、あれは「詩」だったのかと判明。5月末頃に発売予定のアルバム「ヒカリモノ」に、収録する予定らしい。詩のタイトルは、「くどくど口説く男」だそうだ。みっちーの解説によれば、「結局したいだけじゃん(Hを)」という内容だけど、純粋であればそれだけでもいいと思うということだった。今回のツアーテーマは、タイトルは「不純異性交遊」であるけれど、「純粋」を訴えたいということ。「10代の頃の純粋さ」というのが、この言葉の裏にあるのかもしれない。

「君の中へ」はおまけと言っていたが、この後の公演で歌うのかどうなのか。そしてラストは、「バラ色の人生」。

演奏後は、さっとステージを去ってしまった。おそらく、時間が押していたのだろう。いつもより短めに、挨拶を済ませていたみっちー。そして、最後は、チェホフの挨拶。終演後の場内には、「意気地なし」が流れていた。


5.さいごに

正直なところ、アルバムを出す前のツアースタートで、一体どのような構成で責めてくるのか?という思いがあったが、マンネリ的でもなく、非常に楽しめる内容だった。楽曲構成は、生で聴くのが懐かしい曲がちりばめられていて、飽きない組み合わせ。また、オープニングには、ダーク色のある楽曲を一気に4曲演奏し、いきなり、「やられたな」と感じた。ステージセットも、豪華。

とにかく楽しかったというのが、正直な感想。前で見られたのも、嬉しい誤算だった。馬鹿みたいだが、惚れ直す。惚れ惚れする。本当に。人間臭い部分もあり、かっこよくもあり、芸能人であるが、芸能人ぽく無い話をするところも魅力的。

テーマ通り、まさしく、「ビバ胸キュン」。「不純異性交遊」というタイトルを最初に見た時には、単純に「Hな感じなのだろうか?」と思っていたが、みっちーの説明を聞くと、言葉1つに、色々と込めているのだなと改めて感じた。相変わらず、奥深い。

みっちーの歌が、より良くなったような気がした。声が太くなっていたような気がする。裏声の出方も、きれいになっていた。

いつもより曲数多いかもと思っていたが、数えたら、いつもとさほど変わらず。それでも、いつもより多いと感じたのだから、構成がそう思わせたのだろう。

こうやって、1公演観ると、「もっといっぱいみたい!!」という欲求が高まる。あ〜もう、神奈川楽しみよ。まあ、2Fの1番後ろだが。今回よくわからなかった、照明も堪能してみよう。そしてグッズも買うつもり。パンフレットははずせない・・・。 ちなみに今回のワンマンショーは、なんでもありらしい。バラードさえおとなしくしていてくれたら、なんでもいいということ。キラキラ棒も復活だった(でも、キラキラ棒で遊んではくれない)。