及川光博 ディナーショー 
「赤坂のプリンス」 
at 赤坂プリンスホテル クリスタルパレス  
on 2003年12月20日

〜みっちー初のディナーショー〜

<セットリスト>メンバー
M1:不真面目な女神 
M2:恋の悲劇(新曲) 
M3:SNOW KISS 
M4:君の中へ 
M5:アマン 
M6:若さのカタルシス 
M7:きれいな嘘 
M8:名器 
M9:S.D.R  
EC1:天使のうた 
EC2:バラ色の人生 
<バックバンド「赤坂見附ス」>
+<ストリングスチーム(弦楽4重)>

G:ミヤワキテツヤ(漢字知らない) 
Key:佐々木真里 
Dr:阿部薫
B:宗秀治 
Sax:山本ハジメ(漢字知らない) 
Cho:伊藤理枝

<ゲスト> 渚よう子  


1.はじめに

みっちーの初のディナーショー。かねてから、ディナーショー似合いそうだからやらないかなぁと思っていたので、このお知らせを貰ったときは、「是非行きたい」と思った。行きたいと思っても、参加できるかどうかは、別問題。2日公演ではあるものの、各公演とも、500人ちょっとの定員。土曜日と日曜日、どちらで申し込むのが良いのか?などと考えながら、初日公演に申し込んだ。やはり日曜日よりも、土曜日のほうが翌日会社でない分、気が楽。みっちーチケットの当選率があまり高くない私であるが、今回は、無事当選。

せっかくのディナーショーなので、あまり着る機会のない着物を着ることに決めた。こんな時にしか着られないし。ということで、ホテルに着付けの手配もし、当日を迎えた。

さて、当日。席は、受付して初めてわかる。H−12番。座席を見ると、真中より後ろ。とはいっても、会場が大きいわけではないので、ここでもステージは割と見える。同じテーブルの方々は、みんなピン参加だったので、お話もしやすく、正直ほっとした。ちなみに、1テーブル、4人であった。

食事時間は、18:00〜19:00まで。ブッフェスタイルなので、各自、好きな物を取りに行く方式。座席間が狭いので、お客さんが埋まりだすと移動しにくいというのがあったが、お料理はおいしかったので良しとしよう。メニューは、和洋中あり、デザートもおいしかった。

先に構成について触れると、基本的には、いつものワンマンショーとは変わらない(ということは、いつもがディナーショーのようなもの)。ただし、ディナーショーならではの企画がちりばめられており、かなりおいしい内容であったことは、間違えない。また、「愛と哲学の小部屋」は、早い段階で行われ、しかもあっさりと終了していた。


2.本編

19:00を少し過ぎて、ショーのスタートが色濃くなった場内。ステージには、もともと楽器がセッティングされていたのだが、ステージにも、もうすぐだぞという感じが漂っていた(ように感じた)。 「JOYFUL2」が流れ、まずは、メンバー登場。1曲目の「不真面目な女神」のイントロに合わせてみっちー登場。勿論、場内大歓声。でもここは、ホテル。みんな、お行儀よく着席。誰かしら立つお客さんがいるのでは?と思っていたが、見事に全員着席スタイルだった。

1曲歌うと笑顔でみっちーがトークを展開。「みんな、落ち着いてるね。僕の予想では、総立ちで、『まあまあ落ち着いて』って言うつもりだったんだけど」とみっちーの予想を覆した、客席の状態だったらしい(笑)。ハイテンションのみっちーは、無理やりといっても過言ではないが、クリスマスにかこつける。「今日は、イブイブイブイブイブですね」と指折り数えての確認。「は〜い、メリークリスマス!」の後に、お客さんたちにも「イブ×5」をやってもらう。

クリスマスプレゼントと称して、2曲目にいきなり、新曲披露。タイトルは、「恋の悲劇」。この曲から、ストリングスチーム(弦楽4重)登場。イントロが、クラシックな印象をもったゴージャスな音。「おっ」と思っていると、イントロとは印象の違う、ポップでキャッチーな曲だった。覚えやすい曲調で、かわいくもあり、割と好きな曲。ドラマ「マンハッタンラブストーリー」でみっちーがやっていた役の、ベッシーが踊っていた振り付けをしていて、場内から大歓声。しかも、赤羽ちゃん(キョンキョンがやっていた役名)の「てへっ」も入れていて、かわいさ満点。「Step by step」というフレーズがあるが、どこかで聴いたことのあるフレーズ。洋楽だと思うが。全体的に、「ベッシーの曲」という印象。

こうして、いきなり客席の心ををわしづかみにするような始まり。みっちーもご機嫌で、「自然に笑顔になっちゃうね〜」と言っていた。ここでのトークも、かなりのご機嫌モード。「久しぶりだよね、5月以来だよね。こんなに待たせたんだもん。浮気も仕方ないさ。相変わらず、珍しい生き物?」とトークを展開する。客席から、「かっこいい!」と言われると、「それがさ〜最近そうでもないみたいね。若い子がね。塚本君とかさ。まあ、大人には大人の魅力があるということで」と、最近の若者にちょっとライバル心があるのだろうかと思わせる発言(笑)。ドラマ「マンハッタンラブストーリー」の話も展開。この時、真里さんが、マンハッタンの主題歌を奏でてくれていた。これに合わせて、みっちーが歌い出すが、本当に頭のみ。「歌詞覚えてないも〜ん」とみっちー。最近、街中で、「ベッシー」と声をかけられることも有るとか。「ドラマのラストに納得行っている?」とみっちーがきくと、挙手ゼロ。「ベッシーとエモやん。ありえな〜い。今風に言うと、『ない ありえ〜』」とみっちー。この「ないありえ」に、一瞬間を持ってしまった客席。「え?はやらせようと思ったのになぁ」とつぶやくみっちーが面白かった。ちなみに、この時は「どうだろう」と思っていたが、今これを書いている時点では、「まあ、いいかも」と思っている、私がいる(ダメかな)。そういえば、最近は、「彼氏が出来た、結婚しました」報告手紙やメールが増えたとも話していた(ちょっと悔しいらしい)。これだけ話をした後に、ようやく、メンバー紹介。チェホフに、「ここまで話しすぎ?時間オーバー?ごめんね」と言っていたみっちーが、これまたかわいいの。

さて、メンバーであるが、新メンバー2名。戻ったメンバー1名。バンド名は、考えていなかったらしく、その場で少し考えて名付けられたのが、「赤坂見附ス」。ドラムの、阿部師匠に相変わらずネタを振ったが、師匠は考えていなかった模様で、「もう、ネタ振るからよろしくねっていったのに」とみっちーに突っ込まれていた(笑)。理枝ちゃんは、昨日は、田原俊彦氏のディナーショーで大阪にいたらしく、稼ぎシーズンだとか。「たのきんから俊ちゃん」と理枝ちゃんは言っていたが、「たのきんって…いつの時代よ」と同年代だからこそわかるが、心の中で突っ込みを入れてしまった。ストリングスチームメンバー紹介は、なぜかこの時、行わなかった。

「SNOW KISS」、 「君の中へ」と続けての演奏。ストリングスのポイントが高く、いつもと違う雰囲気に仕上がる。やはり、弦楽の音は、高貴な印象になる。ちなみに、「SNOW KISS」は、メニューに選ばれそうな気はしていた。

この後は、「愛と哲学の小部屋」。唐突に、いつもの掛け合い。みんなで、「みっちー」と言うのも、ここで行った。なぜここで行ったかといえば、「久しぶりだから、忘れてた」という理由。「忙しいというのは、心を亡くすと書きます」ということも話していたが、なぜこの台詞が出てきたのかは、全然覚えてない。

愛哲は多分、3つ位だと思う。1つ目は、「結婚しました」という話で、「結婚したらみっちーは変わると思いますか?」という質問だったと思う。みっちーは、「ほ〜らね。さっきの通りだよ(先程のMCでのこと)。経験していないからわからないけれど、自分の時間を今のまま確保するのは難しいと思う。ファンがいなければダメだし、結婚するなら僕のファンだな。リップサービスじゃなくて、僕をわかってくれる人」という誤解を招くようなことを言っていた。まあ、普通に考えれば、理解者という意味合いなので普通に受け取る分には何の問題もないが、勘違いする人がいないともいえないところが、微妙(苦笑)。

この後は、中座したのでわからないが、戻ってきた時は、「イボリー(マンハッタンラブストーリーの登場人物)いいよね」というネタだった。

この後、ゲストを迎えるという話し。ここで客席から、「イボリー?」という声があったようで、「え?イボリーじゃないよ」と笑って返答。ゲストは、渚よう子さん。東馬健とデュエットしていた、歌謡曲の女王である。「アマン」のイントロとともに、妖艶によう子さん登場。2人で醸し出す雰囲気は、場末のキャバレーのようで、しかも妖艶。みっちーの表情が今までと違い、ためて歌う所が、ポイントで、思わず笑えてしまった(ごめんね、みっちー)。また、場末キャバレーでの歌謡曲という雰囲気は歌だけでなく、バック演奏がより盛り立ててもいた。よう子さんは、この1曲だけで、ステージを後にする。ちなみに、東馬健のCDは初登場6位だったらしい。

この後は、「若さのカタルシス」。エッチな腰つきは、ほとんどなかったが、その代わりに、客席に降りたみっちー。大歓声が沸き起こるが、ここは大人である。特に、もみくちゃになるということもなく、みっちーの動きに目を合わせる客席といったところか。

この後もMC(やはり、トークは多いね)。「やっぱり生だね〜」と、やはり、嬉しい気分がふんだんに入った言葉。ここで、スペシャル企画発表。なんと、ワインをみっちーに注いでもらえるというスペシャルな企画。勿論、抽選であるが、席単位。当たり席までみっちーが行き、その席全員にワインを注ぐというもの。この企画に、場内大歓声。抽選は、アルファベットの箱と数字の箱から1つずつみっちーが引く。この時、「アルファベット、皆わかる?A、B、C…って方ね」と解説(そんなの、わかってるって)。当たったのは、「I−9」。「頭のいい席だね。IQ」と、みっちー(やはり駄洒落好き)。
みっちーが当たり席に向かう時は、「水戸黄門のテーマ」がBGM。みっちーが客席を練り歩くと、やはり大歓声。しかも、ワインを注ぐ時もこれ。なぜ、これ?席に到着したら、ベイベーのひざの上に、みっちーが座る。かなり、おいしい思いをしたベイベーが1名。羨ましすぎる。そして、1人ずつに、赤と白の要望を聞き、グラスに注ぐ。「は〜い、一気一気!」と陽気に音頭を取るみっちーも、そこにはいた(笑)。
ステージに戻る際には、「メンバーの中でファンは誰?」とベイベーに聞くと、「りえねーさん」という返答だったが、「阿部薫師匠ですね!」と半ば強引のみっちー。この後も数人に同様の質問をすると、この流れを皆汲んでか、「師匠です」と回答。このチームワークは一体何?

そして、「そろそろ踊りたくない?」というみっちーの言葉で、お客さんたちが席を立ち、師匠のカウントが入る。聞こえてきたのは、「きれいな嘘」。まさか、着物を着て踊るとも思わなかったが、ホテルでも踊ろうと考えるところが、やはりみっちー。

「名器」はまさかの選曲だった。ディナーショーなのに、これを選ぶのかと、少々思ったが、これもやはりみっちーならではかもしれない。

「S.D.R」のダンスレクチャーは、ベッシー先生。「待ちぼうけ 待ちぼうけ あんたが大将 回して ポー」だった。待ちぼうけは、お尻の後ろで手を組むポーズ。このポーズがやけにかわいい。後奏のサックスパートでは、みっちーが客席へ。中央部を走り抜け、客席間が短い間を入り、なんと、1列前の席にみっちーが!!勿論、周辺は大歓声。それでもみんな、大人である。群がることはしない。みっちーは、いすの上に立ったりと、サービス満点。ほんと、この席でよかった。前じゃなくても、おいしかった。周辺は大興奮状態だったのは、言うまでもない。


3.アンコール

アンコールは、2曲。「天使のうた」でみっちーが登場。ラストは、「バラ色の人生」。ラストの曲は、大方予想通り。最後に、再度メンバー紹介。ストリングスチームの紹介は、この時だけだった。そして、ラストのお楽しみ企画の発表もあった。この発表に場内騒然。

お楽しみ企画は、みっちーから、1人ずつ直接、クリスマスカードを手渡してもらえるという。もう、本当に嬉しい。準備が整うまで、少しだけ待ったが、この間はみんな、化粧直しタイム(笑)。テーブル毎に呼ばれての退場。出口には、サンタ帽子をかぶったみっちー。その隣には、カードをみっちーに渡す、チェホフ。

握手はないが、みっちーが「メリークリスマス!どうもありがとう」と言葉をかけながらカードを渡してくれる。これだけでも来てよかった。ちなみに、「素敵です」と私が声をかけたら、なぜか噴出して笑われた。むむ、これはなぜ?と思ったら、ちょうど私の前だった、同テーブルのベイベーも同じことを言っていたらしい。ダブルで同じ言葉が来たから、みっちーは面白かったのだろうか。それとも何か意味あるのか?!こうして、みっちーの初ディナーショーは終わった。


4.ちょっと感想

本当に、楽しかった。ファンサービスが、嬉しい。本当に、ファンと過ごすのが好きなんだなと思った。トークでも、「少しでも一緒にいたい」と言っていた。なんにしても、やっぱり楽しかった。

ディナーショーならではの生ストリングスも、良かった。ほとんどの曲に、ストリングスが使われており、今回は、サックスも有り、バンド構成は豪華だった。キーボードの真里さんのタキシード姿は男前だったし。理枝ちゃんはミニスカサンタかなと思ったが、コスプレなしで少々残念。1人だったが、行ってよかった。本当に。着物で踊ることは、めったにないだろう。ちなみに、着物のお客さんも多くはないが、思った以上にいた。

2時間程のショータイムだったが、これでも普通より、少しは長いと思う。これ考えると、3時間もやったスタレビは、やはり、凄いということも改めて実感した。やっぱり、生みっちーはいいなぁ。


これが貰ったクリスマスカード 























こそっと掲載。着物姿