<セットリスト> ※便宜上、1部、2部として分けた。 |
☆1部(18:10〜18:55) |
M1:フィアンセになりたい M2:Crazy A Go Go!! M3:不真面目な女神 M4:理想論 M5:ラヴソング M6:三日月姫 M7:抱かれたい男 |
☆2部(19:10〜19:55) |
M8:僕のゼリー M9:帝王学 M10:ロリータの罠 M11:流星 M12:モラリティ M13:月下美人 |
☆「愛と哲学の小部屋」とアンコール(19:55〜20:55) |
EC1:セルロイドの夜 EC2:サンクチュアリ EC3:死んでもいい WEC1:S.D.R WEC2:バラ色の人生 |
<バックバンド 「シャンデリアス」>
G:原田喧太 Key:佐々木真里 Dr:阿部薫
B:TOKIE Cho:伊藤理枝 Per:スティーブ衛藤
<ゲスト>
DJ:KOJI Cho:広田由佳
<ダンサー>
エロトマニア
「うたかた。」ツアーが終わった直後の、8周年記念イベント。去年の7周年イベントは、「アダルトオンリー」として渋谷ON AIR WESTで行われた。今年は、大きな会場で、沢山の人数と共にお祝い。「禁猟区〜サンクチュアリ〜」ツアーの時は、完売にならなかった本会場だが、さすがにイベント公演、見事に完売していた。ちなみに、デビューは5月29日なので、今回は去年と違い、早目の記念イベントとなる。
このタイトル、いかにもみっちーらしい。フォーラムのホール入り口に、このタイトルが書かれている紙を見た時は、「知らない人はどう思う?」とちょっと思ってしまった。開場してから、10分後位に会場に着いたが、既に長蛇の列。とはいえ、今回もeチケットで購入しているので、長蛇の列に並ばずに、すぐに入場。
入場して、グッズ売り場を見ると、限定品を目撃。大きなうちわとサイリュウムのセット(題して「光と風」)。さすがイベントだからだろうか。キラキラ棒の利用が、今回はOKのようだ。こういう時は持っていないと、なんかつまんないなぁと思い、買ってしまう(ちなみに、うちわだけだったら、買わない)。
席に着くと、まだお客さんは多くない(それでも、17:30は過ぎていた)。予想に反して、トイレもガラガラ。
17:45頃、阿部薫師匠による、注意事項アナウンスが掛かる。原稿を読みながらという雰囲気は伝わるが、師匠らしさがあり、面白かった(笑)。「あくびや、いねむりも危険です」と入れていたりして。この時も、客入りは、半分にも行っていなかった(客席内にという意味)。
開演予定の5分前(17:55頃)に、DJ:KOJI登場。やはりイベントものには必ず出る人物。開演前に、皿を回す。15分位、あっただろうか。ちなみに、この時点で、客電は、全部点灯ではなく、一部消灯で、若干暗めになっていた。
2.本編〜1部〜
客電が落ち、ステージにスクリーン登場(緞帳のよう)。この瞬間、場内に興奮の波が起き始める。スクリーンを見ながら、「なに?」と思っていると、画面に、美輪明宏さんが。全く予想もしていなかった、オープニング。美輪さんからの、8周年おめでとうコメント。みっちーを息子と呼び(舞台「毛皮のマリー」で、息子役だったため)、「みっちーは、将来芸能界をしょって立つでしょう。そんなみっちーを選んで、ここに来ているファンの皆さんは、頭が良い」とコメント。その後に、「ま、お世辞も言いすぎると良くないので」と続けていた。美輪さんは、スクリーンでも、オーラが涌き出ている。
スクリーンの幕が上がると、メンバーがスタンバイ。「禁猟区〜サンクチュアリ〜」ツアーのオープニングで掛かっていた曲(だったと思う)が掛かると、客席から歓声が上がり、ベイベー達が席を立つ。
聞こえてきたのは、「フィアンセになりたい」。みっちーのシルエットが、壇上に浮かび上がる。さすがにイベントだ。紫のサテン地の燕尾服に、大きな羽を背負っての登場。かなり、ゴージャス。この曲が1曲目というのも、予想していなかった。久し振りに、生で聴いた。2000年10月〜12月に行われた、「誰にも言っちゃダメだよ…」ツアー以来。ちなみに、羽を背負っての登場も、このツアー以来。当時の羽よりも、バージョンアップしており、見た目10kg近く有りそう。それでも、いつものように姿勢正しく歌う姿が、素晴らしい。そういえば、「誰にも…」ツアーのオープニングも、「フィアンセになりたい」だった。改めて生で聴いて、良いなと思う。みっちーの表現力・歌唱力も当時より増していることもあり、より良い感じ。
羽を背負ったまま、「Crazy A Go Go!!」。「エロトマニア」4名登場。1段高くなった壇上で、踊る(結構高さは有る)。みっちーは、端のお客さんへの挨拶も兼ねながら、ステージを移動。背中の羽が揺れる。横から見ると、蝶をイメージしたような羽だ。みっちーの華麗な身のこなしに、羽が少し遅れてついて行く。あんなに重そうな羽を背負っているにもかかわらず、綺麗な身のこなしが出来る、みっちーの凄さ。とはいえ、サビに入る頃には、羽が取れていたように思う(私は外した様に思えたが、どうやら、背中から落ちてしまったらしい。でも、その実は不明)。ステージ中央に落ちた羽を、チェホフがさっと片付ける。本当に、大きな羽だ。
2曲演奏後、トーク。「『うたかた。』ツアーも終わりました。今日は、パーティですよ。パーティ。今日は、全69曲。終了時間は、3時」とみっちーが言えば、場内大歓声(誰もが、そんなことはないと思っているとは思うけど)」。みっちーは、楽しさ一杯のようだ。勿論、「8年だよ?!」、「全員集合!」のやりとりも最初に行った。驚いたのは、何の指示も無く、みっちーが「8年だよ?!」と言った後に、客席が一斉に、「全員集合!」と手を上げながら言った事だ。例に漏れず、私もやっていたわけだが、「凄い!」と思わずにはいられなかった。これに気分を良くしたみっちーは、「チャンチャラチャッチャ♪」とドリフの場面転換曲を口ずさみながら、ステージを去ろうとする。
「もう、終わるのかよ」と1人突っ込みを入れて、ステージ中央に戻る(笑)。「みんなのパワーが凄くて、途中で羽が取れちゃったよ」とも、最初に言っていたような気がする。
こんなに広い会場でも(5000人入る)、生声で、2階の一番後ろに声を掛けた。「2階の一番後ろ聞こえる?」と。本当に凄い。一番後ろベイベー&男子も、揃って大歓声をみっちーに返す。みっちーは、声を掛けた後、クラッと来たようで、一瞬かがみこんだが、クラッと来るのは無理もないだろう。ぴあホールマップによれば、1階一番後ろまででさえ、ステージから50m以上あるのだから(2階一番後ろは、かなり遠いと思われる)。
初心者には、「今日はマニアックだけど、ついてこいよ」と説明。「心の扉をパカッと開けて」を、初心者だけにやらせるが1回目はついてこれず。でも、2回目は、無事成功。これに喜ぶみっちー。男子への呼びかけを行うと、返答が多く、「これが8年の成果だね。デビュー当時は、男子は1人もいなかった。最近、男っぽくなったんだよね。俺って言うのも増えたし(笑)」とみっちー。
笑えたのが、「最近さ、『ゲッツ!』をやる人(ダンディ坂野のこと。ちなみに、マツモトキヨシのCMで売れたらしい。そんなところも・・・)と被っているとか、似ているとか言われるんだけど。僕は、エロティックダンディだからね(笑)。君達の目は、節穴かい?今日の紫の燕尾服の衣装が、似てるけど(笑)」というみっちーのコメント。すかさず、違いを述べていた(笑)。
それから、これからの予定についても軽く振れていた。「今日が終わると、しばらく生みっちーお休み。FCツアー行く人はその後、しばらくお休みだね。今後のベガス以降の予定はまだはっきり言えないけど、映画、ドラマのオファーが一杯来ているので、検討します。もちろん新曲もね。曲作って、アルバム出して。ベガスの後は、2週間位、ゆっくりします」と話していた。
長いお喋りを経て、やっとメンバー紹介。今回は、皆から「お祝いコメント」を貰う。いつもの様に順に行うが、コメントなので、ここもいつもより長め。
喧ちゃんのコメントの後(普通にお祝い)、「ね〜。8年もね続くと思わなかった。3年位でだめになっちゃうかと思ってたもん。喧ちゃんは、何年だっけ?もう長いよね」と返す。喧ちゃんは、この道15年位らしい。みっちーは、「喧ちゃんね、最終学歴凄いんだよ。なんと!小卒!」と、暴露してしまう。
真里ねえは、「写真集の続編希望」と告げ、客席も同意。すると、「ちょっと、君達はあれ以上、僕の何が見たいわけ?」と突っ込んでいたりして、面白かった。この時、「何が?」と「ナニ」が絡んでいるなと、心の中で思ってしまった(下品で申し訳ない(笑))。
スティーブは、相変わらずの展開で、みっちーに、「ハイ次」と切られてしまった(笑)。師匠は、何だったかな。忘れてしまった。
TOKIEさんの時は、相変わらず、みっちーが「か〜わ〜い〜い(怒)(いつもよりハードに)」をやっていた。
KOJIさんの時は、長くなりそうな雰囲気を察知したみっちーは、「長くなるの?」と突っ込み。
理枝ちゃんは、下着着用不能な背中が開いたワンピだったので、「ポロリしたらごめんなさい。そんな時は、りえさん、かたっぽ出てるって言ってね」と(笑)。理枝ちゃんは、「部分かつらの頃から・・・」とみっちーについて話す(爆)。「僕のかつら疑惑の原因は、君か!」とみっちー。髪型がずっと変わらないという、理枝ちゃんの理由付けが、「かつら」らしい。ちなみに、理枝ちゃんは、みっちーを尊敬しているし、ステージが勉強になっていると言っていた。そういえば、「あ、そうそう。もし理枝ベイベーがポロリしていたら、「志村、うしろ!」の代わりに『理枝さん、ポロリ!』と教えるように」と、みっちーが、補足していた。
全員終わると、みっちーの自己紹介。最近お気に入りなのか、「ハートは因幡の白兎。ハートの教育実習生」がキャッチコピー。「いつまで喋るの?曲行って!って感じだよね(笑)」と、ノリノリテンションのみっちー。おまけに、客席に、「皆も祝って〜〜」と言う(笑)。拍手でお祝いをするが、もっと!と強要する。「なんか、強制的にやらせているみたいだね(笑)」とみっちー。そして、「やる気は?」、「マンマン!」のやり取りや、「8年だよ!」、「全員集合!」を行い、曲へ進む。
この後は、一気に5曲演奏。
「不真面目な女神」は、生で聴いた事あったような無かったような…という気持ちで聴いていた。多分、1997年の「お嬢さんを僕に下さい」ツアーで、聴いていたと思う。「禁猟区〜サンクチュアリ〜」ツアーの群馬公演では、スピーカートラブルの間繋ぎで、ア・カペラで1番だけ歌ってくれたりもしていた。考えてみると、あまり生でお目見えしない曲。ちなみに、「うたかた。」のゲネプロ公演(座間)でも、歌われていたが、途中で帰ってしまった為、聴く事が出来なかった曲。そのせいか、「久し振りの生で、嬉しいな」と思った選曲。
「理想論」では、サビ部における、理枝ちゃんと真里ねえのダブルコーラスが良かった。今までになかったコーラス。ちなみに、理枝ちゃんが上で真里ねえが下。
「ラヴソング」は、先日の「コスモアースコンシャスライブ」で歌った時と同様に、「降り積もる雪が〜」を「過ぎていく時を止めてしまうほど」と替えていた。
「三日月姫」では、ナース姿のエロトマニア。みっちーのステージで、ナース衣装を見たのは、いつ以来だろう。
「抱かれたい男」はやっと聴けた。座間のゲネプロ公演で、途中で帰ったために聴けなかったこの曲。以降、参加公演ではことごとく、この曲には当たらなかった。2番を、どうしてもこの耳で聴きたかった。1998年の「ニヒルなあんちくSHOW!」で、歌われていたが、この時はCD同様に1番だけ。どこかの会場で(確か栃木だったかと思う)、2番も歌ったというのを聞いていて、その時から、ずっと2番が気になっていた。2番は、「彼女は現役レースクィーン うかうかしてると自己破産。長いものには巻かれる僕さ しかも欲にはきりない僕さ。寝てみたい男ナンバーワンになりたい」という内容(なんか、変な歌詞)。振り付けは、かわいい。振り付けは、前と一緒だったのかどうかについては、まったくもって、覚えていない。
「さようなら〜!」と、明るい中、みっちーが退場する。残ったメンバー一瞬、「え?退場するんだ?」という雰囲気に包まれたようにも思えたが、メンバーも、順次ステージを後にした。18:55、1部終了。
メンバーがいなくなると、美輪さんのコメントが出た時と同様に、スクリーンが下りてきた。映し出されたのは、みっちーがキャプテンと呼んでいる、唐沢寿明氏。
1人だけかと思っていたら、順に、ともさかりえちゃん、吉川晃司氏(ゲッツの人と、キャラ被ってるよと言われる)、涼風真世さん(みっちーは、「ママ」と呼んでいるらしい)、伊藤英明氏(「のってるか〜い?」の問い掛けに、客席が「イエ〜イ!」と返答していて面白かった。しかも、その返答分の間の取り方も丁度良かった)、宮迫博之氏(何つながり?と思っていたら、飲み屋仲間だったらしい)、田中美里氏、スガシカオ氏(「合コンいつやる?」が締め言葉だった)、GLAYのTAKURO氏、木村佳乃さん(面識無いが、ファンらしい)、的場浩司氏(デビュー当時から知っていて、いつか生みっちーで踊りたい!とコメント)、竹中直人氏(「僕はみっちーのことがずっと好きです。これからもずっと好きです」と言っていた。勿論、彼のコメントでは、笑いが発生)、酒井法子さん(「みっちーです!」という初対面時の挨拶は、「のりぴー、やっぴー」と自分がやっていたものよりも、はるかに上だったとコメント)、大友康平氏(コメントがお酒に掛けすぎ(笑))、ラストは、忌野清志郎氏(自転車をこぐ足元からカメラ割。「誕生日おめでとう!…誕生日じゃねぇか」で始まり、締めが「Merry Christmas!」)。かなり多くの芸能人からのお祝いコメントで、中継ぎ。みっちー、本当に慕われているなと思った。意外な人物もいたが、大河関連が多かった。コメントに、反応する客席も、ある意味面白い(自分も含めて)。
3.本編〜2部〜
スクリーンが上がり、1部と同様にオープニングテーマが流れる。そして、3曲続けての演奏。みっちーは、黄色のスーツ。「僕のゼリー」も、久々のお目見え。1999年の、「よこしまアリーナ」以来。そのせいか、イントロでの歓声も大きかったように思う。最初にみっちーが言っていたように、確かに、マニアックな構成かもしれない。「帝王学」では、喧ちゃんはダブルネックのギターを奏でる。「ロリータの罠」では、エロトマニアが、制服姿で登場。最後の方では、倒れ込んでギターを弾いている喧ちゃんの顔付近に、股間を近づけてるみっちーの姿が。
ハードな曲を3曲続けた後は、みっちーのトーク。最初のトークとは違い、声のトーンを落として、ゆっくりと。このテンポから、次はバラード系?と、推測できる。「うたかた。」ツアーで行っていた、「今夜のポエム」が詩集になると話す。詩集には、師匠が撮った写真が盛り込まれるという事。実に楽しみ。落ち着いた口調でトークを進めていても、ちょっぴり笑えるトークも展開。「今回のグッズのうちわに、顔写真が載っているけど(ジャニーズのうちわみたい)、あの大きさ、実物大じゃ無いですよ。実際の1.2倍位。勘違いしないように、言っておかなくちゃと思って」と、どうしても言っておきたい事として、話していた(笑)。キラキラ棒についても触れ、「綺麗だよね。宇宙みたいだよね」と言っていた(うちわについていたキラキラ棒は、グリーン)。
そして、「今夜のポエム」。今回は、詩集「続・欲望図鑑」から、「あやふやな私」が、読まれた。
しっとりとした雰囲気のまま、「流星」へ。スクリーンに映っていた、映像も、なかなか良かった。
この雰囲気を一気に変えたのが、「モラリティ」のイントロ。この時の照明に、思わず歓声を上げた。ステージ両サイドの壁面に、グリーンのライティング。この会場の壁は、段差がついており、遠くから見ると、壁の模様にも見うけられる。その段差を上手く利用した、照明術。これは、かなり綺麗だった。「月下美人」で、2部終了。
4.愛と哲学の小部屋
アンコールを求める、「みっちーチャチャチャ」をかき消したのが、「セルロイドの夜」のイントロ。
「イブ!イブ!イブ!コンサート」の時と同様に、カラオケ仕立てだが、イントロに合わせてみっちーがステージに登場。この曲は、なんとなく、やってくれそうな気はしていた。また、生で聴けるのがかなり嬉しい。
ステージにみっちーが登場した後、師匠と真里ねえが、ゆっくりと2人並んで登場。2人の役割は、効果音の「カーン」を出す事。色々とポーズを作り出しながら、音を発する2人が面白い。そんな2人を気にも止めずに、熱唱するみっちー。師匠と真里ねえは音を出すだけでは無く、歌詞中のカップルを演じる役割でも有ったようだ。個人的に、カラオケ生VTRという印象を抱いた。それぞれ独立した空間を、ステージの中で演じていたように思う。最後の「中目黒の夜〜♪」を、「有楽町の夜〜♪」と替えていた。
ちなみに、客席ではキラキラ棒が、曲に合わせて左右に振られていた。不思議な位、同じ行動になっているところが、面白い。キラキラ棒が、似合う曲。演奏が終わると、師匠と真里ねえはステージを去る。ちなみに、去る時も、先程の雰囲気のまま。
「あ〜楽しいね」とみっちーが、トークを展開。初心者に、「愛してる」と言う。「おしゃれは、大事ですよ」という事も話していたと思う。「おしゃれするとさ、気分が良くなるでしょ?そういう事が大事なんだよ」と言っていた。「ベイベー達は、女を磨こうキュッキュッキュッ。男子は、男気」なんていうことも、話していたような記憶がある。
愛哲の為に、チェホフが呼ばれる。私が見た中で初めての衣装替えで、チェホフ登場。なんと、黄色のタキシード。みっちーも、大喜び。「チェホフも、調子に乗らずにいられない」とコメントしていた(多分)。
いつものように、愛哲スタート。
1つ目は、コメント系。
みっちーは、よく口にしている、「主体性」の話しを展開。「オンリーワンって言葉が今流行っているけど、僕は、前から言っている」というような事も話していた。挙句、「何でこんなにキザっぽい台詞が、一杯出るんだろうね(笑)」と、自分に突っ込みも入れていた。「このまま突き進んで行っても良いですか?!」と、客席に訊いていた。勿論、だめだという回答など、1つも無い。
2つ目も、コメント系。
初心者からのものだった。そこで、いきなり初心者に向けて「コイツ」を行ったが、勿論、初心者にとっては何の事やらわからないため、出来ない。「じゃ、初心者ベイベー達、先輩ベイベーをよく見ていてごらん。僕が、『コイツ』ってやったら、どんな反応するか」ということで、先輩ベイベー達のお手本へ。目の届く範囲では、やはり皆揃っている(笑)。これを見て、「あ〜あ、おばかさんですね」と、かわいい笑顔で、みっちーが言う。確か、ここで、ボディーブローもやったような気がする(2階席で)。みっちーの喜び様を見ていると、相当揃っていた模様。
3つ目は、意表を突いたクイズ。「お札の中で、地球が描かれているのはどれ? 1…1ドル札、2…1ユーロ札、3…5000円札」。
読み上げたみっちーは、「クイズなんだぁ」とポツリ。質問用紙に目を向けているが、どうやら、回答が無かった模様。「僕が分らないわけ無いでしょ?」と言ってみるものの、「1…(ゴニョる)」と、しどろもどろ。挙句、「2階!」と投げかけを行ってしまう。「はい、今、ごまかしました。宿題にします(笑)」と、みっちー。ごまかしたところを正直に言うところが、お茶目。
4つ目は、「姉が来れなくなったので、よろしく伝えておいてくれという事なので、とりあえず伝えます」。
これに対しては、「って言われても、知らないし(笑)。なんかさ、僕達の関係、友達みたいだよね。あのね、僕に覚えてもらいたかったら、写真を撮って送ってね。あのさ、OLさんの制服、最近好きなの。僕は普通に接し無いでしょ?それでさ、みっちーモービルに乗っている時に、お昼時さ、お弁当を買いに行くのか、レストランに行くのかわからないんだけど、制服姿が、良いんだよね」と、展開。
男子から、「その気持ちわかる!」と声が上がっていた。そういえば、「うたかた。」神奈川公演で、「制服写真送るように」と言っていた。今回も、その催促なのだろうか。
5つ目は、「蒲田行進曲の銀ちゃんのどんなところが好き?」。
「振り切っているところ」と返答し、「『キャンディキャンディ』のアンソニーとテリー、どっちが好き?」と問い掛ける。ちなみに、「僕はどっちタイプ?」とも訊いていた。確かこれで締める予定だったが、締める内容ではなかった為、さらに引く。
6つ目は、これまたコメント系。
みっちー道を進んでくださいというようなもの(こういう表現ではなかったが、ニュアンスとしては合っていると思う)。
7つ目は、「チケット無いのに来ちゃいましたが、何とかなっちゃいました」。
「…なんとかって?」とちょっと困惑のみっちー。「ベイベー同士は仲良くね」というような話しを展開していた。
8つ目は、「彼の両親と会うのですが、どんな服装が良いでしょう。超緊張」。
「服装ね。というより、超緊張って相手の両親の前で言ったらそれでダメだよね。自分らしい格好が良いんじゃないですか?だって、一緒になったら、ばれちゃうわけでしょ?チャイナドレスのスリットが入ったやつとかで行っちゃうの。で、お父さんを誘惑(笑)。行く前に、立ち飲み屋で、ワンカップ飲んで、景気付けて行くとか(笑)。まあ、自分らしくですよ。それが一番」と、回答。「こうして、皆僕より先に、結婚しちゃうんだね」とチョットすねる、みっちーの姿もあった(これがかわいい)。
9つ目は、「群馬のバラ園に、『ミッチー81』というバラの名前がありました」というもの。
みっちーは、バラの名前を付けてみたいと、言っていた。
ラストは、母の日に、お花を送りましたというもの(先週、早目に送ったというもの)。
「そうか、明日母の日か。これ見るまで、すっかり忘れてた。この会場にいる5000人の母それぞれに、産んでくれてありがとうという感じだよね。物じゃなくていい、感謝の言葉を上げてください。チエホフ、とりあえずカーネーション5,600本!」とみっちー。思うに、ミッチーとしては完全に締まる内容とまでは思わなかっただろうが、時間も考え、これで終えたような気がする。
5.アンコール
愛哲の締めのコール後、メンバー登場。「OKですか?」のやり取りを2階から行う。これが、あまりにも揃っていた為、「なんか凄いね、揃いすぎ。2階だけでも、かなけん(神奈川県立県民ホールのこと)位の人数なのに」と、みっちーが喜ぶ。もう一度2階から始めて、裏方さんまで行う。「全員集合」の掛け声も行ったと思う。
「サンクチュアリ」は、「魂は燃えていますか!」の台詞から、サビのラストフレーズをア・カペラで歌ってから、イントロへ。初めて聴いた出だしバージョン。最初の台詞は、気合の掛け合いかと思っていたら、曲への繋ぎだったので、意外な展開。
「死んでもいい」では、派手にキャノン砲が打ち上がる。銀と紫のテープが織り成す空間。会場が広いだけに、テープも結構長かった。久し振りに、眼下でテープが落ちて行く様を見た。ポンポン畑も見事。ポンポン持参率は、高かった。普通の会場ならば、2階前方でも、1階席のポンポンは綺麗に見えるが、会場が大きすぎる為に、後ろを向いて見上げた方が、綺麗だった。ちなみに、振り付けも見事。
ここで、一同、ステージを去る。この時は、ステージ上のスクリーンでは、二律背反マークが回転していたと思う(モノトーンカラー)。バンドメンバーが登場し、みっちーが登場。「みっちーコール揃って無いじゃん」と言って、みっちーが戻ってしまう。メンバー達と共に、みっちーコール。大きく揃ったところで、みっちー再登場。みっちーは、赤の上下で、上はエルビスプレスリーのようだった(でもあそこまでヒラヒラは、長くない)。そう言えば、「まだやってるかい?」と袖についたヒラヒラを暖簾に見たてて、言っていたな(笑)。
「居残り組は、白で揃えたの?(女性陣は、白い衣装)白装束集団?」とみっちー。ここで、ゲストを呼ぶ。白い衣装の由佳ちゃんが、登場。前より、痩せたように思う。相変わらず可愛い。理枝ちゃんが下手にいるので、由佳ちゃんは上手に着く。全員揃ったところで、「全員集合!」のやりとり。「もうこれは、今年しか出来ないからね。来年はダメ。今回限りだよ」とみっちー。
「S.D.R」のダンスは、ドリフモチーフ。「いっちょめいっちょめ、ワーオ!8!(頭の上で○)回してフォー!!」だった。理枝ちゃんは指導の時、チョット照れ気味だったが、由佳ちゃんは「8」の表現の時、足をガニ股に思い切り良く「8」の下の丸を作っていた。これに、みっちーも喜んでいた模様。この振り付け、ステージから見たら面白いと思う。なにせ、ステージ上の彼らを見ていても、何気に面白かったので。「イブ!イブ!イブ!コンサート」で聴いた、理枝ちゃんと由佳ちゃんのハモリ。さらにパワーアップで、凄く良かった。しかも、みっちーの声もしっかり入り、3声になっていた。
この後は、「バラ色の人生」。場内の明かりは、全点灯。最後は皆で、楽しく踊る。みっちーも、端まで移動。大きなステージの為か、ラストまでに、センターに戻れず。最後の締めは、上手の端で、決めのターン。センターに戻ったみっちーは、ターン部だけやり直そうと2度試みたが、上手くメンバーと合わなかったので、マイクを手に取り、最後の挨拶を行った。
メンバー一同の顔が、とてもいい顔。みっちーも、とびきりの笑顔。最後は、「整列、前〜習え!」のみっちーの号令で、一列に並んで、ステージを去った。チェホフが、中央で深くお辞儀をして、終演となった。チェホフは、今まで見せた事の無いような、満面な笑みを浮かべて、ステージを後にした。そして、みっちーは、ステージ袖で、戻ってくるチェホフを迎えていた。
6.さいごに
「あ〜あ、終わっちゃった」という思いが有る。去年の11月から始まった、「サーキット」ツアーから、最低月1回は、生みっちーだった。こんなに長い間、コンスタントに、生みっちーを見たのは、初めてだと思う。これが、終わってしまうのが、なんとなく、寂しい。
そういえば、本文に入れるのを忘れたが、多分最初のトークだったと思う。「僕、マイク好きなんだよね」と話していた。「デビューしてから8年で、バンド組んで歌っている時を入れれば、18年」という事も話していた。それで、「マイク好き」という台詞に繋がっていた。それから、これは愛哲の時だっただろうか。「ステージの僕とベイベー達は鏡みたいなもの」と言っていたのは。「ベイベー達の笑顔で、僕も笑顔になる」と。結局は、両者あってのステージと話していたと思う。
この8周年記念イベントも、楽しかった。豪華だった。色々な場面における客席の、揃いっぷりが見事。改めて、ここに集う人達というのは、凄いなと実感した。
久し振りに2階で、照明も綺麗に見えた。物理的には遠かったが、みっちーは気配り上手だなと改めて感じた。ステージと2階の空気が、少し離れたかもと感じた時に、上手い具合に、「2階!」と声を掛ける。こういうところが、上手いと思う。
スクリーンに映し出されるみっちーの表情は、どれも素晴らしい。馬鹿な事を言ってしまえば、スクリーンのみっちーの表情に、うっとり出来るほど。見つめている目線が、スクリーンを通しているのに、何故、生で見つめているような気分になってしまうのか(生で見られているような視線の送り方)。そんなみっちーが、とても素敵。
私の後ろにいた初心者ベイベーは(連れられてきた模様)、みっちーの笑顔や仕草に、「かわいい!!」を連発していた。よくよく考えると、可愛い笑顔が、とても多かった公演だったような気がする。
選曲も良かった。ステージでしか聴けない2番がある、「抱かれたい男」もやっと聴く事が出来た。もっと曲数があったと思っていたが、実際にはアンコール含めて18曲。もっと有ったように感じたのは、曲のバランスや構成の良さなのだろうか。映像で見られたら、嬉しいのに。欲を言えば、「愛憎」、「懺悔」等、聴きたい曲はもっと有った。印象としては、スタレビの「STARS」ツアーの、選曲構成に近いと感じた(といっても、知らない人も多いだろうけど)。
家で、eチケットの座席券をしっかり見て気付いたが、公演タイトル部が、珍しく弧を描いていた。しかも、ポップ字。細かい部分まで凝っているなと、思ってしまった。
にしても、終わっちゃったよぉ。そして、このレポートも、久し振りに、長くなってしまった…。