及川光博 「さあ!!きっとサーキット」ツアー 

at ZEPP TOKYO on 2002.11.30(2公演目)

〜ノリノリみっちー〜


<セットリスト>

M1:NEON BOY 

M2:サンクチュアリ 

M3:ダーリング 

M4:まるごとフルーツ
 
M5:恍惚ニ死ス。 

M6:SNOW KISS 

M7:ココロノヤミ 

M8:モラリティ 

M9:月下美人 

M10:強烈ロマンス 

EC1:CRAZY A GO GO!! 

EC2:天使のうた 

EC3:ヘブンな気分 

WEC1:S.D.R. 

WEC2:ペンフレンド 


<バックバンド 「NEON BOYS」>

Key:吉村龍太 G:原田喧太 B:宗秀治 Dr:阿部薫 Cho:伊藤理枝 




1.はじめに

みっちーのライブハウスツアー2日目の、東京公演。初日は、前日の仙台公演だった。

今回のチケットは、eチケットで入手。整理番号はなんと、2280番台・・・。「なんだ?この番号」と思いつつ、開場時間前に、開場へ。

この番号、どこで待たされたかというと、会場前空間ではなく、歩道に出ての待ち。物凄い人だ。順番通りと思っていると、この列から、eチケ組のみ先に呼ばれた。ちなみに、eチケ組は、2100番からあったみたい。

結局、開場してから30分後くらいには、場内に入れた。思ったより早かった。eチケは、別枠入場なので、普通のチケットで、入場している人達を横目に、入場。

中に入って、一番後ろの区切り棒のあるところに場所を決める。結構、お客さんはいたし。何にしても棒があるところが良かった。ただ、トイレに行く時に気づいたが、まだ、真中付近から後ろは、区切り棒のあるところしか人はいなく、前には行ける状況だった。が、まあ、後ろでいいだろう(そのつもりで、コート等ロッカーに入れなかったし)と、場所は移らず。


2.本編

開演は、予定を10分ほど押して、18:10。

前ぶれなく、客電がすっと落ち、ステージには、薄明かりが灯る。「うわぁ〜」という大歓声の中、ギターの音が響き渡る。ステージ上には、ライトが当たっているわけではなく、ぼんやりと影が見える程度。 あの影は誰?と思ったが、ギターは、喧太っぽい。ギターソロの合間に、みっちーらしき影を先頭に、他メンバーがステージに揃い、ステージが明るくなる。

1曲目は、最新アルバム「流星」に収録されている「NEON BOY」。

ステージのメンバーは、前回ツアーのサポートメンバーと、楽器隊は変わらない。コーラスが、久々のりえちゃん。ツアーメンバーで見るのは、本当に久しぶり。りえちゃん再び!という感じ。みっちーとりえちゃんは、赤を身にまとう。

一気に3曲目の「ダーリング」まで進む。ライブハウスなだけに、ロックな出だし。 3曲目のジュリー「ダーリング」。みっちー大熱唱。盛り上がる場内。サビの「ダーリン〜♪」の後に手拍子が客席から沸く。世代的にやはり多いのか?(笑)。

3曲演奏後、MC。
みっちーは、かなり高いテンションで、「なんか、もう、変だよ。僕」と嬉しそうに口にする。
とっさに思いついた、「みっちー!GO!GO!GO!」。自分でやりながら、「こんなんでいいのか?!」と、自分に笑うみっちー。ちなみに、「GO!」の部分で、腰を振る(笑)。客席から笑いが起きる。「Yeah!」のコール&レスポンス。男子も多い。「33歳、独身貴族。趣味は、俳句」と自己紹介も忘れない。趣味:俳句に、「一句!」と声が上がり、「考え中、考え中」とくるくる回りながら(「平成教育委員会」という番組の「考え中」の真似)、一句詠む(良く覚えていないが、「冬の木の 褪せる色は 燃ゆる胸」。中の句は、ちょっと違うかも)。
お客さんが多いので、「皆大丈夫?具合悪くなったり、周りにそういう人がいたら、皆ちゃんと助けてあげるんだよ」と、配慮も怠らない。ステージからの客席は、「顔畑」らしい。2600人も、ここに集まっているという。本当にたくさんの人で埋まっている場内。
メンバー紹介も行う。今回のバンド名は、「NEON BOYS」。お客さんにもチーム名を付けた。「東京JUSTICE」。でも、このチーム名を呼んだのは、ここでだけだったと思う。
近況報告として、「誰にも言っちゃダメだよ」ネタ登場。ちなみに、「何の話が聴きたい?」という、3択で選ばれたもの。1については、忘れたが、2は、「流星」について。3が、この近況報告。客席から、「3ば〜ん!!」と多数上がり、これに決定。ただし、詳しくは書けない。俳優でもあるが音楽も地道にやっている、K氏ネタ(超有名人)。つい先日、ようやく飲むことが出来たと話す。超大物女優さんもそこにいたらしいけど。色々と話してくれたが、詳細については、言えない(みっちーも、これは・・・ほんと、絶対ダメだよと言っていたし)。
「まるごとフルーツ」のとある部分についても話していた。「ベイベーからの最近のメールや手紙で、『禁断の』の部分が『キンタピー』に聞こえるってあって。もう、僕がそんな事書くわけ無いでしょ?」とみっちー。

トークで盛りあがった後は、「まるごとフルーツ」。やっぱり、「ピー」に聞こえる(苦笑。「禁断の〜♪」の部分を客席とやり取り。メンバーソロも織り交ぜる。りえちゃんは、ライバルは「ソニン」という。阿部師匠は、ドラムをやるかと思えば、リズミカルにしゃべる。師匠も、「どうしても、『禁断の』は、ピーに聞こえるな、デモテの段階から」と言っていた。他に何を言ったかというと、「俺は工業高校卒業。大学には行っていない。日大芸術学部写真学科は、面接で落ちた。面接に弱い俺…」。師匠面白すぎ。

「SNOW KISS」では、りえちゃん不在。今までの楽曲と180°雰囲気を変えてのバラード。この前に、みっちーは、「いつものワンマンショーと違うからね」と言って、着替えに立ち去る。その間、龍ちゃんのピアノソロ。そのソロからつながるように、この曲へ。みっちーが好きだというこの曲。久しぶりに生で聴いたが、やはり良い。ジャジーな雰囲気、しっとりと包み込まれる。場内を包み込む照明効果。 続く「ココロノヤミ」も凄い。歌う表情をモニターで見入ってしまった。

しっとり雰囲気を一気に変える「モラリティ」。イントロで、歓声が沸く。

「月下美人」は、タイトルコールしてのスタート。昨日の仙台に参加したわけではないのに、なぜか、振りが揃ってしまった(なんとなく公くるだろうと思ったら、そうだった)。

「強烈ロマンス」は、1番内のキヨシローさん部分を、客席に歌わせる。「パンパンパパパン 〜」の手拍子もぴったり。この部分で、「みっちー」と呼ぶと、凄く嬉しそうな表情を見せた。

ここで本編終了。皆に、「え〜〜〜!!!!」と言われながらステージを去るみっちー達(19:33)。


3.アンコール

アンコールで、再び登場。 「僕ね、ロマンチックが好きなの。ロマン輝くエステール。皆輝いてる?大人の階段上る、僕はまだシンデレラさ、幸せは誰かがきっと運んでくれないよ。人のためではなく、自分のためにね。今を輝こう!」と、みっちー。

「踊るよ〜」の声で始まったのは、「Crazy A Go Go!!」。すっかりこの振りつけ忘れてた・・・。
「天使の歌」、「ヘブンな気分」と続く。

「ヘブンな気分」では、「A-HA〜♪」の部分を客席に求める。裏打ちの手拍子リズムも交えてということで、レクチャー有り。レクチャー中、「日本人は、とかく裏打ちが苦手。走り気味よ。そんなの許さないわよ!皆グルーヴよ!」と、ちょっと光一郎先生キャラ。勿論、「ピシッ」も有り。歌と一緒にということだが、そうそう、上手く行かない。「もう、こうやるんだよ。皆、次のツアーまでの宿題ね」と、みっちー。やってみせるが、上手く行かず。りえちゃんに笑われる。ちなみに、今日、新幹線で仙台から帰って来る時に、ずっと練習してきたらしい。この部分、振り付けはあるが、新幹線の中で、やってみたいなと思ったんだろう。

「終わりで〜す」と、ステージを去る。袖口で、いったん止まるみっちー(笑)。それでも引っ込み、ダブルアンコールで、すぐ戻る。

「S.D.R」で、皆で踊る。りえちゃんとの声の絡みが懐かしい。アレンジは、初めて聴いたバージョン。振り付けは、「静香 静香 静香静香静香」(「嵐の素顔」の振り付け)。

「おわりで〜す」とみっちー。客席からは、「え〜!!」と。

ラストは、アコースティックバージョンの「ペンフレンド」。喧太のアコースティックギターが、メインの演奏。客席にも歌を求める。この曲、生で聴いたのは、横浜アリーナで行われた「よこしまアリーナ」以来だろうか。本編で歌った「SNOW KISS」もそうだが、過去に作ったバラードには、どんどん深みが出てきているように思う。

「皆ありがとう」とみっちー。勿論、「え〜」という声が上がる。「皆、本当に大丈夫なの?でも、もう勘弁して〜」とみっちー。ここで、今回のこのライブが、映像になることを口にする。2月に発売するシングル「ラブソング」の限定版に、DVDとして映像を付けるということ。「皆映像つくと買うんでしょ?」とみっちー(笑)。

最後にメンバー紹介を行い、終了。みっちーは、「幸せ」という言葉を口にし、ノーマイクで、「ありがとう!」と口にして立ち去った。20:19終了。


4.さいごに

みっちーにしては、短めの公演。これもひとえに、お客さんのことを考えた公演時間ではなかろうか。すし詰め状態のお客さん対し、「大丈夫?」と何度も口にしていた。 ステージ上には、ちょっとした段があり、そこにみっちーが乗ると、後ろにも見やすいようになっている。そんな配慮も嬉しい。

今回のライブは、いつも以上に、お客さん参加を求める内容になっているように感じた。みっちーは本当に、ライブが好きなんだなぁとも思う。「OKですか?」のやり取りも、客席のみならず、スタッフにも。 あっという間に終わってしまったが、楽しかった。全16曲。

お台場といえば、私が初めて生みっちーの体験をしたのもお台場。1997年8月のこと。あれから5年。あっという間だった。あの時は、まだみっちーは世間的に知られていない頃だった。

ライブハウスでの公演は、カウントダウンやアダルトオンリーのイベントを除けば、1999年3月の赤坂BLITZ4Days以来。ライブハウスで、ツアーをやるとはあまり思っていなかったので、このお知らせは、「え?本当に?」と思ってしまった。ホールもライブハウスも似合うみっちー。やはり、生みっちーは楽しい。このツアーは、今回と次週の大阪の2公演しか行かないが、もう少し行きたいと思った(まあ、いつもそうだけど)。大阪公演も取っておいて良かった。この大阪公演は、自分の誕生日でもあるし。初めて行く地でも有るので、より楽しみだ。