at ZEPP OSAKA on 2002.12.06(3公演目)
〜その笑顔、プライスレス〜
<セットリスト> M1:NEON BOY M2:サンクチュアリ M3:ダーリング M4:まるごとフルーツ M5:恍惚ニ死ス。 M6:SNOW KISS M7:ココロノヤミ M8:モラリティ M9:月下美人 M10:強烈ロマンス EC1:CRAZY A GO GO!! EC2:天使のうた EC3:ヘブンな気分 WEC1:S.D.R. WEC2:ペンフレンド WEC3:バラ色の人生 <バックバンド 「NEON BOYS」> Key:吉村龍太 G:原田喧太 B:宗秀治 Dr:阿部薫 Cho:伊藤理枝
みっちーの大阪公演。初めて行く大阪。めったに遠征しないが、公演日が、自分の誕生日だから、行くことにした。
結局、東京方面から一緒に行くメンバーはいなかった。大阪では、健ちゃん関係で知り合った人と会うことに。というよりも、彼女は、ぜひ行ってみたいと言っていたので、一緒に参加。凄いのは、彼女が、多数のメンバーを誘ってくれたこと。彼女自身、初生みっちーなのに、こんなに誘ってくれるなんて凄すぎ。チケットは、FC先行で4枚押さえた。私自身、2F指定席が欲しかったので、一般で、2F席を入手し計6枚。その後、彼女が、市の共済会で申し込んだ2F席が2枚と、合計8枚。こんなに一杯大丈夫かなァと思っていたら、彼女は、既にばっちり、この枚数分、人を誘っていた。もう、凄すぎ!
当日は、お昼に大阪空港に到着。まずは、ホテルにチェックインをしてから、1人で、道頓堀・通天閣をぶらつき、会場のある、コスモスクエア駅にて待ち合わせ。ここの駅では、知り合いのベイベーに遭遇。びっくり!
会場は、川沿いにあり、風が冷たい。海もそばにある。お客さん達は、川辺の親水地に集められた。が、多数のお客さんがここに集結できるわけでもなく、ごった返し。しかも、かなり寒い。この辺は、東京公演の方が、スムーズだったようだ(東京は、整理番号の札が立てられ、そこに該当者が並ぶというスタイルだった)。
入場も、整理番号に並べるというよりも、呼ばれた番号が入るという状況(しかも、結構まとまった数)。ちょっとお客さんからもブーイングが…。ちなみに、開場時間になっても、当方のメンバーが全員揃わない。しかも、1Fスタンディング組み。1名しかいない。そして、該当番号が過ぎ…。倍の番号になった時にようやく登場。2F指定も既に入れる状況だったので、最後の1名の到着を待ち、場内へ。大阪公演も、グッズ販売は場外。とにかく寒い外から、やっと場内に…。まずはドリンクを交換し、席へ向かう。
2Fの最前列は、かなり広々している。上から見る光景は、頭ばかりの1F。後ろに行くに従い、隙間が増える。ゆっくりと椅子に座りながら、開演を待つ。そんな中、知り合いが登場。なんと席が連番だった。かなりの偶然に驚き! 大阪公演は、開演前に、ステージ上でスタッフが注意事項を述べた。「始まっても前に押さないでください。前の人がつぶれます」「具合が悪くなったら速やかに、出ましょう。周りの人も協力しましょう」等と。こんな注意事項初めて聞いた(笑。
今回のこのレポートは、東京公演との違いをメインに進めようと思う。
2.本編
スタートは、18:41と、10分ほど予定を遅れてのスタート。
喧太のギタープレイが始まり、メンバーが登場する。パワフルに3曲。会場内は、熱く盛りあがる。視覚的に捉えられるほどの熱気が渦巻く。みっちーも、かなり飛ばしているように思う。
「ダーリング」に絡めて、「愛してる」で、最初のトークスタート。「心の中のリミットはずそう!」と、みっちー。みっちー自身、「非常にテンション高いわけ。でもそれでいいわけ。そういうツアーなわけ」と口にするほど、燃え滾っているようだ。
今日はこの会場に2200人のお客さんがいるらしい。皆の笑顔がすばらしいと言うみっちーは、「その笑顔、プライスレス!」と口にする。ちなみに、「プライスレス」という言葉は、この後、随所にちりばめられた。
楽しそうに、トークを展開するみっちー。男っぽい面も見せながら、キュートな面も見せる。そんなところが面白い。今回、オヤジギャグの切れも割と良かったように思う。個人的には、「あっし、圧死してしまいます」がナイス。ダイブして〜!の声には、「ダイブは、大分危険です」と返答(しかも自分でチョット笑うし)。一休さんの同僚は、ちんねん(漢字忘れた)というし(ちなみに、「信念」に絡めて)。
このツアーは、「ハートにダイブ」がテーマらしい。こんな話もしながら、「最前列のベイベー、股間強調してごめんね」と言ってしまうみっちー。そんな話もあったからか、ベイベーから、「パンツは〜?」と質問が出る。みっちーは、笑いながら、「心の距離縮めすぎ!」という。みっちーは、トランクスは1枚も持っていないという(だろうね)。家でもターンを決めるから、トランクスだと、ターンが決まってもある部分だけ決まらないからと、口にする(笑。
「みっちーGO!GO!GO!」は、お気に入りの模様で、今回も披露。あと、即興曲も。「男盛り」と書いて、「おとこもり」。「俺盛りあがってる〜俺 盛り上がって〜る♪ Burning Heart♪」というような歌だった(笑)。
ちなみに、「いつものワンマンショーとは違いますよ。実際、見ての通り、何も考えてないの」とも言っていた。なので、トークが、こんなに色々と展開するのか?「心でっかち」で、進めるのが今回のツアーらしい。
舌をかむ場面も見せながら、楽しそうにトーク展開。散々しゃべり倒した後に、「来年は、ファンク、ファンク、ファンクでいきますよ」と言った後、やっとメンバー紹介。
「まるごとフルーツ」では、割と長目の掛け合い。メンバーソロでは、りえちゃんは、「NOW ON SALE 50%OFF」と言う。これに対して、みっちーは、笑いをこぼしながら、「な〜にいってんだよ〜。売りだし中なの?傾いてんな〜」言う。師匠は、「牛が2頭で?」で、始める。おそらく客席に返答を求めたのだろうが、場内に流れる空気は、「?」。仕方なく師匠は続ける。「ぎゅうぎゅうだよ。大阪反応悪いな。オヤジギャグにはついてこれないか?大阪の女性は大きいな。北新地を歩いていて思った。俺は63センチさ・・・」と言う。
「恍惚ニ死ス。」では、ギタートラブルで、やり直し。途中まで行き、いきなり、「スト〜ップ!」と止めるみっちー。なんか間違えたか?と思っていたら、喧太のギターが、おかしくなったと言うこと。喧太は、「壊れました」と口にする。ノリノリで歌っていたみっちー、こういうことにすぐさま気づくところは、やはりミュージシャンだ。「ライブが終わって、飲み会するでしょ?その時に、言い訳とかするの嫌なわけ。完全燃焼!」と、「みっちーGO!GO!GO!」をやる。喧太の準備を持って、再度やり直し。こういのも、おいしい。
この曲の後、気志團ネタ。たまたま電話で、話をしたらしい。みっちーは、いつものように、「みっちーです!」と言ったら、「セロニアスです」と返ってきたらしい。
「ヘブンな気分」では、手拍子と歌の練習する。東京公演同様、今回もみっちーは、出来なかった。本人も、「僕も出来ない」と説明していたけど。やはり、次のツアーまでの宿題らしい。にしても、これは正直、結構難しい。裏打ちの練習の時、みっちーは、「サザエさんの歌あるでしょ?あの時の、サザエさん、ものすごい裏打ちだから。あれがお手本」と言う。しかも、アニメで見ている動きをしてくれる(手を胸の前で回す動き)。
熱気は冷めるどころか、どんどん燃え滾っている中、本編は、20:11に終了。
3.アンコール
アンコールで登場。「何でそんなに元気なんだよ」と、みっちーは登場して口にする。汗を拭いたタオルを、男子にあげる。メンバーは、みっちーの紹介を受けながらステージへ。りえちゃんの時は、「NOW ON SALE」と紹介したため、りえちゃんににらまれるみっちー。「こう見えても、りえちゃんは、本当は優しいんですよ。って、言えって言われました…」と(笑)。さらにりえちゃんににらまれ、「ごめんなさい」というみっちー。
「ノリのいいのと踊れる曲どっちがいい?」とみっちー。「両方!」と応えるのわかっているくせにと思うけど。勿論両方!ということで、東京時と同じ最初のアンコール曲。
「じゃ、その前に…」ということで、みっちーはチェホフに、床に飛び散っている虹色の汗(本人がそういうので、あえて使った)をモップで拭いてもらう。ZEPPの床は滑りやすいらしい(確かにテカテカしている)。仙台公演では、ターンして決めようとしたら、片足がずるっと滑り、足が伸びてしまったらしい。それでも決めポーズを何とか我慢し、ポーズを決めたという。ただし、「股関節かなり痛かった」らしい。
「天使のうた」の後は、何度も、「ありがとう!」と口にしていたみっちー。東京ではこんなに言っていなかったと思う。ステージのメンバーは、ここで一旦去る。
ダブルアンコールでの登場は、「初心者ベイベー。地味でごめんね」と言う(全然地味じゃ無いです)。「Let's 自己解放!って、散々言ってきたけど、ようやく出来るようになった」と、チョットまじめなことも言う。
演奏は、先程のアンコールと同様に、「踊れるのとしっとり、どっちの曲がいい?」と訊いてスタート。
「S.D.R」の振り付けは、東京と一緒。仙台は、違ったらしいが、今回は、これでずっと行くのだろうか。ちなみに、この曲の後、前方にいた、仲良しカップルが視界に入ったというみっちーは、少し彼らにちょっかいを入れていた。
「ペンフレンド」は、本当に良かった。自分の場所から、1Fに設置してあるモニターも見られるが、そこに映るみっちーのアップ。もしかして、目潤んでいる?と感じたほど。心にぐっと来る歌い方。りえちゃんも、ウルウル来ていそうな感じだった(後日、自身のバンド、ワイルドピーチHP上の掲示板にて、チョット泣きそうになった…と書き込みしてあった)。
大きな拍手で、場内が埋まる。みっちーは笑顔を見せる。「これで終わりです」とみっちー。メンバーがステージ前面に集結。客席から、「もっとー!!」と声が上がる。「なんだよ〜。凄い心を込めて歌ったのに、届かなかったの?届いた人!」と、客席に向ける。届かなかったわけはない。確かに、心がこもっていた。だから、もっと、この時間を過ごしたい。そんな心境が溢れていたように思う。それでもみっちーは、終わらせようとする。多分、厳しい状況の中にいる、お客さんを考えてのことだと思うが。「最後に、皆でお辞儀をして終わりにしましょう」と、メンバー同士が肩を組もうとした時、男子が「もっと!」と口にした。これが耳に届いたみっちー。一旦、ステージ袖に。チェホフやマニュピュレーターのウラウラさんを含め、袖でちょっと打ち合わせ。ステージでメンバーとちょっと打ち合わせをし、1曲追加。
最後に流れてきたのは、「バラ色の人生」。追加の曲は、「バラ色?」と思っていたら、まさに当たり。みっちーのタイトルコールで大歓声がおきる。最後まで、会場からこぼれてしまいそうなくらいの熱気が、充満していた。演奏後は、皆で、「みっちーGO!GO!GO!」を言い、幕を閉じた。20:59。
4.さいごに
今回みっちーは、珍しく、お辞儀をしなかった。多数の初心者メンバーも、皆楽しんでくれて、本当に嬉しい!もう、ホールツアー行きたい!!と言っている。
2F席から見る光景は、良かった。良く見えた。前ベイベー、真中ベイベー、後ベイベーのやり取り。これ、見事に分かれるから凄い。見事にラインが出来ていて。皆思っていることは一緒なんだなぁと思ってしまった。
「ヘブンな気分」で、左右を手に振る、サビ部。1F席の手の振りがあまりにも見事に揃っていて、なんか面白かった。こうやってステージから見えるんだなァ(ちょっと違うだろうが)と思いつつ。
残念だったのは、バラードに入る前に、龍ちゃんが、ピアノソロを弾いている時のざわつき。今回、龍ちゃんは、ジャジーに、「White Christmas」を奏でていた。みっちーのバラードの時も若干のざわつきがあったが…。結構良い雰囲気を醸し出しているピアノなのに、なんか勿体無いなと思った。
みっちー、歌上手くなった。音の当たりが良くなっているし、音のぶれも減少(あれだけ踊ってしっかり歌うのは、本当に凄いことだと思う)。それにもまして、表現力の更なるアップ。バラードが、本当に、良いなと思う。
この日は、やけに男っぽい部分がたくさん有った。と思えば、キュートなみっちーも。それにしても、「イエイ!」を連発していた。「プライスレス」も同様に。「この魅力、プライスレス」とみっちーは、自分に対して言っていたし。
東京より、盛り上がりが熱いようにも思えたが、東京で見た位置と違うからかもしれないし。とにかく、行って良かった大阪。楽しい誕生日の夜だった。もっと行きたいけど、これで今ツアーは終わり(自分が足を運ぶのは)。本当に大阪に行って良かった。