光田健一 フラッと弾き語りひとり旅〜#03〜
on 2003.8.3 at こまばエミナースホール

〜唯一ゲスト登場公演〜


<セットリスト>
M1:君とふたり 
M2:二人は最高〜Just My Love〜 
M3:空が好きだった君に 
M4:やさしさに変わるから 
M5:ピアノソロ・インプロビゼーション(即興) 
M6:童謡唱歌メドレー 〜我は海の子〜海〜椰子の実〜ドナドナ(英詞版)〜
M7:帰郷 
M8:真っ白な八月 
M9:Biginnings! 
M10:Sanctus(Thanksong) 
M11:H*E 
M12:瑠璃色の地球 
M13:夢の迷い道で 
M14:スクリーンの夢 
M15:☆STAR☆〜スター〜 
M16:宝物   
EC1:壊れかけのRadio 
EC2:1998 
EC3:切手のないおくりもの 
EC4:ありがとね 

※ With Vio.& Per. :M7、8、13、14、15
※ With Vio. :M9

<ゲスト>
森琢哉 (Vio)、大井洋輔(Per)

 開演 18:07
本編了 21:01
 完了 21:38




1.はじめに

いい加減に正式なレポートを書かねばと思いつつ、時が過ぎてしまった。健ちゃんのFC会報も届き、本レポートの公演内容も、公表されてしまった。今回は、完全に、遅れている。まあ、気分も乗らなかったので、仕方がない。

全17公演中の16公演目である、東京公演。今回の公演は、他会場とは違い、ゲスト出演が急遽決まった。公演1週間位前に、オフィシャルHPに、ゲスト情報が掲載され、軽く心小躍り。弾き語りオンリーより、楽しみが増えたのは言うまでもない。

当日は、友人が急遽行ける事になり、当日券を購入する事から、早目に会場に着いた。当日券を購入すると、予想を遥かに超えた良席。「もしや、思いのほか、お客さん少ないのだろうか?」という疑問が頭をよぎる。チケット購入時に、たまたま、関係者のリストに、「佐々木真里さん」の名前を友人が発見し、「もしや、あの真里さん?」とこれまた、ちょっぴり嬉しい出来事が起こりそうな予感を胸に抱いた。

開場時間に近づくも、会場のキャパの割には、お客さんの列は短いだろうか。実際に中に入っても、予想していた以上の動員数ではないようだ。開演待ちでロビーにいると、先程の予感が的中し、真里さんに遭遇。やはり、あの真里さんだったのだ。つい3日程前に、真里さんが出ているライブを見たばかり。思わず、「真里さんだ」とつぶやいた言葉が、聞こえてか、お話できる事となり、ライブの感想を話したら、驚いていた。驚く事も無理は無い。健ちゃんとそのライブは、曲調として、一致するものでもなければ、ある種、「マニア」である故、驚くのも無理はないのだ。そんな事をしているうちに、開演時間突入。席に戻り、開演を待つ。開演時間間際だというのにもかかわらず、場内に始まる雰囲気が流れていないことが、不思議な空間でもあった。

キャパの半分くらいの動員かと思われる。ちなみに、今回の席は、かなり良く、2列目の真中だった。


2.本編

開演時間を数分過ぎて、客電が落ち、ステージに健ちゃんが登場する。ステージ中央には、ピアノが1台。健ちゃんは、ピアノの前に立ち、深くお辞儀をして、ゆっくりと椅子に腰掛けた。呼吸を整え、ピアノの鍵盤に指を置く。鍵盤に置かれた指は、おもむろに、音を奏で始める。軽い指鳴らしとでもいうのか、「ようこそ」の意味を含めてなのか、即興的メロディーが流れ、「君とふたり」のイントロが聞こえてきた。 この曲で始まることは、かなり意外であり、予測していなかった。この後は、「二人は最高」と、「ふたり」繋がりの楽曲が続く(といっても、「BeginningsU」に入っている曲)。久し振りに聴いたこの曲、なんだか、懐かしさすら覚える。

2曲聴かせた後は、トーク。相変わらず笑いを誘う内容。「良い曲でしたね〜」と自分で言いつつ、自分突っ込み。このトーク展開が、雰囲気をがらりと変える。これが、健ちゃんの特徴とも言えるだろう。梅雨が明けた話しや、ツアーの話しを交え、軽く笑いを誘う。「弾き語りなんで、眠くなると思うんですが、別に寝ても良いんです。僕も良い演奏では眠くなるし。でも、自分のいびきで驚いて起きないように」と言いながら、そのシーンを再現したりと、笑顔でテンション高めにトークを展開。止めようと言いつつも、年の話しもしていた。先程演奏した曲の紹介も、行っていた。「二人は最高」にいたっては、「若々しいですね。36歳の僕が歌うのも、どうかと思いますが、ときめきソング」とまで言う。「エミナースってなんだろう?」とくだらないダジャレ高尚な(?)ダジャレを交えつつ(毎度の事だが)、年の話も満載。ちなみに、「エミナース」については、トークの締めに、「小高い丘という意味」としていた。次曲紹介を交えて、最初のトーク終了。といっても、最初のトークから、結構な時間を使っていた。相変わらずといえば、相変わらず。いろんな事を喋りすぎ(笑)。これも健ちゃんの魅力の1つであろうが、全く知識のない人が、初めて彼をステージで見たら、「この人って・・・?」と思うだろう(笑)。

「空が好きだった君に」では、珍しく(多分)間違えて、演奏し直し。ネタではなく、本気で間違えていたと思う。「僕との日々が終わったこと 誰にも言えなかったんだよ もうこの部屋に君はいない 12月…」と続け、「あれ?」と言う健ちゃん。ちなみに、私も「あれ?」と思った。ということで、「エミナースは小高い丘っていう意味ですよ」から、やり直し(笑)。なんだか、健ちゃん自身笑ってしまい、少し落ち着かせてからの再開となった。間奏に「G線上のアリア」を含めていた。

「やさしさに変わるから」も、久し振りに生で聴いたような気がする(調べたら、2002年5月に行われた草月ホールでのコンサート以来)。ピアノ即興演奏を挟み(5分は軽くあったと思う)、童謡唱歌メドレーへ繋がる。夏らしく、「海」をテーマにした選曲。ちなみに、「海」は「海は広いな 大きいな」の「海」ではない。「ドナドナ」は、「海」ではないが、悲しげに、英詞で繰り広げた。途中、知っているクラシックなメロデを展開していた。これが、歌本来の持つ背景を繰り広げていたように思う。ちなみに、このクラシックメロディは、会報によると、「ショパン・バラード第1番」らしい。

こうして、しっとりと展開させた後、またしても、雰囲気を変えるトークを繰り広げる健ちゃん。先程のブロックの演奏前での曲紹介は、頭2曲だけだったので、今回のトークでは、即興演奏とメドレーについて解説を加えていた。健ちゃんによると、「即興演奏」は、今回の目玉だそうだ。さまざまな会場で、その時のイメージで、演奏を行うという。今回は、「梅雨明けと 駒場の街と 厚生年金」というイメージらしい(どんなイメージだよ?)。メドレーでは、「海」をテーマにという事を伝え、「今度、水着で弾き語りやってみたいね(笑)」とまで言ってみる。本気では無い事くらいわかっているが、海水パンツ一丁でグランドピアノを触っているのは、嫌。というか、ある意味滑稽。滑稽過ぎるが故に、見てみたいというのも無きにしもあらず(笑)。こんな事を話しながらも、「ドナドナ」については、真面目に曲解説を行っていた。これに絡めて、映画「戦場のピアニスト」を観たという事も話していた。ちなみに、このトークの時、ゲスト用のセッティングがステージ上では行われていて、セット完了後、ゲスト2名が、健ちゃんに呼ばれて登場。

大井さんと森さんの登場に拍手が起きる。森さんは、頭がテカテカ。見事に、光っている。あまりに光っているので、思わず、笑いたくなってしまった。大井さんは初お目見えである為、大井さん中心に2人の紹介トークが繰り広げられる。ちなみに、彼ら2人は、東海地方出身組という。大井さんのご両親は、本ツアーの名古屋公演におみえになったとか。その時に、「タマちゃんみたいな人」と健ちゃんが大井さんの事を語ったら、思いっきり頷いていたという(笑)。

「帰郷」はおなじみの曲解説の後に始まった。弾き語りから一転しての、3人での演奏。楽器が増えることによる、音の厚みを実感。仲間がいる事によってだろうか、健ちゃんは、より楽しそうに演奏。森さんのバイオリンと大井さんのパーカッションの響きが、この曲をより良くする。

「真っ白な八月」は、大井さんのコンガの響きから始まった。パーカッションのリズム取りがこの曲には、良く似合う。

「Biginnings!」は、「1人1人にスポットライトが当たっていて、そんな事を思いながら作った曲。貴方の人生、私の人生を重ねて聴いてくれたら嬉しい」と紹介した後の演奏。ちなみに、森さんとのデュオである。森さんのピチカートが印象的。ちなみに、この曲の時は、既に大井さんは、ステージにいない。

「Sanctus」から「瑠璃色の地球」まで、再び弾き語り。「H*E」の後では、グッズのハンドタオルを持ちながら泣き真似をする健ちゃん。つまりは、このタオルの宣伝(笑)。さすが、ぬかりない。こんな時に、森さんが登場。「なんだろう?」と思っていると、おもむろに、バイオリンを奏でる。これも知っている曲で、リコーダーで演奏した記憶があるが、タイトルを覚えていない。次は、「名曲アルバムのコーナー」という。このコーナーの色添えでの、コーナーテーマ曲として、どうやら奏でられたようだ。しかも、飄々と無表情で、演奏する森さんが、何とも言えない味を醸し出していた。「涙そうそう」の話を交えたり、「若い娘が〜♪」と歌い、お客さんの反応を楽しんだりしつつ、本題に突入。このコーナーでは、「瑠璃色の地球」と「夢の迷い道で」が演奏された(このコーナーは2曲で良いと思うが、流れを見ると前者だけのような気もする。が、コーナーと言っている以上、2曲は最低あるかなぁみたいな)。

「瑠璃色の地球」は、松田聖子さんの曲であるが、最近、聖子ちゃんの曲は、流行なのだろうか?最近、カバーで耳にする機会が多い。まあ、たまたま重なったと思うのだが。この曲は、私が好きなボーカリスト、伊藤理枝ちゃんが、みっちーの「うたかた。」ツアーで、自身の英詞による披露で歌っていた曲でもある。あの時の理枝ちゃん歌声を、頭の中で、健ちゃんの声に重ねていた。理枝ちゃんが、健ちゃんのコーラスをしていても、違和感無いと感じた。一緒に出てくれたら、嬉しい。少しだけ、妄想モードに入ってしまった。

この曲の後、再び、森さんが登場しコーナー曲を奏でる。が、なぜか、♭調(笑)。アルバムを4ヶ月で2枚作ったという話や、東北公演時に地震に遭遇した話などを交えた。また、次曲に絡めて、石井竜也氏のネタも披露。石井氏のネタを交えたトークは非常に面白く、「やっぱりそうなんだ」と思いながら聞いていたが、正直なところ、こんなところに書くわけにはいかない(笑)。

「夢の迷い道で」は、最近健ちゃんが一緒に仕事をしている、石井竜也氏の曲。この曲で、再び3人での演奏。健ちゃんのピアノから始まった曲である。3人になり、盛り上がる曲が続く。

「スクリーンの夢」は、健ちゃんのカウントから始まりゴージャスなヴァイオリンイントロが鳴り響く。健ちゃんと大井さんの掛け合いや、健ちゃんと森さんの掛け合いが素晴らしい。ちなみに、前者の掛け合いでは、健ちゃんのボイパに合わせて大井さんが音を鳴らす。最終的に大井さんは、だまし手品ネタを披露(しこみを目撃。でも、きれいな手品だった)。後者の掛け合いでは、「耳を澄ませば不思議なメロディ〜♪」部で、森さんが「マイムマイムマイム」を奏で、健ちゃんがコサックダンスと、笑いを入れる。

「☆STAR☆〜スター〜」は、「渚のはいから人形〜♪」と健ちゃんが歌い、ここからしばし脱線。「1週間」の歌を突っ込み付きで歌ったり、「アミノサプリ」のCMで歌われている曲を交えたり、客席とのコールアンドレスポンスを交えたりと、「何の曲やってたんだっけ?」と聴いている側が思ってしまうほどの展開。笑いを交えつつの展開で、座っているのが、勿体無い気分だった。記憶があやふやであるが、「STAR」のラストで、「ベイベー」と発していたと思う。

これら2曲は、ゲストがいたからこその演奏だったと思う。この2曲の大きな盛り上がりと、曲の広がりは、ピアノ1つだけでは、限界があったと思う。森さんのバイオリン、沢山の音を叩き分ける大井さんのパーカッションが、非常に効いていた。ゲストとの掛け合いを楽しむステージが、よく伝わる。ピアノを弾きながら腰を浮かせ、お尻を振っている健ちゃんを、本当に、久し振りに見た。なんだか、懐かしくも有り、「本当に、健ちゃん、楽しそうだな」と最も感じた2曲である。

テンションを一気に上げた後、弾き語りで、本編の締め。なんとなく予測していたが、本編ラストは「宝物」。しっとりと歌い上げ、本編が終わる。

ちなみに、既に3時間が過ぎている。


3.アンコール

アンコールの声に応えて、再登場の健ちゃん。にこやかな笑顔で、椅子に腰掛け、健ちゃんはこう言った。「ありがとう。アンコールの拍手を貰えると嬉しい。実は不安なんですよ。楽屋に戻ると不安になる。『本当に良いのだろうか?』と思うこともある。だからこうして、アンコールの拍手を貰えると嬉しい」と。真面目な言葉でアンコールは始まったが、そこは健ちゃん。真面目な雰囲気のみで、終わるわけがない。所々、笑いを交える。アンコールだというのに、トークが長い。曲紹介を行ってから、演奏スタート。

カバー曲で、「壊れかけのRadio」。とても伸びの有る声が、場内に響き渡る。曲紹介の時は、「楽器を持ち始めたことの不安が表れているような曲で、僕も、こんな気分になったことがある」と話していた。ピアノの話も交えており、この会場のピアノは、健ちゃんが好きなスタウィンウェイだそうだ。

この後は、健ちゃんが「いつまでも大切にしていきたい曲」という、「1998」。この曲も、生で聴いたのは久し振りのような気がする。初めてこの曲を披露した時のことを思い出してしまう曲。なんとなく、今回歌いそうな予感がしていた(コンサートの途中にそう思った)。

ここで、またしてトーク。次曲紹介も絡めているのだが、やはり長目であることは言うまでもない。今回のツアーの話も交え、今日のトークは説教じみているとも自己分析。「最後に僕の歌を聴いて下さい」と言ったからかどうか分らないが、ここから話が長くなった。「僕の歌」と言っても「人の歌」と解説し、「ジャイアンも言ってました。『人の物は俺の物。俺の物は俺の物と』。人の歌を自分の歌のようにしているけれど、人の歌を歌うのは、それなりのプレッシャーもあるけど、色々考えたりする分、音楽が広がるし、人間的にも成長する気がする。ドラえもんの話でありました。『のび太君。目は何で前についているか知っている?前へ前へ歩いて行く為だよ』と」と、続けた。ゆっくりとした口調で進め、ドラえもんで登場していたネタを絡めつつの展開(ちなみの、この時はなしていたネタは、全然知らなかった)。

「切手のない贈り物」は、ラスト健ちゃんはキーを上げ、客席に歌を求めた。

「ありがとー!」と終わりかと思いきや、エンディングから流れるように「ありがとね」へ。本当は、「切手のない贈り物」で、ラストのはずだったのだろうが、おまけとでもいうのだろうか、健ちゃんの気持ちとして、「ありがとね」を急遽追加したようだ。「君も僕も もういい歳なのに」を繰り返し、「ありがとね」と連呼する(即興歌詞)。気持ちそのままという気もしていたが、いいかげん、ちょっと長すぎたので、「しつこいぞ!」と思っていたら、健ちゃん自身も「しつこいですね」と言っていた。最後は、「ちょっとしつこくなってきたので、これで止めます。本当に終わります」とメロディに載せ、「ショパンもリストも〜」とお馴染み「僕はピアノが好きなんだ」のフレーズを歌うが、「続きは今度」で締め、「ありがとね」を何度も繰り返た。この曲だけでも、10分はあったと思う。

演奏後、健ちゃんは客席に満遍なくお辞儀をし、手を振っていた。健ちゃんは使っていたタオルを客席に投げたが、上手く飛ばず、あえなく落下。それを取り合う光景が、最前席で繰り広げられていた(ちょっと壮絶だった)。

そうして、東京公演の幕を閉じた。


4.さいごに

全体構成として、メリハリがあったと思う。会場の作りは、健ちゃんが言うように、音の響きは抜群だった。

弾き語りだけでは、どうしてもまったりしてしまう部分があるが、ゲスト2名の入り加減が、丁度良かった。健ちゃん自身、「眠くなったら寝ても良い」と言っていたが、やはり弾き語りだけでは、眠くなる(α波が放出されるからだろうが)。大井さんのパーカッションさばきは、とても力強く、音のバリエーションが楽しかった。森さんのヴァイオリンも高貴の中に、ポップな雰囲気の有る演奏。そもそも、高貴な楽器を、テカテカ頭で演奏する森さんが、素敵。

今回のツアーは、この公演しか行っていないが、各地で演奏されたカバー曲で、聴きたいと思っていたものが聴けた。昔の曲も、久し振りに生で聴けたのも嬉しかった。

トークは、相変わらず、あっちこっちに飛んで行き、結果的に戻るという状況(これ書いて気付いたけど、要さん的話法だよな)。昔のライブの話等もしていて、懐かしくもあり、頷くことも多かった。後ろに座っていた友人には、「前のほうで、人一倍頷いているんだもん」と言われてしまった(苦笑)。

「空が好きだった君に」では、珍しく、間違えてやり直しをしたりと、そんな部分も、おいしい。

健ちゃんの声が、凄く良かったように思う。正直、なんだか、技術的な面に健ちゃん走ってないか?と、個人的に感じていたが、今回は、それを感じなかった。会場の音響のせいなのかどうなのかは分らないが、言葉の伝え、気持ちの伝えというのが、ココ最近、私が観ている中で、良かったと思う。

次のツアーは、冬頃に出来れば良いなと、健ちゃんは言っていたが(「ありがとね」の中で)、バンドライブも、ぜひともやってほしいと思う。

コンサートとは全然関係ないが、Keyの佐々木真里さんに、遭遇できたのは、嬉しかった。
ワイルドピーチのライブに行ったばかりだったし、その話をしたら、驚かれたけど(曲としての接点はあまりないと思うしね)。