PIANO SINGS 第2弾

on 2001.5.8  at 南青山MANDALA

ゲスト Sax:金子隆博(From Big Horns Bee)

 

〜金子さんと息ぴったりなDuo〜

 

セットリスト

<第一部(19:33〜21:05)>
M1:優しい雨の中で

M2:僕はピアノが好きなんだ

M3:花火

M4:真っ白な八月

M5:DA BA DA DA

M6:Bargain Sale

M7:かえる

M8:In Flight

<第二部(21:35〜23:00)>
M9:I Can't Let Go

10:Lady Madonna

11:Englishman in New York

12:H*E

13:ニューシネマパラダイスのテーマ

14:宝物 M15:Cry'n Smile

16:詳しくは言えない〜ルパン3世〜太陽にほえろ〜詳しくは言えない

17:Sunflower
<アンコール(23:00〜23:20)>

※アンコール前で帰ったので、健ちゃんサイトの情報から入手
EC1:東京エンプティタウン

EC2:ありがとね

※M4〜M13、EC1→With 金子隆博

 

1. はじめに

 

4月末に、調布ginzにて行われた弾き語りライブの第2弾。5月7日と本日の2日に渡って繰り広げられた。チケット発売後、両日共に、ゲスト出演の発表があったのは。昨日は、健ちゃんと古い付き合いの、ベーシスト池田達也さん、本日はBig Horns Beeのサックスプレイヤーの金子隆博氏。

 

8日のチケットしか取っていなかったが、ゲスト有りとなれば、正直な所、両日行きたいと思った。しかし、平日連日定時で会社を上がるのは、時期的に危険な駆引きだったので、どちらにするかは、吟味して選んだ日でもあった。とはいえ、その日になってみると、なんか、行けたみたい…という状況だったが、まあ、それは仕方のない事。

 

7日のライブは、23:00まであったと聞いていた為、ginz同様、途中で帰るパターンになるかもしれないと思った。これも、本当に、蓋を空けなければ分からない状況。願わくば、途中で帰らなくて済む状況で終えて欲しい。

 

会場には、開場前に到着。今回は久し振りに、内輪の仲間がいないので、1人でボーっと開場を待つ。これがまた、暇。待っている最中、健ちゃんが会場入り。それに遅れる事10分位だろうか、金子さんがクラリネットを片手に会場入り。

 

ほぼ開場予定時間に、開場。整理番号順に入場。会場に入ると、席はまだまだ余裕で選べる。ただし、途中退場も考えていた為、出入り口側のバーカウンター前に設けられた席に、即決。誰もまだいなかったため、関係者席?と少し思ったので、お店の方に確認して、座る。一段高くなっているのと、ステージも近いので見易い。後ろには、立ち見にお客さんのスペースが有る。開演までの1時間が、本当に、暇でたまらなかった。

 

 

2. 第1部〜はっきり言って、MC多い〜

 

19:33、健ちゃんがステージに登場。ステージ中央には、グランドピアノが1台と、金子さん用のマイクスタンドが。健ちゃんは登場すると、すぐに、ピアノの椅子へ。静かに、ピアノを弾き始める。この始まりに、「あ、もしかして、途中で帰らなくて済むかも。テンポ良く終わる予感」と思ったが、この発想は大きな間違えだった事に気付くのには、そう時間はかからなかった。

 

ピアノソロに耳を傾ける場内。開演前の喧騒とした空間が、静寂の空間へと変わる。単なるピアノソロかと思っていたら、これは、「優しい雨の中で」のイントロダクション。聞き覚えのある旋律が耳に届き、イントロだったのかと気付く。お客さんの呼吸も耳も、ステージに吸いつけられている様だった。1曲目から見事に、惹きつけてくれた。

 

この静寂の空気を一気に打ち砕いたのが、演奏後の健ちゃんのトーク。挨拶を交えたトーク。「笑っていいとも」でおなじみの(と断言してよいのか?)、「そうですね」のやり取りも行いつつ(正直これ嫌いなんだよね(番組見ていても好きじゃないやり取り))、喋る。最初のトークから長い。この会場は、7、8年振りだとか。「正確に言うと、24時間振りなんですけど」と補足する健ちゃん。ま、確かにそうだけど。昨日は雨だったので、「優しい雨の中で」は、「昨日やった方がよっぽど良かった」とも言っていた。

 

お喋りを断ち切っての、「僕はピアノが好きなんだ」。ボイスパーカッションよりスタート。ginzの時も、ボイスパーカッションを行っていたが、健ちゃんの中でブームなのだろうか。ボイスパーカッションといえば、RAG FAIRという印象が有る。健ちゃんは、このバンド好きなのか(はたまた気になる存在なのか)と思ってしまう。リズムに乗る人もいれば、聴き入る人も。私の席から見える範囲では、やはり、リズムを取りながら聴くお客さんは、ginz同様少なかった。ちなみに、この曲、ラストを間違えた。「間違えた〜」と、言ってしまう姿が、憎めない。

 

ここでもまたしてもMC。「もしかして、1曲毎にMCするつもりなのだろうか?やっぱり、全部堪能しないで帰る事になる?」と、不安が頭を過る。「今までは、グランドピアノを弾く事はあまりなかったので、これからはバンバンやりたい」と、健ちゃん。ちなみに、本日のピアノは、いつも健ちゃんがお世話になっているという、タカギクラウディア(有っているのか?)の聖子さんが、健ちゃん仕様に組立てたものらしい。全部ばらして、健ちゃん仕様に組立てる凄腕。こんな話しも交えつつ、「今日はだみ声」とも言う。昨晩は、池田達也氏と、麻布に有るブッシュ大統領が来た居酒屋で、朝の4時まで飲んだとか。といっても、健ちゃんは、ウーロン茶らしい。

 

季節外れな曲と紹介されたのが、「花火」。先程のトークでは、会場に笑いを溢れさせていたが、曲によって、しっとりとした雰囲気に即座に陥れる。今回はそんな戦法なのだろうか?

 

20:00、健ちゃんが「さ〜皆で呼ぼう!」と言い、ゲストの金子さんが登場。掛け声は、勿論、「金ちゃん」。健ちゃんの注文は、「黄色い声で呼んでね」ということ。皆で、「金ちゃ〜ん」と呼ぶ。さて、すぐに演奏に入るかと思っていたら、それは甘かった。2人で、軽快に楽しそうに、とにかく喋る喋る喋り倒す。「プチ○○」ネタで始まる。金子さんが、「プチ」ってどうよと、口にしたからだ。プチ整形といって、目を吊り上げる健ちゃん。先日福岡で行った、2人のライブネタも加わる。会場側には、いかがわしいお店(いわゆるピンク系)が沢山有ったらしく、目を引いたのが、その手の映画館。薔薇族とユリ族系の映画が隣同士での上映。「どうよこれ、2人で、じっと見ちゃったよ」と、金子さん。男性版の方は、「男舞」というタイトルだったらしい。このネーミング、ナイス!と思ったのは、私だけだろうか。これから派生して、津田沼OSの話題にも及ぶ。津田沼にOSが有ったのかどうかわからないが、OSと聞くと、西船橋の劇場を思い出してしまう。ちなみに、金子さんは、フルートを持ちながら、トークをしていた。その為、「吹かないと」とも口にしていたな。さんざん喋ったあと、「やりますか」的に、演奏に移る。

 

金子さんのフルートが健ちゃんのピアノに色を添えた、「真っ白な八月」。コーラス旋律をフルートで再現したりなどで、金子さんと息ぴったりな演奏。

 

このまま、曲に移ればいいものの、またトーク。「嫌な予感がする。途中退場が、確実性を帯びてきた…」。そう思わずにはいられない展開。ここでのトークも長い。金子さんのフルート歴から話しはスタート。大学時代から始めたフルート。健ちゃんは、「大学から始めてそんなに上手くていいよね」と言う。ちなみに、Saxは、高校時代かららしい。金子さんは、日大習志野高校出身。ちなみに、私自身も受験を考えた学校であるが、結局受験していない。健ちゃんは受験したとか。しかも、合格もしていた様だが、授業料の安い県立国分高校に行ったと言う。BHBネタも登場。米米クラブのネタから派生したが、米米は、非常に真面目で、ミーティングとかも凄かったらしい。フッシー下神さんが加わった時、彼は、ミーティングに来ない事が多かったらしく。理由も、「親戚が来ているから」「おなかが痛いから」らしい。そのうち、皆諦める様になったとか。フッシーさんは、「夜のリーダー」とも呼ばれていたらしく、いかがわしいお店に詳しかったらしい。金子さんと健ちゃんの仲についての話しもあった。「そんなに長い付き合いじゃないのに、凄く長く付き合っている様な気がする」というのは、両者の意見。スタレビのライブで初めて…ということらしいが、実はその前に、公樹さん(Saxの山本公樹さん)絡みで、レコーディングで一緒だったという話し。金子さんは、「凄いなこの人」と思ったらしい。ちなみに、公樹さんには、「凄いアレンジャーがいて、凄く怖い人だから」と紹介されていたらしい(笑)。金子さんとしては、「Goodtime&Badtimes」が好きらしい。良いアレンジだよねと、褒め称えていた。ようやく、次曲タイトル紹介に移ったと思ったら、まだ喋る2人。次曲にまつわるトークが進んだ。金子さんは、テナーサックスも準備して持っていたのにも関わらず(笑)。

 

十分に話をした後、2曲続けての演奏。これらは、金子さんの曲。「DABADADA」は、「HEAD ROOM」というアルバムにはいっているらしい。「ダバダダ」コーラスが入る。健ちゃんと金子さんの声の重なりが、心地よい。軽快なテンポの曲。健ちゃんは、コーラスの途中に、「あゆで〜す」と入れる(全然似てない)。口笛もやってみるが、なんと健ちゃん口笛出来ない。今回、初めてトークを挟まずに続いた次曲は、「Bargain Sale」。フジテレビで放送していたドラマ、「できちゃった結婚」(竹之内豊氏・広末涼子氏主演)の劇中曲。スキャット入りの曲なので、健ちゃんの声を活かそうと選曲。実際は楽器が沢山入っているから、2人でやるとどうだろう?というのがあったそうだ。曲紹介の時のトークでは、「11PM」の「シャバダバダバダバー」のコーラスを入れていた人にお願いした曲とも言っていた。しかも、そのコーラスの方は既に良い年齢。それであれだけの声が出るんだから凄い!と言っていた。それに派生して、「60過ぎて、2人でこうしてやっていたら凄いよね」とも言っていたな。ドラマ出演者ネタも登場。あえてその人の名前は伏せるが、良く遅刻するし、声はだみ声で、撮影に来るしという状況だったらしい。毎晩、朝までクラブで遊んでから撮影に来ていたとか。そんな、業界ネタも金子さんは話していた。話はそれたが、この曲でも、2人のコーラスワークがあった。ちなみに、ドラマを見ていたが、正直、どこで使われていた?と思いつつ聴いていた。ある部分で、「あっ、聞いた事ある!」と思った。ちなみに、「DABADADA」も聞いた事あった。どこでだかわからないが、ニュースとかワイドショー等での挿入かな。

 

2曲続けての演奏後、またしてもトーク。面白いから良いんだけど。既に良い時間。金子さんの家には、CDが沢山あって、黙って持って帰っても分からない位あるらしい。だから、それらの曲が、金子さんの曲に活かされているんだと始まった。「実は、テナーサックスが1本ないんだよね…まさか!」と、健ちゃんに疑惑を持ちかける。「ほら、男舞の仲なんだから、正直に言ってくれれば許すよ(笑)」と、金子さん。どうやら、「男舞」がお気に入りの模様。次曲に絡んだトークもする。楽しそうに、喋りを展開する2人。昨日も演奏したと言う次曲は、「かえる」。昨日は、ベースで表現、今日はサックスで表現する。福岡で2人で行ったライブでもこの曲を演奏したそうだが、その時は、テナーサックス。今回は、ソプラノサックスで挑むと言う。金子さんは、ソプラノサックスに持ち替える。健ちゃんに、「どんな音?」と言われ、音を出す。さんざんここでも喋り倒したあと、やっと演奏。「早く演奏しろという視線を感じる…」と健ちゃん。本当に、やっと入ったという感じ(笑)。

 

「かえる」は、健ちゃんのピアノと声で始まった。「ゲロッ」「グワッ」とかえるの鳴き声を織り交ぜたイントロ。表現方法が、クスッという笑いを誘う。そして、聞き覚えのあるイントロにつながる。

 

「前のテナーサックスより面白かったね」と、演奏後のコメント。ここでもトークを展開するが、今までのトークよりもちょっと短め。「今日は3時間半やるらしいよ」と金ちゃん。健ちゃんは、「いや〜楽しいね」と。「2人でいると、いっつもあっという間に時間経っちゃうんだよね」という話しも出たのもここだったか?1部のラストは、金子さんの曲という事。

 

「In Flight」は、テナーサックスで。曲紹介の時、「なんでこのタイトルなの?」という健ちゃんの質問に、「飛行場のイメージだったから」と答えた金子さん。ちなみに、この曲、やり直した。「なんか遅かった…」と、カウントを取った健ちゃんが一言。健ちゃんのピアノから始まった曲だが、サックスが重なった時に、この言葉。カウント取り直しで、やり直し。この曲も2人のコーラスあり。「サバダバ」コーラス。途中に、「トルコ行進曲」も挟んでいた。1部は、21:05終了。

 

 

3.2部〜1部よりトークは少なめ〜

 

21:35、健ちゃんと金子さんがステージに。1部と同様に、すぐに演奏を始める。1部と違ったのは、2曲連続で演奏した事。2曲演奏後、曲紹介も含めながらの爆笑トーク。

 

2部の1曲目は、「I Can't Let Go」。「迷う夢」のインストバージョンだ。富山のアニキこと、友井さんと一緒の演奏は何度か聞いたことがあるが、フルートとピアノバージョンも良い。続いて、金子さんはテナーサックスに持ち替えて、ビートルズナンバーの、「Lady Madonna」。

 

演奏後は、ライブのお知らせ。実は昨日のゲスト池田達也さん、金子さん、健ちゃんの3人で、ライブを行うと言う。8月、9月とある。この組み合わせは、ぜひとも見たい。はっきり言って、おいしい。ここで、バンド名考えないとねという話題に展開。健ちゃんは、「金ちゃんバンド」でどうよと言う。なんか、「欽ちゃんバンド」みたいだなと思った。「男舞」も候補に。私としては、「男舞」に1票入れたい。この響き、結構好き。面白いバンド名ネタで、話しが盛り上がる。金子さんの知っているバンドには、変わった名前が多かった。例えば、「キング」というバンド。表記は、「金具」らしい。これで、「キング」と読ませているらしい。演奏楽曲から、ビートルズネタも満載。金子さんは、「やっぱり俺はビートルズなんだよ」(原点が)と言う。ちなみに、ビートルズのコピーバンドをやりたいらしい。

 

Englishman in New York」は、トークから無理矢理な展開(ま、毎回そうだけど)。「キングって事でイギリスな香を…」と言っていたような記憶がある。この曲は、最近よく登場する曲だ。ボイスパーカッションのイントロバージョンは、今回が初めてだと思う。金子さんはソプラノサックス。ボイスパーカッションも2人で繰り広げる。

 

「楽しいね〜」で、またトーク展開。「楽しいんだけどさ〜。歌上手いよね」と金子さん。「ところでさ、なんでフラッシュ金子なの?」と、名前の由来。写真屋だから(機器を作る方の)というのが理由らしい。「芸名付けないとね〜」っていう流れで、そうなったとも。話しながら、クラリネットの準備をする。このクラリネット、ファンからの頂き物らしい。健ちゃんは、「良いな〜僕もピアノ欲しいな」とねだるが、そんな高価なものは上げられないし(笑)。米米クラブのファンイベント(温泉にて)で、ファンの子に、「クラリネット、使わないのあるので、いります?」と言われたらしい。そして、後日事務所に、届いたとか。このクラリネット、10年振りに開けたらしい。クラリネットの色は、木本来の色。「バスクラ(バスクラリネット)も欲しいな〜」と、金子さんが言うと、「太くて〜長くて〜黒くて〜」と説明する健ちゃん。何度も繰り返す、その言い方が、「いかにも下ネタですよ。エヘヘ〜」みたいなノリ。「皆さん、エッチな事想像してるでしょ」と言うが、あえてそっちに持って行ったのは、健ちゃんだと思う。次に演奏する曲は、「クラリネットだろうな」と思って、金子さんは準備したらしい。2日間、特訓したと言う。

 

クラリネットを使ったのは、「H*E」。歌詞にクラリネットが登場する。しかも、クラリネットを吹いていた健ちゃんの友人を歌った曲だ。それだけに、クラリネットだったのだろう。ノンストップで、次曲に展開。ピアノの間に、金子さんはソプラノサックスを準備する。聞いたことあるけど、曲名が思い出せなかったこの曲は、「ニューシネマパラダイスのテーマ」。叙情的に演奏される。この曲の後、金子さんはステージを去る。この時、既に22:40。ちなみに、22:30頃から、帰るお客さんが…。私も途中で抜ける事が確実となった。しかも、時計を気にしつつの体制に入る。

 

一人残った健ちゃんは、弾き語りで、「宝物」。ノンストップで、「Cry'n Smile」。ボイスパーカッションで繋いで、「詳しくは言えない」。ちなみに、これ、メドレー仕立て。「ルパンザサード♪」と歌い、「ルパン3世」。歌詞を載せるのは、「真っ赤な薔薇を〜♪」と「お〜とこには〜♪」だけ(笑)。後は、「ラララ〜♪」。「さてここで問題です!サザエさんに出てくる太陽にほえろの名前は?」といきなりの展開。「正解は!『ワカメ〜!』」と、「ワカメ〜♪」と歌いながら、「太陽にほえろ」。笑いを誘うメドレー。ちなみに、メドレーだと気付いたのは、「詳しくは言えない」に戻ったから。後半部では、「詳しく宜しく」部分を、「9849」と数字化。英語読みバージョン(Nine 、Eight…)と日本語読みバージョンで展開。ちなみに、宜しくも「4649」と同様に。「言わない」も「1871」で同様に。笑い渦巻く中、2部のラストは、「Sunflower」。拍手に包まれ、本編終了。ここで、私のタイムリミット。私より前に帰ったお客さんもそれなりにいた。ginzの時と同様に、後ろ髪を引かれながら帰る。時、23:00。

 

 

4.アンコール

 

地下にあるこの会場。帰る為に、螺旋階段を上り始めると、健ちゃんがステージに登場した模様。「皆さんありがとうございます。あと1曲で最後」という声が後ろから聞こえる。「あと1曲か。1曲なら5分程度。なら聞けるか?ダッシュになるが…どうするか?」と一瞬悩むが、危険な賭けに負けると、タッチの差でタクシー利用になってしまうので、辞める。階段を上りきるまでに、演奏始まるか?曲はなんだろう?と思ったが、始まらない。「あ〜やっぱりだめじゃん。ここで帰らないと…」と思いながら外に出ると、雨。「最悪」と思いながら、駅に向かった。

 

このアンコール、HPの健ちゃんサイトによれば、2曲あったらしく、しかも、「東京エンプティタウン」はコーラス大会だったとか。金子さんもこの曲に参加。「ありがとね」で締めくくり、23:20に終演したらしい。

 

 

5.   さいごに

 

実に楽しい時間だった。

 

そういえば、先輩って呼ばれるのって良かったり悪かったりだよねという話題もしていた。健ちゃんは親しみを込めて、その昔、先輩を「大将」と呼んでいたらしいが、その先輩に、「大将」と呼ぶのは辞めてくれと言われたとか。年上から、「先輩」って呼ばれるって嫌だよねとも。

 

金子さんがゲストで加わったのも、「一緒にやらせてよ〜」という連絡を受けたからとか。ちなみに、昨日の池田達也さんが参加したのも、同じ理由らしい。

 

ゲストというよりも、「光田健一with金子隆博」という印象だった。「この人色々やらせるからさ〜」とコメントした金子さんは、本当に多才さを発揮。歌も歌ったし。リズムを取りながら演奏する姿が良かった。

 

進行役の健ちゃんといえば、金子さんとやるのが非常に楽しいのか、グランドピアノを触るのが楽しいのか定かではないが(まあ、両方だろう)、始終笑顔の大爆笑。物凄い笑い方もしていた。そして調子に乗って喋り捲る(金子さんも同様)。

 

本当に楽しく、いいライブだった。金子さん、あんなにしゃべるなんて。健ちゃんのあんなに楽しそうな演奏は久しぶりに見た。正直、ginzではそこまで感じなかった。

 

ただ、欲を言えば、時間を考えて進行して欲しいと思った。22:30頃から帰り出すお客さんが結構いた。私もそうだが、時間を気にしながらというのは、ひやひやするし、いつが出時なのか、あと1曲聴けるのか?と考えてしまう。時計も気になり、心ここにあらずに陥りやすい。ステージ上で楽しんでいる健ちゃんは、おそらく楽しさのあまり、トークも伸びたりするのだろうが、本当は、皆が最後まで楽しめることを考えて進めて欲しいなと。折角アンコールにコーラス大会をしても、帰っている人がいる訳だし。健ちゃんだって、いた人全員と本当はやりたいのでは?23:20に終わるのって、どうだろう。チケット発売時から、そういう断りがあれば、途中で帰る事になるけどどうしようかと考えてチケット取るだろうし。ホールの場合は借りる時間も、MANDALAの様に、遅くまでは無理だから、時間を気にしているみたいだけど。こういう場所でも、しっかり時間配分をして欲しいなと思うのが本音。楽しみだって、減少してしまうから。どうせだったら、オールナイトでイベント的な事をやれば良いのになとも、ちょっと思う。

この後もライブが目白押しなので、楽しみだけど、毎回毎回途中で帰る事が重なってくると、ちょっと考え物なので、考慮して欲しいというのが、求め過ぎな願いだ。