<セットリスト> ☆第1部 M1:Love Songはもう二度と M2:みち草 M3:やさしさに変わるから M4:愛のプレリュード(WE'VE ONLY JUST BEGUN) M5:雪山賛歌 M6:雪の降る街を M7:北風小僧の寒太郎 M8:空が好きだった君に ☆第2部 M9:東京という街で M10:帰郷 M11:津軽海峡冬景色(津軽弁Ver) M12:はるかなる影(They long to be close to you) M13:君とふたり(with 田中Pスケ) M14:君に夢を伝えたい M15:NO ANSWER M16:詳しくは言えない M17:誓い ☆アンコール EC1:悲しみにさよなら EC2:A HAPPY NEW YEAR <メンバー> 光田健一(Vo, Piano)、藤井晴稔(Gt, Cho)、斎藤久美子(Cho)、Cico(井上浩一, Per)
昨日に引き続き、同会場でのライブ。久しぶりのバンド構成。正直、昨日の弾き語りより、楽しみにしていたライブ。ディナー付きという事も有り、「どんな食事がつくのだろう」というのも含めて、昨日より楽しみは有った。
会場には、開場予定時間を30分ほど過ぎて、到着(18:00頃)。しかし、リハーサルが押している模様で、開場したばかり。受付が混んでいたので、一旦お茶をすることに。
会場には、結局18:20頃に入った。食事スタイルは、テーブル毎に大皿料理が運ばれるというもの。メニューは海鮮サラダ、ローストビーフ、太刀魚の蒸し焼き(みたいな感じ)、ナポリタン。基本的に先に食事で、ライブ。ナポリタンだけ、ライブ中に来た。同じテーブルの方々と、シェアしながらの食事となる。
2.第1部
19:34に、メンバーがステージに揃う。まずは、「Love Songはもう二度と」。久しぶりに聴くような気がする。そして、久しぶりの久美ちゃんのコーラス。
1曲演奏後、トーク。昨日と比べて、今日の方が数倍テンションの高い健ちゃん。やはり、昨日のローテンションは、今日への温存だったのか。今日も、「太刀魚」と言葉にした健ちゃん。そんなに太刀魚を食べたいのだろうか。健ちゃんは、最も近いテーブルから、太刀魚を手でつまみ、口に運んだ。まさかの行動に、笑ってしまう。ちなみに、太刀魚をもって行かれたテーブルメンバーは、「骨、骨どうするんだ?」ということが、気がかりになっていた。そのため、最前のお客さんは骨入れ用に、灰皿を差し出していた。結局健ちゃんは、骨を噛み砕いていた(結構大変だと思うけど)。メンバー紹介も交えたトーク展開。今回は、神奈川県在住者(健ちゃんを除く)で、構成。「今日は、大人っぽいのがいいの?馬鹿っぽいのがいいの?静かに聞きたい人!」と客席に聞くが、まったく反応無し(笑。ちなみに、メンバー紹介の時、久美ちゃんは藤井さんの奥さんということをばらしていた(というより、藤井さんが、「うちのかみさん」と久美ちゃんの事を言っていたからだけど)。
「みち草」では、健ちゃんは、「藤井晴稔!」と適宜、入れる。これを意味するのは何?と思っていたら、藤井さんは自分のパートをソロで歌わされていた。
ピアノでつなぎ、「やさしさに変わるから」。この曲も、かなり久しぶりに聞いたような気がする。演奏後、「せつないですね」とコメントする健ちゃん。しっとりとしゃべり出したかと思えば、「お医者さんごっこ」と言ってみたり(何でこの言葉が出たのかは覚えてない)。「なんで、年末は第九なの?」というやり取りも有ったが、結局は、「わからない」で終わる。次に演奏するのは、この第九に絡むそうで…。「第九といえば、大工。大工は英語でカーペンター。なので、カーペンターズの曲やります」と健ちゃん。かなり無理やりなつなげ方のような気もするが…。
「愛のプレリュード」は、ピアノとコーラスのみで。ちなみに、英題は、「WE'VE ONLY JUST BEGUN」。昔もネタにしたことの有る、「美顔」とトークに混ぜる(BEGUN→美顔)。
ここでまたトーク。藤井さんネタ。「渚のアデリーヌ」を健ちゃんが弾けば、CICOちゃんがそれに合わせて話を展開。笑いが起きる場内。この笑いの中、次に歌う曲についてトークを展開する。次は、高度なコーラスを聴かせてくれるらしい。藤井さんと、久美ちゃんがそれぞれのパートをソロで歌う。「これだけで聴くと、音痴に聞こえるでしょ?」と、健ちゃんが説明するような音の展開。「でもね〜、全部揃うと凄いんだよ。難しくアレンジしてるから」と健ちゃん。ちなみに、CICOちゃんパートのソロ披露は無い。なぜなら、メロディーラインだから。「でもね、他の音につられて、メロディ忘れてどっかに行っちゃうの」と、CICOちゃん。
このようなやり取りの後、「雪山賛歌」。だが、CICOちゃん、上手く乗れなくてやり直し。ア・カペラでこの曲。数年前は、ヌタイハAで、歌っていた。
「雪の降る街を」、「北風小僧の寒太郎」とア・カペラ楽曲が続く。前者の後に、「ア・カペラってのは難しいよね。リハのがよかったですかね?」と健ちゃん。この後は、ずれてもいいア・カペラということで、後者の歌が。この歌は、ステージ上メンバー全員が立って歌った。健ちゃんは、踊る。しまいには、五木ひろし的に(笑)。客席からは、笑いが溢れる。
盛りあがっている中、1部ラストは、「空が好きだった君に」。20:49、1部了。
3.第2部
21:22、メンバー登場。まずは、トークから。ちなみに、フラッシュも結構有るので、「なんか記者会見みたいだね」と藤井さん。そこで、藤井さん合図で、フラッシュタイム。合図で一斉にフラッシュがたかれたので、本当に、記者会見のよう。そんな光景を、楽しむ藤井さん。
「東京という街で」、「帰郷」を続けて演奏。この後、藤井さん、ジョッキに入ったビールをグビグビ飲む。久美ちゃんネタがここで繰り広げられる。
「津軽海峡冬景色」は、久美ちゃんによる津軽弁バージョン。歌うというよりも、語り。久美ちゃんは、立って歌う。キュートな黒のワンピースを着ているのにもかかわらず、津軽弁でこの曲。このギャップが面白い。ちなみに、ワンフレーズのみ。
この後、藤井さんが衝撃的告白をする。何と藤井さん、入院したらしい。鼻の骨を削ったという話。ナースが良かったと、お決り文句も登場。鼻を削る際の詳細ネタまで披露。
「はるかなる影」の演奏前は、1部でも聞いたネタで。「大工の歌」と紹介(苦笑。久美ちゃんとCICOちゃんによる、口笛コーラスがポイントだろうか。この曲もハーモニーを聴かせてくれた。
ここで、なんと、ある人が紹介される。その人とは、田中Pスケ氏。Pちゃんが、健ちゃんに呼ばれてステージへ。しかも、かばんをたすきがけにしたまま登場。例のごとく、健ちゃんの隣に座るPちゃん。2人で、笑えるトーク展開。Pちゃんいわく、「いつかサントリーでやりたいね」。CICOちゃんも、2人のトークに混じり、笑いを助長。
Pちゃんが来ているので、ということで演奏されたのは、「君とふたり」。Pちゃんは、どこで歌うの?と言っていたが、健ちゃんがアドバイスした通り、ステージ隅っこと、客席にて歌う。Pちゃんは、「ヌタイハAありがとう!」と言って、ステージを去る(この言葉で気づいたが、このステージいるのは、ヌタイハAのメンバーだった)。
健ちゃんがボイスパーカッションを展開し、「君に夢を伝えたい」。CICOちゃんは、カホンを使っていた。このままノンストップで、「詳しくは言えない」まで続く。「NO ANSWER」は、個人的なことだが、昨日、リクエストしていた曲で、聴きたかったので、有りがたかった。
「詳しくは言えない」は、長目のイントロ。腰を振ったり、いすの上に正座したりと、健ちゃんは軽快に演奏を繰り広げる。また、途中、CICOちゃんコーナーもあり、笑いを誘う。「渚のアデリーヌ」を健ちゃんが奏で、それに合わせ、CICOちゃんが、話題展開(「35にして、健ちゃんと呼ばれ、愛くるしい顔に、愛くるしい乙女達…乙女は間違えですか?」と始まる)。健ちゃんは、曲を巧みに変化させ、CICOちゃんを上手く乗せる。CICOちゃんも、負けない。健ちゃんのピアノに合わせ、話題を上手く構成する。この頭の回転の速さは、すばらしい。「日本昔話」バージョンでは、物真似も。「渡る世間は鬼ばかり」のテーマでは、上手く浮かばなかったようで、「曲に戻りなさい」と、CICOちゃん。「運命」でも同様。ドリフの曲で、元に戻るが、今度は客席とコールアンドレスポンスを楽しむ健ちゃん。野球拳を歌えば、お客さんが続きを歌う(笑)。この展開が揃うところも、すばらしい。藤井さんは、「ちょっと、みんなおかしいよ。無理にやらなくていいって言ってるのに」と突っ込む。その後も、藤井さんは、この突込みを繰り返す。噂の「ババリボリン」も登場。何だろう?と思っていたら、この言葉でのコールアンドレスポンスだった。ちなみに、「4126 伊東へ行くならハトヤ」、「0120 △△△ ×××(美輪さんの声真似で:なお、番号の掲載はあえて止めます)」というのも有り。
笑い楽曲後のトークは、少々まじめに。「今年は、自分的には楽しくやってきた。来年は、派手に行こうと思いますよ。ささやかな幸せをみんなが楽しめるように努力して、いろんな人に理解されるようにがんばっていきますよ」と決意を述べる健ちゃん。メンバー紹介もあらためて行い、ラストの「誓い」(23:00、2部終了)。
4.アンコール
ステージを一旦去ったメンバーが急いで戻ってくる。アンコールの最初は、トーク。「ここでの雰囲気が毎回違うのは、お客さんのせいなんだよね。藤井さんがどうしても歌いたいって言うから」ということで、藤井さんがマイクを持って立つ。健ちゃんは、トイレに人がいないかを確認する(笑)。「凄いよ、藤井さん。本気で歌うよ」と健ちゃん。
藤井さんによる、「悲しみにさよなら」。カラオケでよく歌っているとか。ちなみに、後半のサビを繰り返す部分。健ちゃんは、キーをどんどん上げていく。藤井さんは、どんどんつらくなり、最後は、泣いていた。かなり熱唱の藤井さん。歌い終わった後、藤井さんは、「リハもしていないのに、よく合うね」とCICOちゃんに言い放つ。「学生街の喫茶店」もちょっと歌ってくれる藤井さん。これに客席は盛りあがる。が、チョットだけで終わり。「俺、頭おかしいの。血管1本切れたみたい」と藤井さん。
「1年間ありがとう!」という台詞の後、「A HAPPY NEW YEAR」。ただし、カウントを間違えた健ちゃんがそこにいた。そのため、やり直し。「悲しみにさよなら」が、頭を駆け巡っていたために、間違えたとか。
最後は、メンバー紹介で締めくくり、昨日とは違うテンションで繰り広げられた本日の公演は終了した(23:16)。
5.さいごに
正直、昨日とはまったく違うテンションの健ちゃん。今日のために昨日は温存していたのか、まったく違うものにしたいから昨日はおとなしくしていたのか?!と、思うくらい。弾き語りよりも非常に楽しそうに見えた健ちゃん。
来年は、バンド活動も増えるだろうか?健ちゃんは、来年は派手に行きたいと。そんな来年の活動も楽しみだ。