光田健一 弾き語りシリーズ
'02年末ありがとうスペシャル
on 2002.12.27 at 藤沢インタープレイ

〜ローテンションでしっとりと〜


<セットリスト>

☆第1部
M1:美しい想い出に
M2:冬の星座 
M3:Sunflower 
M4:花火 
M5:A HAPPY NEW YEAR 
M6:生まれくる子供達のために 
M7:少年時代 
M8:Piano man 
M9:海を見ていた午後 
M10:涙そうそう 
M11:願い 

☆第2部
M12:Beginnings!
M13:Yesterday 
M14:酒と泪と男と女 
M15:青葉城恋歌 
M16:悲しい色やね 
M17:空が好きだった君に 
M18:1998 
M19:宝物 
M20:A HAPPY NEW YEAR 

☆アンコール
EC1:島唄 
EC2:切手のない贈り物 
EC3:若者たち 




1.はじめに

おなじみインタープレイでのライブ。年末に2日間続けて行われる。弾き語りは、初日ということだ。ここに来たのは、私自身数ヶ月振り。開演に間に合うか?と思っていたが、余裕で間に合った。今回は、弾き語りということで、ステージには、ピアノが1台。


2.第1部

健ちゃんは、19:34に、ステージに登場。リクエスト受付は、いつもと変わり、ピアノ上ではなかった。別に台が設けられていて、健ちゃんはまずそこに立って、リクエストに目を向ける。さながら、結婚式の司会者のようだ。と思っていたら、健ちゃん自身、「なんか、結婚式の司会者みたいですね」と自ら言う。そんな風に、ライブスタート。

1曲目は、リクエスト曲として披露。その後は、健ちゃん自身が決めてきた曲のように思えた。リクエスト受付はしているが、構成はほとんど決めているように感じる展開。

「花火」の後に、最初のトーク。店内にかかっている、「本日のお勧め」メニューに目を向ける健ちゃん。「今日は太刀魚ですね。釣ってきた魚。いいな〜太刀魚。太刀魚良いな」と、口にする。1年間に9回もここでライブをやったという話を交えつつ、「年末はしっとりと行く」と口にする。どうやら、今日は、しっとり系でまとめるようだ。「A HAPPY NEW YEAR」のイントロが聞こえ、「やはりこれはやるのか」と思っていると、イントロで終了。場内に、「聴きに入る」という空気が流れたと同時に、演奏止める健ちゃん。演奏には入らずに、今年の話をする。年明けは、CICOちゃんと、初詣に行った話からスタート。ここでのライブのことや、秋のツアーの話、石井竜也氏のサポートの話を展開する。

「生まれくる子供達のために」と、やはりしっとり系の選曲。この後もトーク。ここでは、髪の毛ネタ。

「ここで初めてやった曲もありましたね。『少年時代』、今頭に浮かんだのでやりましょう」と、歌本のなかから、探して演奏。このあと、「はじまりはいつも雨」をちょっとだけ。本当にチョットだけ。しかも、物真似で(全然似ていない)。「これね、よく知らないからあまりやりたくない」といいつつも。この物真似、ねっとりしすぎていて、伸びきったテープを聞いているようだった。

ここでもトーク。秋のツアーは、観光もしつつ、楽しんだということや、ピアノの話。このピアノの話は、次に演奏する、「Piano man」に絡めてだったと思う。結局、1部ラストの「願い」まで、1曲演奏するたびに、軽くトークを盛り込んでいた。トークの内容としては、「大人の雰囲気で、引き締めて。しっとり、しんみりと。僕の中で忘年会」というように、今日のライブは、「しっとりいくんだよ。最後まで」というのをアピールしまくっていた。にしても、忘年会をしっとり、しんみりと行きたい気分というのも、珍しいのか(お疲れなのか)。「来年は、新曲を一杯発表して、派手に行くつもり」とも話していた。

「涙そうそう」の後では、一応リクエスト用紙に目を向けるものの、読んでおしまい。「派手なの欲しい人は、リクエストしてくださいね。『勝手にしやがれ』とかね」と、口にする。ちなみに、ここで、「さよなら」もチョットだけやった。「もう〜おわりだね〜♪」だけ。

ローテンションのまま、1部終了(20:55)。心地よすぎる空間になっている。


3.第2部

休憩をはさみ、21:28に健ちゃんがステージに登場する。「空が好きだった君に」を演奏するが、ほんの2章節だけ演奏してやめる。結局トークからの展開。「体が重いからのっぺりしたライブ。この曲は、弾き語りツアーの2部の最初に演奏していたんだよね」と、健ちゃん。トークのテンションもいつになく、低い。

「人生それぞれのスポットライトが当たっている部分があると思う。そんなことを歌った曲」と紹介されたのが、「Beginnings!」。2部も1部同様、基本的に、1曲ごとにトークを絡める展開。 「Yesterday」は、「珍しいでしょ?」と健ちゃん。初めての選曲かもしれない。またこの後、「歌手としての、磨きをかけたい」とも話す。

「酒と泪と男と女」から、「悲しい色やね」は、秋のツアーで、ご当地曲として披露された曲。「青葉城恋歌」は、健ちゃんのお父さんが1枚だけ買ったレコードだとか(話の展開で、「これは買ったんじゃなくて、お客さんからもらったものかもしれない」という結論も)。仙台公演でのレストランパリンカは、とてもお気に入りの模様。

「空が好きだった君に」の前には、「冬の名曲」をちりばめた、ピアノソロがあり。「トロイカ」が、含まれていて、「健ちゃんの声とピアノで聴きたいな」と思った1曲。他には、「雪の降る街を」など。 「1998」は、前曲とつながっての演奏。この後、「2002年は楽しい年だった」と振り返る健ちゃん。最近もらったもので嬉しかったのは、「宝くじ」だとか。

「宝物」、「A HAPPY NEW YEAR」と続けて、2部終了。


4.アンコール

拍手の中、急いでステージに戻る健ちゃん。お辞儀をして、「島唄」。

ここで、ある人がステージに呼ばれる。呼ばれたのは、CICOちゃん。でも、トークのみ。CICOちゃん、年末年始は、インタープレイに結構出るらしい。

「切手のない贈り物」は、ラスト「ララララ〜ラ♪」を客席にも求め、一緒に歌う。最後は、「若者たち」で、最後までしっとりとした雰囲気で、弾き語りライブの幕を閉じた(23:00了)。


5.さいごに

基本的には、オリジナル楽曲での構成だった。あまりにもしっとりと進めるので、心地よすぎて、眠くなってしまったりと、個人的に危険個所もあったけど(笑。まあ、これはこれで、よかったかな。山の無いライブという、印象も有るけど。明日のバンドライブに温存しているのだろうか。