at 南青山MANDALA on 2002.8.14
〜夏らしい選曲〜
<セットリスト> −第1部−(19:32〜20:27) M1:君に夢を伝えたい M2:SAME NAME、DIFFERENT GIRL M3:夏のメドレー(我は海の子〜椰子の実〜花火〜花火) M4:ガラス越しに消えた夏 M5:海を見ていた M6:入道雲を飛び越えて −第2部−(20:57〜22:15) M7:バニラスカイ M8:いつか二人で… M9:瞳がほほえむから M10:願い M11:美しい想い出に M12:スクリーンの夢 M13:僕はピアノが好きなんだ M14:島唄 -アンコール-(22:15〜22:33) EC1:生まれ来る子供達のために EC2:The September Song EC3:宝物
南青山MANDALAにての、弾き語りライブ。今日は、開場ぎりぎりに行った。本当ならば、職場から行くんだけど、休み取ったので自宅から。ああ、また、ラストまで無理なのかなぁ・・・なんて思いながら、向かった。
会場に着いた頃には、既に多数のお客さんが入場のために整列をしていた。
2.第1部
ほぼ開演予定時間通り、開演(19:30)。ステージには、中央にグランドピアノ。下手に、ひまわりが花瓶に生けてあった。健ちゃんにしては珍しく、赤のシャツ(ボタンが黒)、黒のパンツと、黒の靴。なんとなく、みっちーを彷彿させる衣装だった。笑顔で登場し、おじぎをしてピアノの椅子に座る。グッズのマグに水を注ぎ、客席にマグの絵柄が見えるようにピアノの上に置く。寡黙な宣伝(笑)。
「君に夢を伝えたい」が、1曲目。なんだか久し振りに聴いたなと思った。イントロ時、マイクスタンドが、ガンと下がる。マイクに「ゴン」と音が入り(ぶつけたみたいな感じ)、健ちゃんも客席も笑う。そんな、オープニング。
2曲目は、「SAME NAME、DIFFERENT GIRL」。ギンズでリクエストがあった時、「これ難しいから、1回もステージで演奏していないんだよね」と言っていた曲。今回は、初めて自ら選曲したということだろう。ちなみに、どうも「DIFFERENT」より、「ANOTHER」の方が、印象に残っていて、個人的には後者の方が、しっくり来る(アルバムが出る前の仮タイトルは、「ANOTHER」だった)。
ここで、水をゴクリと飲み、トーク。「立ち見の人がえらい」等と言う。大貧民と大富豪。はたまた、貧乏と大大臣って、比喩していたけど(笑)。「酷暑って、かわいいよね」と意味不明な事も言いつつ、石川さゆりは酷暑さゆりに名前を変えるなどという、寒いギャグも飛ばしつつ・・・手短にMCを繰り広げる。
夏のメドレーとして、「我は海の子」、「椰子の実」、「花火」(ドンとなった花火がきれいだな〜♪っていう方の曲)、「花火」(健ちゃんの曲)。メドレーとは言え、ノンストップでのフル演奏。健ちゃんの曲ではない、「花火」では、「ドン!」の部分を強調して歌ったりした(場内笑い発生)。「椰子の実」は、結構良かった。
腰に手を当てて、マグを持って水を飲む。マグの宣伝トーク。まるで、テレビショッピングのようだ。「おぼん」といえば?と、客席に投げかけたが、誰も答えないから、健ちゃん自ら「こぼん」と言う。思わず、「あ〜」と声が出る(ちなみに、どんな返答を期待していたのか、投げかけていた時には見当がつかなかった)。
鈴木雅之氏の「ガラス越しに消えた夏」、ユーミンの「海を見ていた」を披露。
1部ラストは、「入道雲を飛び越えて」。これもかなり久々の登場だと思う。全然、タイトル思い出せなかった。なんか懐かしい。1部は、20:27に終了。
3.第2部
2部は、20:57スタート。
「呑んでるか〜い」、「いえ〜い」のやり取りで始まり、マグの宣伝も忘れない。ちなみにこの時は、ズズズズと音を立てながら水を飲んでいた健ちゃん。映画、バニラスカイの話になる。DVDが出ていて、そういえば映画も見たんだけど、難しい話だったってことしか思い出せなかったみたいなことを口にしていた。
2部最初の曲は、この映画のテーマである、ポールマッカートニーが作った、「バニラスカイ」。
そのまま、ピアノソロにつながり、「いつか二人で・・・」。今迄聴いた中で、1番大人っぽく仕上がっていたように思う。ベテラン女性シンガーが、弾き語りで歌っているような雰囲気があった。シンプルな伴奏で、歌がより引き立っていた。
ここでのMCでは、先程思い出せなかったバニラスカイの出演者を思い出したらしく、「トムクルーズ」と、突拍子もなく口にする。そういえば、物忘れも激しくてね〜ということを、2部頭に言っていたような気がする。草月ホールの模様が、ビデオ&DVDとして、10月目標に出せれば良いなという、嬉しいお知らせもあった。
なんでも、ツアーで周る、福岡ブルーノートで、「何か映像ないですか?流しますんで」と言われたらしく、発売しているビデオは、ブルーノートではねぇ・・・ということで、記録用として、ホームビデオ3台で撮っていた草月ホールでの模様を、PC上で編集したとか。1曲、1時間で出来たから・・・ということで、作ったらしい。
「なにせ、素人撮影の素人編集なんで・・・」と断りも入れていた。ぶれている画像もあるらしいが、それはそれで楽しいだろうと。その画像を編集していて、気持ち悪くもなったとか(画面がぶれているから)。
今井美樹の、「瞳がほほえむから」。健ちゃんは、今井美樹が好きだったらしい。顔とかという事ではなく、声と雰囲気がという事らしい。キーは勿論、下げていた。聴きながら、今井美樹の澄んだ声が頭の中で重なった。
「願い」、「美しい想い出に」と、つながる。
「暑くてやる気しませんね〜」と、いきなり口にする(笑)。「1部が早く終わったから、曲増やしましたよ」と嬉しい発言。
ピアノソロから、「スクリーンの夢」。この後は、ピアノで繋ぎながら、ノンストップで演奏。ドリフの場面展開の曲を入れたり、遊び心満載。いわゆる、即興的に入れていたと思われる。
「僕はピアノが好きなんだ」では、いつものイントロの後にマイナーコードを持って来たイントロ。1番の最初の2フレーズは、無伴奏で歌い、間にピアノを叩いてという見せ方。間奏部では、「何やろうかな〜」と口にする。選ばれたのは、クラシックのピアノ曲。非常に良く知っている曲だが、タイトルが出てこなくて・・・。指の動きが速い曲。「おしいな〜」と言いながらも、演奏を続ける。結構弾いた。しまいには、「やんなきゃ良かったな」とも言う(上手く行かなかったからだろう)。とはいえ、なかなか、健ちゃんのクラシックを聴けないので、嬉しい選曲。
2部のラストは、「島唄」。1番を英語、2番を日本語という歌い方をしていた。
22:15に2部を終え、一旦ステージから立ち去った。
4.アンコール
アンコールのために、すぐにステージに登場。
「アンコールありがとう」と笑顔で登場。「僕はアンコール。皆さんはアルコール飲んでください」とも・・・。ここで、お酒ネタ。ここ最近、お酒を少し飲むようになった健ちゃん。でも、コップに2cmくらいのビールで千鳥足になるとか(手土産ぶら下げている酔っ払いの真似もしていた)。トッチンは、お酒飲むと死んじゃうとも言っていた。でもトッチンはお酒が呑めなくても、朝まで飲み会の席にいるらしい。
時間の話もしたか。「大丈夫じゃない人もいるんでね。電車とかね」と、言ったと思う。ちなみに、「僕は大丈夫ですけど」(そりゃ当然)とも言っていた。
アンコールは、予定では2曲だったらしいが、1曲増やして3曲披露。
「生まれ来る子供達のために」、「The September Song」と続く。小田さんつながりの2曲。前者が、追加の曲なのだろうか。「The September〜」では、演奏前、ステージに置いているひまわりを指差した健ちゃん。この時、「ん?」と思ったが、歌詞に、「ひまわり」が登場するからの行動だったことに、演奏中気付いた(そんな細かい所まで、歌詞を覚えていないもので・・・。しかもこの曲、タイトル思い出しにくい曲だし)。
ラストは、「宝物」。
22:33、ここ最近にしては珍しく、常識的な時間で、終わった。
5.さいごに
久し振りに、帰り時間を気にせずに、最後まで、まともな感覚で聴くことが出来た。時間はこうでないと。しかも、走らずに電車にも乗れたし、帰る時にトイレを我慢する必要もなかった。というより、ここ最近、時間に関しては、常識を超えている感じがしていたので、ようやく、普通に・・・(それでも遅いのかもだけど、2部制という事を考えれば、こうなるかな)。
しかも、今回は、予定より曲数も増やせたみたいだし。さすがにMCはいつもより短いが、それでも、少なすぎるとは思わなかった。
夏のメドレーの童謡・唱歌を聴いていて思ったが、「がぎぐげご」の鼻濁音と「ん」の発声が、とてもきれいになっていた(よりいっそうという意味)。そこがとても印象に残っていて、他の歌で聴いても、やはりきれいだなと感じた。
藤沢インタープレイや、調布ginzでの弾き語りは全く違う雰囲気で、進んだ、今回のライブ。久し振りに、健ちゃんの曲を多く聴いたような気もした。インタープレイやginzでのリクエスト大会で演奏された曲も選曲されており、リクエスト大会自体が、選曲の幅を広げているのかもしれない。
さて、明日。明日は、今日くらいに終わるのだろうか。メンバーがメンバーなだけに、鬼門だよなぁと思いつつ…。下ネタの爆笑トークも期待しつつ…。今日くらいの時間で終わっていただけることを、切に願う。