4.2000年1月2日

 

この日は、企画終了日。最後の挨拶で全行程終了。まさに、あっという間に過ぎ去った、2泊3日の出来事。最後の挨拶は、1時間ほど。会場は、おなじみの「春日の間」。

 

11:00に、チェックアウトを済ませた参加者が集合し、メンバーも集合。しかし、そこには、アニキとトッキーがいない。健ちゃんはマイクを持ち、話し出す。「昨日は朝まで熱く語って、僕は7:50に強制送還された」と一言(7:50ってもう朝じゃないのさ!)。少し遅れて、非常に眠たそうな面持ちで、トッキー登場。そこから少し遅れ、アニキも登場。アニキは、「予定通りの遅刻。最終日は遅れるのが美学」と断言。最後の挨拶は、メンバーからの感想や、スタッフの紹介と感想の場。前回までは、参加者も少なかったため、1人1人の感想タイムだったが、今回、それは無し。そういえば、スタッフの山口さんも、遅れて登場。再び健ちゃんが、マイクを握る。「朝まで頭の中で、昨日の歓声とか拍手が鳴り響いていて、そのシーンが何度も何度も出てきた」と、発言。健ちゃんにとっても、心に残る1コマだったのだろう。この言葉は、幾度と無く繰り返していた。メンバーや、スタッフの言葉に、皆が耳を傾ける。それは参加者だけではなく、メンバーもスタッフも同様だ。発言している人に対する、暖かい雰囲気。この雰囲気が、富山企画の成功を伝えているようなもの。最後の会もあっという間に時は過ぎ、とうとう、終了。メンバーが、扉付近に立ち、参加者のお見送り。と言っても、ここで帰る人と、残る人に分かれる(自由解散の為)。時間に余裕のある人は、しばらくホテルで過ごす。この時は、メンバーやスタッフの方と会話を楽しんだり、写真を撮ったりと自由時間。結局の所、全てが終了し、お開きになったのは、14:00頃。健ちゃんは途中、「おなか減ったぁ死んじゃうよぉ!!」とわめいていたりもしていた。

 

こうして怒涛な、日々はあっという間に過ぎ去り、思い出のみが頭に残り、各自、帰途。私達は、帰りの列車の中で、思い出話に花を咲かせ、家路に向かったのだった。

 

5.さいごに

 

毎度毎度、書いているが、この企画を成功させたスタッフの皆様、有難うございます。そしてメンバーの皆様、有難うございます。参加者がこんなにいるとは思わなかった今回の富山ツアー。健ちゃん人気が、うなぎ上りと言う証拠なのだろうか。はたまた、富山企画は非常に面白いよ!ということが、口コミでどんどん広がっているのだろうか。どっちにせよ、この大人数での企画は、運営する側においては、非常に大変だったことと思います。

 

今回は人数も多かったせいか、前回のような、「超内輪的ノリ」というのは、無かった様に思う。それは仕方のないことだと思うし、今回、初参加の人にとっては、前回の事を知らないので、きっと私が初めてを富山体験した時と同様のものを感じたと思う。こう書くと語弊が生じるかもしれないが、別に楽しくなかったと言っているわけではない。本当に楽しい時というのは、あっという間に過ぎて行くなぁと思っている位だ。ただ、人数が増えるということは、皆さんとお話するチャンスが少なくなってしまうということにもなり、その点に関しては少し残念に思う(それは仕方のないことなのだけど)。

 

ライブは、すごく良かった。去年以上のものだったと思う。カウントダウンの時の出来事には、驚いた。どうしてあそこまで計算し尽くされたかのように、新年を迎えられるのか。こんなことが出来てしまう光田健一は、一体何物なのか。にくいほど、決まりすぎていた瞬間だった。ライブでの、雰囲気は、年末年始共に非常に良かった。年明けライブでは、私は、後ろの席で、ほぼ全景が見渡せた。ステージと、客席。両方とも本当に、盛りあがっていた。参加者の後姿から、楽しさがにじみ出ていた。健ちゃんが、「皆の歓声や拍手が、頭の中で鳴り響いていて…」と言ったことも、すごくよく分かる。あの場での、あの雰囲気というのは、どこのライブ会場でも得ることのできないもの。はっきり言って、なんとも形容しがたい空間、雰囲気。「百聞は一見にしかず」。こればかりは本当に体験してもらわないと、分からない。それは、ステージで演奏する側のメンバーの表情にも現れているもので、それだけでも何かが違う。ということは、見ている側の私達の表情も、普段と違うのかもしれない。とにかく、ライブは、去年よりも良かった。雰囲気がすばらしかった。拍手、歓声、動き、開放感、充実感…数え切れないもの。アニキのライブもすばらしいもので、本当に、必聴必見の価値あり。本当に、お見せできないのが残念だが、体験するチャンスがあれば、体験して欲しい。

 

新年会に関しては、もっと、はちゃめちゃで、去年の様に、流れのつかめないものを期待していた分、その辺に関しては、少しだけ不完全燃焼。なぜなら、またあの大爆笑カラオケ大会を、観たいと思っていたから(健ちゃんのあの変貌振りは、前回見ていて非常にインパクトが大きかったので。これがないのは残念だった)。去年は、参加者を結構ステージに上げて、MCを務めさせたり、歌わせたりと、結構一緒に宴会を楽しんでしまおう!という要素があったと思う。今年はこの点が、薄れていたのが残念(人数が多かったりすると、やはり難しいのかな。まあ、新年会が予定から2時間遅れて始まったということも関係しているのかもしれないが)。まあ、でも、楽しく過ごせたので、満足。

 

とにかく、毎回思うが、富山で過ごす日々は、本当にあっという間。ほんのわずかな間に、何日分もの内容を凝縮して、詰め込まれている様に思う。なかなか、こういうイベントは、他では出来ないと思う。ある意味、サバイバルイベント(笑)。ただし、今回は、朝も遅いこともあり、前回より体的には楽だった。ホテルで深夜までイベントなんてできるとも思っていなかったので、これには驚いた。富山でのイベントと言うのは、不思議だ。そこには、普段では、見られない笑顔がある。健ちゃん始め、皆がめい一杯楽しんでしまえる空間がある。実に、不思議な場所だ。東京で同じことが可能か?と考えると、不可能なのかな?と思う。ここまでのことをやり遂げるのには、たくさんの人々の力が必要だから。そして、その全てが揃っているのが、富山。だから、富山でなければならない。本当にそう思う。普通のホテルで、深夜3時まで利用することが可能か?それは、不可能だろう。もし使うとなれば、もっと参加料金が高くなるはず。そして、すばらしい、皆の笑顔が見られるのは、健ちゃんとアニキ、そしてその仲間達が揃うから。この人達の雰囲気は、本当にとても良い。「類は友を呼ぶ」。この言葉が、本当にすっぽり当てはまる。アニキの人柄、健ちゃんの人柄、そして2人を囲む人々の人柄。それを見る楽しさ。この人達にあえて良かったな、と実際に思う。

 

富山に行く目的の1つに、スタッフの方と話をするというのが私にはある。スタッフの方と話すのも楽しい。こんな機会でもないと、なかなか話すチャンスは無い。だから、そういうことも含めて、ここに参加するのは、毎回楽しみなのだ。そして参加回数も、増えてくると、初回参加の時にあった、「メインは健ちゃん」というのが薄れ、皆で楽しみたい!という思いが強くなる。皆と言うのは、一緒に参加する友人も含め、勿論健ちゃんアニキ、そしてその回りの人々ということ。一緒に参加する友人にいたっては、常に、楽しい時を過ごせる人達だ。こんな機会でもないと、一緒にゆっくり(今回の富山をゆっくりと言うのかどうかは別として)過ごせない。普段のライブでは、会って少し話をして、「はい、さようなら」と言う状況だ。でも、こういう機会があると、時間は関係無い。余韻にも浸れる。思いっきり喋って笑える。とにかく、そういう時間を楽しみに参加した。勿論、目的でもあった、スタッフの方との会話も、楽しんだ(前回の様にゆっくり話せなかったのは、残念だけど)。

 

そういえば今回の富山ツアー。スタレビの海外ツアーの要素を存分に取り入れていた様に思う。辛口に言うと、真似過ぎ?と思いもしたが、まあ、人数のことを考えると、あのやり方は、非常に妥当な線なので仕方が無いと言えば仕方が無い。じゃあ、何か他にあるか?と聞かれれば、答えられないし(笑)。

 

しかし、あのアンケートは一体どこに行ってしまったのだろう。と、思いもするけど(何せ、書きすぎるほど書いたから)。まあ、時間もなかったし、仕方ないでしょう(笑)。

 

また、皆で遊びましょう!最後に改めて、友井音楽事務所の皆様と、ジェントルハーツミュージックオフィスの皆様に感謝いたします。そして、これを最後まで読んでくださった皆さん有難う!長くてご免ね(最初になるべく短く書くって宣言したのに…)。

 

<追記>

これを書き終えた日、ジェントルハーツから写真が届いた。写真とは勿論、富山で撮った集合写真と、8ショット写真。そこには、健ちゃんや、アニキからのコメントが添えられていた。健ちゃんの言葉は、多く、びっしりと書かれていた。それには、当初の予定では新年会には、デュエット大会なども含まれていたことなどが書かれていた。アンケートに関しても触れたかった等々。新年会に関しては、ちょっと物足りなさを感じていた分、これを見て、「あ〜当初の予定だと、割と宴会ノリっぽいものだったんだなぁ」と思った。時間的な問題などで、こういったものが出来なかったのは残念だけど…。「あれもこれもやりたい」と、書かれていたが、それでは、2泊3日では足りないでしょう(笑)。アンケートについては、「触れられなくてごめんなさい」と、書かれていたので、きっと、このツアーの感想などを書くアンケートに、「アンケートは一体どこに行ってしまったのだろう?」と書いた人が多かったのかな?と思った(私自身、書いたので)。

 

まあ、とにかく、改めて写真を見て思ったのは、すごい参加者数だなぁと言うことだった。そして皆が、楽しそうにしているのが、この企画の成功を物語っているのでしょう。

 

ちなみに、この富山ツアーのメモは、30数ページにも渡っていた。そのページ数は、スタレビのバリツアーよりも多かった。この膨大なメモを元に、このレポートを作成。それと、メモ書きを全て掲載しているわけではなく、一応、ピックアップして書いてます(なのに、こんなに長くなってしまった…)。