サンデーワイドショー Vol.2 1998.5.24 at渋谷Egg−man 5/24の昼下がり,光田健一ライブ「サンデーワイドショー Vol.2」が行われた。 このタイトルは,ワイドショーは平日の昼間にはやっているが日曜日にはやっていない。どうせ昼にやるのだから,ワイドショーというタイトルにしてしまえということで決まったらしい。ワイドショーという位なので構成もワイドショー仕立てである。それなりにワイドショーっぽくセット(といっても2人が座れるくらいの白い机に花が飾られ,マイクが置いてあるといったくらいのモノだが)されており,登場するときはいかにもワイドショーという感じの音楽が流れてくるのだ。前置きはこの辺にして置いて,ライブネタに取りかかろう。 今回のGENTLSのメンバーは,キーボード:河野啓三氏,ベース:三枝俊治氏,ドラム:杉野寿之氏,パーカッション:CICOちゃん,コーラス:斉藤久美子氏。今回もギター無しの構成ではあるが,前回よりもメンバーはそろっていた。 スタート時間の13:00を少し回ったところで,メンバーが,いかにもワイドショーという音楽をバックにして登場した。このとき,光田氏とCICOちゃんの2人はワイドショーの司会進行者と,ゲストコメンテーター「おすじ」として登場する。 ここで「おすじ」さんについてちょっと説明しよう。彼はCICOちゃんが扮する化粧ばっちりのおカマで,最近は米軍の黒人さんがお気に入りという人物である。光田氏のつっこみに対しても,すぐに下ネタ系に持っていって1人で盛り上がってしまう。というちょっとお茶目?で豪快なお方。勿論今回も,おすじパワーは炸裂し,「もうやだ〜。はずかしい!!」といいながら光田氏を突き倒しまくっていた。 この2人のやりとりははっきり言ってコントである。おすじと光田氏のやりとりが非常に大爆笑を誘う(メンバーも笑ってしまうほど)。パパネタ(下ネタ系)が出たときに,実際に自分のお父さんの顔を浮かべてしまったCICOちゃんは,おすじからいきなり素の自分に戻っていたりもしたが,そんな光景ももはや笑いを誘う材料になっていた。 こんな大爆笑コントが繰り広げられている中,私は「この調子で行くと数曲しか演奏しないのではないか?会場を使えるのは15:00位までだしな(夜は別アーチストのライブがある)」という不安を抱き始めた。歌はいつやるのだ?と思いつつ大爆笑しながら1曲目が始まるのを待った。 ようやく1曲目が始まったのだが,そのときすでに開始してから20分も経っていた。 大爆笑の後に始まった曲は「真っ白な八月」。CICOちゃんはお化粧をしたままコンガをたたく。この曲におカマの格好というのが不釣り合いなようだが,CICOちゃんのキャラクターのせいなのか,はたまた私が見慣れてしまっているせいなのか,たいして気にはならない(というよりも曲が始まってしまえば普通のCICOちゃんがそこにはいるのだ)。 この曲が終わったあともまた長めの曲紹介を含んだコントが繰り広げられ,「本当にこのままの調子じゃ5曲ぐらいしかできないかも・・・」という不安が再度よぎった。 2曲目は「やさしさに変わるから」で,三枝氏が弦バスを奏でた。基本的には弦を指ではじいて音を出していたが,間奏部では弓を用いて音を奏でていた。この弓で奏でた音と,ピアノの音の絡みがとても良くて,「お〜良いね」と友人と言い合っていた。友人は「鳥肌立っちゃうよ〜」とまで言っていた。 この曲が終わると「新曲バンザイ!」のコーナーがやってきた。これは,毎回光田氏が新曲を2曲披露していくコーナーである。 今回披露されたのは「古風なオンナ(仮)」と「どうしてどうして(仮)」である。「曲はいっぱいあって,何にしようかと思うんだけど,僕はものぐさだからあまり練習していないので,まあ練習風景をお見せすると言った感じです。歌詞もねタイトル同様”仮”。」と,曲を始める前に光田氏は言っていた。 「古風なオンナ(仮)」は弾き語り仕立てで,あなたの3歩後ろでもいいという内容の歌詞。だからといって本人の理想のオンナという事ではないらしい。本人いわく「僕はね,オンナの人の気持ちを考えてるんですよ。こういうときだったらこう思うんだろうなとか」だそうで,日常的にもオンナの人の気持ちをよく考えているようだ。だから光田氏のオンナコトバの歌は,とてもいい雰囲気に仕上がるのだろう。 「どうしてどうして(仮)」が始まる前に,光田氏は曲紹介の一環としてちょっとしたネタフリをしたが,そのネタは少し滑り気味だった。本人も「新曲紹介にネタを持ってきたのは失敗だった・・・」と言っていたぐらい。そのネタとは絶対音感の話題から入って”ド”を押して「この音なんだ」と客席に問いかけ,「これはドなんですけど,これからやるのは「ドおしてドおして」という曲です。」と言ったモノ。私も少し「えっ?」と思ってしまったが。 新曲バンザイが終わるとコントやMCもぐっと減り,曲中心の構成になる。前半はメロウな曲であったが,後半はノリノリの曲であった。このノリノリの曲,光田氏風に言うならば「川川な曲」だろうか。以前にもらったファンレターの中で「ノリノリでしたね」というのを「川川でしたね」と読み違えていたらしい。それに気づくまで「川川ってなんだ?」と思っていたらしいが。それと同様にCICOちゃんは「それじゃ又」というのを「それじゃヌ」と思ったらしい。まあ,確かにお二方が読んだように読めないこともないけど。 ノリノリの曲は全部で5曲(「NO ANSWER」,「Cry'n Smile」,「僕はピアノが好きなんだ」,「君に夢を伝えたい」,「入道雲を飛びこえて」)。これらはノンストップに近い形で披露された。久美子さんもすごくノっていて,いつも以上に踊りまくっていた。私が見た中では一番踊っていたのではないかというくらいだ。光田氏も「踊っちゃえ〜」と盛り上がり,前回以上に入ったお客さん達もかなり盛り上がっていた。 ラストナンバーが終わり,メンバーがステージから下がるとすぐに光田氏はアンコールに応えるべくして登場する。このときすでに制限時間の10分前。大急ぎで挨拶をし,前回新曲バンザイで披露した「こんなに切ないBirth day(仮)」を弾き語りで演奏。最後の締めには次回のライブのお誘いを忘れずに観客にし,大盛り上がりで幕を閉じた。 前回も感じたが,いつも4時間近くもライブを行うので2時間という時間は少し物足りないなと思った。まあ,普通の人がライブを行うくらいの時間だし(スタレビは2時間じゃ終わらないけど),安室ちゃんに比べれば2時間というのも長いのだけど(彼女のライブは2時間やっていなかった),やはり光田氏には短いと感じる(長いライブを見慣れているせいだとは思うが)。ただ次回のサンデーワイドショーは16:00からということなので,いつものように長時間ライブが予想され,とても楽しみである。 今回も相変わらずパワフルで1度で2度おいしい(歌とコント)ライブであった。 サンデーワイドショー Vol.2 1998.5.24 at渋谷Egg−man 5/24の昼下がり,光田健一ライブ「サンデーワイドショー Vol.2」が行われた。 このタイトルは,ワイドショーは平日の昼間にはやっているが日曜日にはやっていない。どうせ昼にやるのだから,ワイドショーというタイトルにしてしまえということで決まったらしい。ワイドショーという位なので構成もワイドショー仕立てである。それなりにワイドショーっぽくセット(といっても2人が座れるくらいの白い机に花が飾られ,マイクが置いてあるといったくらいのモノだが)されており,登場するときはいかにもワイドショーという感じの音楽が流れてくるのだ。前置きはこの辺にして置いて,ライブネタに取りかかろう。 今回のGENTLSのメンバーは,キーボード:河野啓三氏,ベース:三枝俊治氏,ドラム:杉野寿之氏,パーカッション:CICOちゃん,コーラス:斉藤久美子氏。今回もギター無しの構成ではあるが,前回よりもメンバーはそろっていた。 スタート時間の13:00を少し回ったところで,メンバーが,いかにもワイドショーという音楽をバックにして登場した。このとき,光田氏とCICOちゃんの2人はワイドショーの司会進行者と,ゲストコメンテーター「おすじ」として登場する。 ここで「おすじ」さんについてちょっと説明しよう。彼はCICOちゃんが扮する化粧ばっちりのおカマで,最近は米軍の黒人さんがお気に入りという人物である。光田氏のつっこみに対しても,すぐに下ネタ系に持っていって1人で盛り上がってしまう。というちょっとお茶目?で豪快なお方。勿論今回も,おすじパワーは炸裂し,「もうやだ〜。はずかしい!!」といいながら光田氏を突き倒しまくっていた。 この2人のやりとりははっきり言ってコントである。おすじと光田氏のやりとりが非常に大爆笑を誘う(メンバーも笑ってしまうほど)。パパネタ(下ネタ系)が出たときに,実際に自分のお父さんの顔を浮かべてしまったCICOちゃんは,おすじからいきなり素の自分に戻っていたりもしたが,そんな光景ももはや笑いを誘う材料になっていた。 こんな大爆笑コントが繰り広げられている中,私は「この調子で行くと数曲しか演奏しないのではないか?会場を使えるのは15:00位までだしな(夜は別アーチストのライブがある)」という不安を抱き始めた。歌はいつやるのだ?と思いつつ大爆笑しながら1曲目が始まるのを待った。 ようやく1曲目が始まったのだが,そのときすでに開始してから20分も経っていた。 大爆笑の後に始まった曲は「真っ白な八月」。CICOちゃんはお化粧をしたままコンガをたたく。この曲におカマの格好というのが不釣り合いなようだが,CICOちゃんのキャラクターのせいなのか,はたまた私が見慣れてしまっているせいなのか,たいして気にはならない(というよりも曲が始まってしまえば普通のCICOちゃんがそこにはいるのだ)。 この曲が終わったあともまた長めの曲紹介を含んだコントが繰り広げられ,「本当にこのままの調子じゃ5曲ぐらいしかできないかも・・・」という不安が再度よぎった。 2曲目は「やさしさに変わるから」で,三枝氏が弦バスを奏でた。基本的には弦を指ではじいて音を出していたが,間奏部では弓を用いて音を奏でていた。この弓で奏でた音と,ピアノの音の絡みがとても良くて,「お〜良いね」と友人と言い合っていた。友人は「鳥肌立っちゃうよ〜」とまで言っていた。 この曲が終わると「新曲バンザイ!」のコーナーがやってきた。これは,毎回光田氏が新曲を2曲披露していくコーナーである。 今回披露されたのは「古風なオンナ(仮)」と「どうしてどうして(仮)」である。「曲はいっぱいあって,何にしようかと思うんだけど,僕はものぐさだからあまり練習していないので,まあ練習風景をお見せすると言った感じです。歌詞もねタイトル同様”仮”。」と,曲を始める前に光田氏は言っていた。 「古風なオンナ(仮)」は弾き語り仕立てで,あなたの3歩後ろでもいいという内容の歌詞。だからといって本人の理想のオンナという事ではないらしい。本人いわく「僕はね,オンナの人の気持ちを考えてるんですよ。こういうときだったらこう思うんだろうなとか」だそうで,日常的にもオンナの人の気持ちをよく考えているようだ。だから光田氏のオンナコトバの歌は,とてもいい雰囲気に仕上がるのだろう。 「どうしてどうして(仮)」が始まる前に,光田氏は曲紹介の一環としてちょっとしたネタフリをしたが,そのネタは少し滑り気味だった。本人も「新曲紹介にネタを持ってきたのは失敗だった・・・」と言っていたぐらい。そのネタとは絶対音感の話題から入って”ド”を押して「この音なんだ」と客席に問いかけ,「これはドなんですけど,これからやるのは「ドおしてドおして」という曲です。」と言ったモノ。私も少し「えっ?」と思ってしまったが。 新曲バンザイが終わるとコントやMCもぐっと減り,曲中心の構成になる。前半はメロウな曲であったが,後半はノリノリの曲であった。このノリノリの曲,光田氏風に言うならば「川川な曲」だろうか。以前にもらったファンレターの中で「ノリノリでしたね」というのを「川川でしたね」と読み違えていたらしい。それに気づくまで「川川ってなんだ?」と思っていたらしいが。それと同様にCICOちゃんは「それじゃ又」というのを「それじゃヌ」と思ったらしい。まあ,確かにお二方が読んだように読めないこともないけど。 ノリノリの曲は全部で5曲(「NO ANSWER」,「Cry'n Smile」,「僕はピアノが好きなんだ」,「君に夢を伝えたい」,「入道雲を飛びこえて」)。これらはノンストップに近い形で披露された。久美子さんもすごくノっていて,いつも以上に踊りまくっていた。私が見た中では一番踊っていたのではないかというくらいだ。光田氏も「踊っちゃえ〜」と盛り上がり,前回以上に入ったお客さん達もかなり盛り上がっていた。 ラストナンバーが終わり,メンバーがステージから下がるとすぐに光田氏はアンコールに応えるべくして登場する。このときすでに制限時間の10分前。大急ぎで挨拶をし,前回新曲バンザイで披露した「こんなに切ないBirth day(仮)」を弾き語りで演奏。最後の締めには次回のライブのお誘いを忘れずに観客にし,大盛り上がりで幕を閉じた。 前回も感じたが,いつも4時間近くもライブを行うので2時間という時間は少し物足りないなと思った。まあ,普通の人がライブを行うくらいの時間だし(スタレビは2時間じゃ終わらないけど),安室ちゃんに比べれば2時間というのも長いのだけど(彼女のライブは2時間やっていなかった),やはり光田氏には短いと感じる(長いライブを見慣れているせいだとは思うが)。ただ次回のサンデーワイドショーは16:00からということなので,いつものように長時間ライブが予想され,とても楽しみである。 今回も相変わらずパワフルで1度で2度おいしい(歌とコント)ライブであった。 |