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ロンドンの5ピース。バイオリンをフィーチャーしたギターインストってことでGY!BEが否が応にも思い浮かぶのだけど、彼らほどの重厚感や荘厳感がない分、とっつきやすいのは確か。
未完の大器を感じさせた素晴らしいデビューEPを経て、4月にリリースされる1stアルバムでは、優美に唸るバイオリンとドラムロールに始まりツインギターがバーストして絡んでいく印象的な曲で幕を開ける。8分から14分に引き伸ばされた"la guerre des mondes"の再録曲には、正直戸惑いを隠せない部分があったりもするのだが。
3月1日に観たライブでは演奏が始まった途端、それまでのジョークを交えた和やかな雰囲気から一転、音の洪水は大きな濁流となって僕を飲み込んでいった。ごく普通の青年たちだっただけに、そのギャップも含め今好きなバンドのひとつ。(05.03.05)