LOVE PSYCHEDELICO



この『LOVE PSYCHEDELICO』に関しては私の中ではかなり最近の音楽です。 
と言っても、この音楽に出合ってからもう5年ほど経ってるのですが・・・。 
1時期の音楽が溢れていた生活から離れて、少し落ち着いていた頃、 
「最近の音楽では中々良いが無い。」と思っていた。 
そんな時に『LOVE PSYCHEDELICO』の音楽に出合った。 

この『LOVE PSYCHEDELICO』の印象としては、60〜70年代のロンドンミュージック的なソウルフルさを感じ
た。
と言うのも、初めて聴いた時に何故かしら、ジョン・レノンの顔を思い浮かぶ様な感じがしたから。 
だからと言って、曲調が似ているとかではなく、なんて言うんだろ? 裏に隠れている精神的な部分で有った 
り、曲作りに対する思いみたいな物が相通ずる印象を受けた。 
そして、アコースティックな音作りに英語交じりの歌詞、そして気だるい様に自分の世界を持つボーカル。 
そう言う音楽だったから私の中に自然と入り込んで来て実に気持ち良い感じがした。 
「でも、こう言う音楽は中々世間に認められないんじゃないか?」なんて思っていたけど、予想は見事に外した
ようだ。 

それと、最近ようやく3枚目のアルバムを出したが、その制作期間などは、はっきり言って遅い。 
これは単に、「出せば売れる。」と言った感じが有る中、自分達のスタンスを守りながら流れに流されない、 
世間に対して媚びていない姿勢は実に好印象。 
でも、中々これが出来ないだよね。 
無理に出し続け、自分本来の音楽を見失い消えて行ったバンドも多い。 
まぁ、この『LOVE PSYCHEDELICO』に関しては、そう言う心配もいらないようだね。 
こう言う音楽が在るようなら、まだまだ邦楽も捨てたもんじゃない。