多分、私の世代以降、このバンドの曲を聴いたこと無いと言う人は余り居ないんじゃないかな?
好き嫌いは別としてだけどね。
解散して約16年経つけど、未だにCD、DVDなどが売れていると言うのだから、
それからしても、『伝説のロックバンド』と言って良いと思います。
でもこの『BOФWY』、活動期間約6年?って言うか、始まりが曖昧なんだよね^^;
ボーカルの氷室京介は『スピニッジ・パワー』って言うバンドのボーカルで1度デビューしてるし、
その後、ようやくアマチャア時代のライバルであった布袋と組んだんだけど、名前は『暴威』だったし、
ま、ファーストアルバムの『MORAL』を出してから、解散までが約6年って成るかな。
これでも分かる様に『BOФWY』は決して華々しい道を歩いてきた訳じゃ無いって事です。
本当のスターダムに伸し上ったのは、ロンドンのライブハウス、『マーキークラブ』に出演して
帰国してから解散までの3年間。
丁度、セカンドシングル『ホンキー・トンキー・クレイジー』を出した頃になる。
それまでは、月1のライブハウスでのライブくらいで、他にアルバイトをしてたり、
有線などに自分たちのCDを自分たちの手で配り歩いていた。
恐らく今現在、イヤ、今までも、そしてこれからも、多くのメジャーを目指している人達のほとんどが
ここで諦めてしまうのだろう。
のちに氷室は言っていました。「本気で故郷に帰ろうと思っていた。」と・・・。
でも諦めなかった。
自分の信じた音楽が有ったから、そして、共に歩いてくれる仲間が居たから・・・。
諦めれば、諦めた時点で何もかも終わり・・・。
私もバンドを組んでいた時期が有ります。
この『BOФWY』には、音楽のカッコ良さに惹かれた以上に、その精神面、スピリットに感動させられていた。
バンド仲間が集まれば、夜遅くまで音楽の話をしては、いつも『BOФWY』の話をしてた事を思い出します。
「なんて、カッコイイ奴等なんだろうか。」ってね。
また、『BOФWY』の解散には色々言われてましたが、私はあの時の解散で良かったと思っています。
布袋が良く言ってました。
「アルバムを出す度に『BOФWY』の完成形に近づいている。」と。
その言葉を借りるなら、きっとあの解散の時点で『BOФWY』が完成したのだろう。
『BOФWY』には2大カリスマの氷室、布袋が居ました。
恐らく『BOФWY』と言う名の箱を、悪い言い方をすれば、『踏み台』に、
良い言い方をすれば、『感性の磨き台』にしたに違いない。
それは解散後の2人を見れば一目瞭然です。
|
|