82年、ギターの木暮武彦が、小説「黒い瞳の少女レベッカ」から『REBECCA』と命名。
実は木暮武彦が『R』にこだわっていた説もある。
小暮がREBECCA脱退後、結成したバンド『RED WARRIORS』も『R』で始まっている。
恐らく、この『REBECCA』が今のバンドブームの火付け役に成ったバンドではないでしょうか。
当時、ロックバンドも多かったがまだまだ世間的にも、ロックバンド=不良のレッテルが残っていて、余り認め
られたり世間受けも良くなかった中、NOKKOのキュートな歌い方などが、それまでロックを聴かなかった人
達にも受けた様にも思う。そして当然のように当時のバンドをやっていた男の子はBOФWYをコピーし、女の
子はREBECCAを歌っていた。
ヴォーカルのNOKKOと小暮が結成当時から付き合っていたのは有名な話。(現にこの後結婚、そして離婚し
ている)『REBECCA』の曲はそんな2人の事を歌っている曲も多い。
「結接蘭・破接蘭」は2人が喧嘩した時の事を歌っているし、一旦2人が別れて小暮が脱退した後書いた
「WILD & HONEY」は恋愛を振り返った曲でもある。
この様に、歌詞がNOKKOのその時々の心境や想いなどをダイレクトに歌っていた事が、その当時、また今聴
いても、聴いてる者に素直に入り込んで来るんじゃないかな。
ここでも、少し触れているがこの『REBECCA』もメンバーチェンジの多いバンド。その中でも小暮が脱退はかな
りの影響があった。それまで曲は小暮がほとんど書いていたし、リーダーでも有った事も大きく、この時に解散
の危機と世間でも騒がれていたが、この後、作曲の中心に成るキーボードの土橋安騎夫が小暮のロック一辺
倒の作曲と違って、NOKKOの魅力を引き出す作曲に変わり、これが良い方向に『REBECCA』としての魅力
に成った様に思う。
実はこれを書きながら『REBECCA』の曲を聴いているんだけど、今聴いてもホント良いね。
個人的に好きなのは「MOON」「Maybe Tomorrow」「LONELY BUTTERFLY」などなど。
でもこれらの曲を聴くと、なぜかしら悲しく成ってしまうんでよね。
恐らく、リアルタイムで聴いていたあの頃の情景と、色んな想いがフラッシュバックして来て・・・。
でも、こんな想いをさせてくれる曲を多く作ってきてくれた事に本当に感謝したい。
ありがとう。
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