雨の日

song by Tamuchu


Words/ みほ Music/ kurochiyo

傘を捨てて
泣きたいだけ泣いた
雨の日は雨音を背に
遠くの空から降りてくる粒を見上げ
灰色の空は私を見下ろす

コンクリートに目をやると
うさぎの目をした自分が映る
「もうやめよう。」

車が水しぶきをあげ黒い粒がこころにかかった
いつのまにか取り残された
傘を拾ってまた歩いた…

この帰り道
私は一人ぼっち
大人のふりをしてみせた
あの日遠くを見ていたあなたの瞳は
なぜか少しだけ寂しげだった

思い出すことはしないで
もし振り返りたければ目を閉じて
「ありがとう。」

自分が思っているほど小さくなくて
たぶん大きくもなくて…中くらいの感じ
そんな大きさのキミがいます

少し痛いくらいの 静かな雨