「上昇気流」

天気はいつも曇りで 可も不可も無い日々
愛用はブルーのフリース リーズナブルなプライス

何度見たって一般人さ 帰りはファーストフード
平凡という名の下で泳ぎ続ける僕等

塵のような才能だって 足して掛けりゃ芽が出んだ
何も無いとこで明日が始まっている 待ってないで進もう

短針一つ銭九枚 鴉が鳴いている
テレビのニュースが今日も十二時を告げた

小さい頃に独り描いた 汚れ無き夢は
知らぬ間に温い風に呑まれて飛んでいった

ほら上昇気流に乗って 転げてもがいて前進です
間違いも「住めば都」 そう、全てのNoをYesに変えてしまおう

塵のような才能だって 足して掛けりゃ芽が出んだ
何も無いとこに明日が始まっている 待ってないで

ほら上昇気流に乗って 転げてもがいて前進です
間違いも「住めば都」 そう、全てのNoをYesに変えてしまおう



「地平線」

際限無く広がる 遥か彼方 地平線
柔らかな光が僕たちを包んで

何も喋らずに お互い手を握っていた

君がかざした その手の向こうに明日が待っている
そして一つずつ 何かを刻んでゆくんだ 地平線に向かって

誰もいない停留所 首かしげたサボテン
錆付いた時刻表  空白の終点

焼け付いたアスファルト 光る汗をぬぐっていた

いっそ痛みさえ 空の向こうに放り去ってしまえばいい
目的地さえ まだ分かっていないけど 進むだけ ただ前に


何も喋らずに 地平線を眺めていた


君がかざした その手の向こうに明日が待っている
そして一つずつ 何かを刻んでゆくんだ 地平線へ

いっそ痛みさえ 空の向こうに放り去ってしまえばいい
ただ前に 振り返らず



「BLOSSUM」

ポプラの並木が青々と色づいた頃
忘れかけたような出来事を思い出した

思えば再会はごくごく平凡で 
言ってみれば他人行儀のような会話をしただけだったのに

路頭に咲く小さな花はいつのまにか
僕の心の中で大きくなって咲きつづけていたんだ

なんでだろう?

親友から急に言われた事実にただ僕は笑って 「がんばれよ」としか言えなかった
何かがぽっかりと消えてしまった空 心に閉まっていた言葉 
けど今とめどなく溢れている

君が遠くに行くほど近くに感じる自分がいて
目の前にいて届かぬ君がいる

今でも好きなのに

単純な会話が新たな道の一歩で 人間てチッポケなものだから
目の前の小さな幸せを日々の糧にしていくんだ

路頭に咲く小さな花はいつのまにか
僕の心の中で大きくなって咲きつづけていたんだ

なんでだろう?


「LINE」

何となく歩いてて ぼんやりと前だけを眺めていたんだけど
いつの間にか僕は 大人になってしまい 
思い出にしがみついてんだ

人知れず悩んで グッと飲み込んでいたものは
今もどこかでくすぶっているけれど

ずっと君と二人で一緒に居たいんだよ 
他には何にも要らなくて良いから
まっしぐらに 迷ったりしないで 
僕は君の元へ ただ走っていくだけ

めまぐるしく変わる 都会の匂いだけを 
僕は絶えず嗅いでいたんだ
何が自分かを忘れてしまったけど 
「君が好き」それだけは何よりも真実で

それぞれの前に描く一筋の線が 
色んな所で交わって僕等は出会えたんだ
悲しみや憂いさえも お互い笑い飛ばして 
夜明けの太陽に向かって線を伸ばすんだ

ずっと君と二人で一緒に居たいんだよ 
他には何にも要らなくても良いから
まっしぐらに 迷ったりしないで 
僕は君の元へ ただ走っていくだけ

変わり行くこの世界で それぞれが描きだすLINE
僕らはそれを眺めて 新たな夢を描くよ
君の中の優しさが また一つ大きくなり
そんな君を見て僕は 離さないと誓った


「X,,mas in the night」

君はいつまでも何も言わないで 遠い夜空をそっと見つめていた
何を見ているの? 僕には分からないよ この海も語らない
外はもう寒い冬が来たけど 二人で過ごす夜はこれから

クリスマスまでには花を咲かせたい 今年の夜は君と居たいな
あるだけの気持ちを君に送るから このままで戻らないでね
心からもっと感じたいよ 

X,,mas in the night

白い粉雪が海辺を包んで ちらりほらりと降り続けていた
寒いの?震えるの?上着と言わず全て 君に貸してあげるよ
あの日 指切り交わしたことの約束を覚えてるかな?

当たり前の事を何度でも言うよ どんなに傷ついてもいいから
積み上げた気持ちを君に送るけど 答えはまだいらないよ
心からもっと見つめたいよ このままで

クリスマスまでには花を咲かせたい 今年の夜は君と居たいな
あるだけの気持ちを君に送るから このまま戻らないでね
心からもっと感じたいと思う 君だけをずっと見つめたいよ

X,mas in the night


「Revolution」

独り遠くに投げかけた言葉 街の中を彷徨う人影
何もつかめずに ただその影を追った
凡人という僕の生きた証は何?
君の瞳の中に描き出されたREVOLUTION
嘘かまやかしか? 全てが否定 CONFUSION

都会の真下で暮らす世捨て人 お向かいのコンビニ 僕の全てはある
プラスチックみたいな安物の個性で 今僕らはそっと動き始めたよ
要らない物など何も無い 理想のVISION
生みの声を上げた僕たちのREVOLUTION

それぞれ胸の中 灯された炎 消えそうになりながら足元を照らす
冷やかしを餌にして 空しさほうばって 今僕らはそっと動き始めたよ

君の瞳の中に描き出されたREVOLUTION
嘘かまやかしか? 全てが否定 CONFUSION
要らない物など何も無い 理想のVISION
生みの声を上げた僕たちのREVOLUTION


「Counn Down」

眠れないこんな夜は考えてしまうよ 
この世に生まれてきた意味なんてもの

果てしない闇に近づいて行く旅路だ
君も同じ不安な目で震えているの?

誰もみな喜びとそれ以上の悲しみを両手に抱えて生きている
始めからたどり着くゴールなんて決まっているのにそれでも僕ら進んでく

その先の世界へ

咲き誇る華達もやがて枯れ行く運命(さだめ)で
だとしたら何ゆえ僕ら輝こうとするのだろう

夢や栄光を手にしたのもつかの間
こぼれ落ちる怖さにまたとらわれてる

絶望と希望とがルーレットの様 クルクルと隙を見ては入れ替わる
向かい風受けながらその総て笑い飛ばせたらどれだけハッピーなんだろう

そんな強さ欲しいよ

「明日はきっと」って 僕らはいつも何かを期待して今日を過ごしている
人生にリハーサルなんて無いのに‥ 
明日(あす)から明日(あした)へと加速して行く時のスピード

眠そうな眼をこすり話そうよ もう少しお互いを感じあいながら
過ちや憧れを分け合えばそれだけで意味ができると思うんだ

誰もみな悲しみをそれ以上の優しさに切り替えながら生きている
答えなど無いけれどカウントダウンしてるなら君の温もりを頼りに

歩くんだ その日まで