このアルバムは、ラグタイム・ピアニストの第一人者であるリチャード・ツィマーマンによるスコット・ジョプリンのベスト・アルバムです。
スコット・ジョプリンは、『ラグタイムの王』と呼ばれたアメリカの黒人作曲家で、盛り場などで流行していたに過ぎないラグタイムを音楽的に洗練したものにし、白人たちも含めた一般社会に浸透させた功績があります。彼の死直後から、ジャズに取って代わって急速に廃れていったことからも、彼の偉大さがわかるでしょう。ジャズ自体、ルーツはラグタイムだったんだから、彼なしに今のジャズはありえないとも言えますね。
彼の曲は、陽気でありながら、どこかもの悲しげな雰囲気のものが多く、当時の黒人社会を色濃く反映したものとなっています。ま、それはラグタイム全般的にも言えることなんですが・・・。と、とにかく、ラグタイム聴くなら、まずはスコット・ジョプリンなのですよ!
(逆ギレぎみに) そ、それから、おしゃれにピアノを聴きながらティータイムを・・・なんて背伸びをしている一般庶民(=うちの嫁)は、無理してクラシック聴いてないで、スコット・ジョプリン聴きなさい!
(マジギレぎみに)
映画『スティング』に使われて大ヒットした(1)、彼の出世作である(2)、スズキ『ラパン』のCMで使われている(12)など、誰もが知っている名曲揃い。このベストを聴いてハマった人は、迷わず5枚組の全集
『The Complete Works Of Scott Joplin』を(σ´∀`)σゲッツ!
(メチャ安い!)