のっけから松田優作のようでしたが、これが彼らの音を聴いた最初の感想でした。
THE STROKESは、NY出身の5人組。本国よりも先にイギリスでブレイクし、遅れてじわじわとアメリカでも注目を集めたという変わった経歴を持っています。
まず、このジャケット見てください。女性の裸の下半身をあしらったものですが、そんなに問題を感じませんよね(エロチックというより芸術的)?
しかし、イギリスでは問題になり、アメリカ盤ではサイケ模様のものに変更されました。さらに、テロの影響で、アメリカ盤から「New York City Cops」がカットされ、代わりに「When It Started」が収められています。
そして肝心の音。誰が聴いても今時の音じゃありません。まさに時代錯誤なんですが、何故か勝手に体が動いてしまいます。気だるいボーカル、歪まないギター、タイトなベース、叩きつけるようなドラム。よく引き合いに出されるのはヴェルヴェット・アンダーグラウンド、テレヴィジョン、ラモーンズ、そしてイギー・ポップ&ストゥージズのような往年のロックバンドですが、まさにそんな刹那的な香りをプンプンさせ、さらに発展させたような彼らの音。是非聴いてみてください。
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