ハワイアンを夏限定の音楽だと思っている人は、このアルバムを聴いて、ハンマーで頭を殴られてください。
ギャビー・パヒヌイは、ハワイの伝統的なギター奏法であるスラック・キー・ギターを世に知らしめたことで、戦後のハワイ音楽の最重要アーティストと言われています。それまで、ウクレレやスティール・ギターを主としたものだったハワイ音楽が、スラック・キー・ギターの復活で、より奥深いものとなりました。
また、彼の歌声は、なんとも言えない味わいがあり、ハワイアン特有の哀愁を感じさせてくれます。
サポート陣の豪華さも魅力の一つ。ギャビーとともにハワイアン・ギターの名手であるアッタ・アイザックスの他、なんとロック・ファンにはお馴染みのライ・クーダーも参加。何でもやるなー、この人。
初めてのハワイアンは、これくらい強烈なのがオススメです。
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