ブラーと言えば、とかくオアシスと比較されがち。どの雑誌もブラーVSオアシスの記事を挙って書きたがります。この調子だと近い将来、
『どっちの料理ショー』に登場し、『今日のご注文はどっち!?』と問われた僕は、悩んだ末にブラーを選び、ブラーを食べ損なうはずです。ヤバい・・・。おバカっぽいオアシスとシニカルなブラー。大衆受けするのは、いつもバカの方・・・。
ま、それは置いといて、シニカルなブリット・ポップが彼らの持ち味だったわけですが、このアルバムでは見事に変身。これまでの音とは一線を画すオルタナティブ・サウンドに誰もが驚きました。これまでのデーモン中心の音作りから脱皮し、デーモンとグレアムの共同作業が開花したことによります。これまでのサウンドを踏襲した曲もありますが、音楽的な幅がぐんと広がりました。おぉ〜、美味そう。やっぱ、オアシスよりブラーだな。