NORA / Noraaaah!!!


『信念と意地は曲げずに伝える レペゼンジャパニーズサムライスタイル』


NORAの1stアルバム。彼らの提唱するBayfunkがびっしり詰まった「justa introduction of Bay-Funk」。メロウな気持ちいい曲から、重たい感じの濃い曲まで。
メンバーはMC、シンガー、トラックメイカーで合計9人の野良犬集団。
このアルバムではまだIntroductionということでかメンバー全員が参加してるわけではありません。ただトラックは全てFuekiss!!が作ってるので毎回MCのメンツが違くても一つの流れがあるのがいいです。


1曲目はいきなりシンガーJunのソロ。透き通った声で、気持ちよ〜く休日を歌います。アルバムの始まりがいきなり歌だけなので最初はビビリました(笑)。でも、これぞBayFunkって感じの曲でしょうか。

そして、このアルバムでの中心人物と言ってもいいGipper。この人はすごい。やはり三曲目「High-Ero-Graph」。重たいトラックに独特な言葉の繋ぎ方をする変則フロウでそれはもうエロく。でも韻の踏み方とかフロウの使い方とかとにかくうまい。もう一回聴いただけで「コイツすげぇ」って思うはず。1stヴァースにはNeechも参加してますが、残念ながら印象薄。

さらに次の四曲目の「Nora Walk」でもさらに重たい音が。この曲ではGipperとフィメールラッパーAk the Bandeeとふたりのかけあいが聴けます。これまたすごい。ふたりともなんかエグイ(笑)。この迫ってくるようなトラックがふたりのラップに合い過ぎ。とにかくこの雰囲気かっこいい。

五曲目「パフパフ・モンデ・オールアップ」はアルバム中一番のパーティチューン。NeechとYoze。ここではYozeとともにNeech大活躍。とにかくノリノリで楽しいです。YozeはNoraのメンツには珍しいガラ声でNeechとのタイプの違いがまたいいっすね。

Sahllaの何しにきたのかわからないようなskitを挟み、またGipperの「Real Smoker Shit」で重たい雰囲気に戻される。ここら辺のアルバムの展開正にGipperの独壇場って感じ。いや、かっこいい。

続いてギロの音が印象的なトラックの「Too Dogg」。ここではTrippin初登場。おもしろいフロウの多いNoraの中でも特に独特なフロウをかます彼です。なんかが詰まってるんじゃねぇかってな感じの変なフロウ。おもしろいな〜。

ここまで「気持ちいい〜」→「重い...」ときてここでまた「気持ちいい〜」が続きます。ここから三曲は温かい曲。
まずはNoraのリーダーTicky"D"TacとNeechの「Page Of 23」。すげ〜いい曲です。後ろでシャンシャン鳴ってる鈴の音がすごくいい感じです。いい曲だな〜。

続いてNeechのソロ。英詞です。流れるようなフロウと綺麗なトラックが気持ちいい曲なんですが、言葉がわからないのがやっぱりちょっと残念。フックのNoraのメンバーを一人ひとり呼んでくところすごい好きです。
ラストはこれまでの曲にもフックなどでチョコチョコ参加してたシンガーLay-D Chillのソロ。これまた綺麗に歌ってくれます。


うん。誉めすぎな感もありますが、それだけいい曲ばっかりってことです。あえて言うなら、な〜んかが足りない、弱いって感じるかなって思うとこ。あえて言うならって言えてないな(汗)。
途中で書いたように、気持ちいい感じの曲と重たい感じの曲のわけ方ですごいいいアルバムの流れになったと思います。次回作への期待はかなり高いぞぉぉ。


おまけ
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