Bass
-最初に-
今回から始まる「Crass-Bass」のコンテンツですが、kissの思うベースについてのいろいろから理論的なことまでいろいろと語っていくつもりです。末永くよろしくお願いします。
わからない言葉はDictionaryのほうを参照してください。
-Bassって?-
はっきり言うとkissもベースについてはギターを始めて半年くらい経って、バンドを意識し始めたときに初めてそういうパートがあることに気づきました。
ベースというのは弦が4本でギターよりも音が低い楽器だとだけここでは言っておきましょう。 基本的にベースというのはギターとドラムをつなぐ楽器で、ギターのメロディアスな部分とドラムのリズミカルな部分の両方の特性をもった楽器なのです。まぁ、中途半端って言われたらどうしようもないですが。
しかし、曲の中でベースがあるとないとでは全然感じが違く、物足りなくなるほど大切なパートなのです。
というわけでベースって言うのは以外にかっこいいものだと覚えていてください(笑)。
-Bassの種類-
今回は、ベースの種類について、一言にベースといってもその種類はさまざまです。のでそれについてお話します。まず、ベースには普通の4本の弦のものと5本、6本の弦のものがあります。それぞれ5弦ベース、6弦ベースといいます。普通のベースとどう違うのか?それは字の通りなので、分かると思いますが弦の数が増えてるということなんですが、5弦ベースでは下の音の弦、6弦ベースは5弦ベースに高い音の弦を足す、というつくりになってます。ようするに上下1本ずつ足されるということです。さらにフレットレスベースと呼ばれるものがあり、それはフレットがないというものでウッドベースなんかはこれにあたり、エレキベースでもまれにあります。
-奏法-
今回はベースの弾き方について。「ギターと同じじゃないの?」と思うかたもいらっしゃると思いますがたしかにそれもありますが、ベースはそれ以上なのです。まずはギターと同じくピックによる弾き方。そして、指弾き。読んで字の如し、指で弦をはじく弾きかたです。これは基本的に親指をピックアップまたは指おきにおいて手の平をささえて人差し指と中指、場合によっては薬指も使い弦をはじきます。そして、指引きにはさらにスラッピング/チョッピングと呼ばれる弾き方があり、親指は弦をたたくようにして弾きそのほかの指では弦に指を引っ掛けて思いっきりはじきフレットにぶつけて音を出す(サムピッキング)という弾き方があります。上記がベースにおける基本的な奏法です。ピックは音が硬く、指はやわらかい音がします。ベーシストによって弾きかたは異なります。例外はありますがロックやメタルなんかではピック、ジャズなんかでは指弾きが多いです。ちなみにわたしはロックですが単に弾きなれないという理由で指弾きです。

-日本人とベース-
ベースを弾いているのを見てなんか似合わないといつも思う。何でだろうと考えると体の大きさに対してベースが大きすぎるのだ。そもそも、エレキベースは米フェンダー社が初めて作り上げたのが、それが関係するのかどうかはわからないが、たしかにフェンダー社のプレシジョンベースやジャズベースなどもそうだし、ギブソン社などの国外メーカーのベースはボディが大きい。そして日本のメーカーのベース、ギターもなのだが、ほとんどが米国メーカーの模倣なのだ。おかげで日本人の体に対してベースは大きくなってしまうのだ。しかし、国外メーカーでもスペクターなどはボディはベースよりもふた回り小さい。そして、日本でもヤマハなどは一回りは小さいボディになっている。あくまでもボディの大きさの話なので、どうのこうもいっても仕方ない。まぁ、ベースを買うときの基準のひとつにでも考えてください。

-ウッドベース-
個人的にはウッドベースの音が好きだ。と言うわけですこしウッドベースについて。ウッドベース、他にコントラバス、アコースティックベース(これはエレキベースに対して)と呼ばれるのだが、どんなところで使われてるか。だいたい、ジャズがほとんど。まぁ、クラシックで弓で引かれるのもあるが。どんなものかということなのだが、でかいバイオリンと言ったところだろうか。基本的にフレットはなく、勘で弦を押さえ指で弾くのだ。いい例だと、某ビールメーカーのCMでドリフターズ(きちっとしたバンドだったんだよ。)のベーシストで有名ないかりや○介さんが弾いてるのがウッドベースだし後ろで流れてるのもおそらくそのままの音でしょう。正確に言うとあれは、エレキウッドベース?(何がなんだかわからないが)ウッドベースをそのままエレキにしたものでウッドベース独特の音を電子化するといったところだろう。聞いてもらうとわかると思うがすごくおもむきのある音が出てると個人的には思う。

-指弾き-
ベースの奏法のひとつ指弾きについて。私は前述の通り指弾きなんですが、その理由は目指す人が指弾きだし、好きなベースの音が指弾きの音だからです。指で弾くことにより、無機質同士の硬い響きではなく、角の取れたやわらかい音になります。その音がジャズなどには合うと言うことなのですが、そこに固執するのはまったくの間違い。指弾きの特徴として、ピック弾きには出来ない繊細なコントロールや微妙なニュアンスを出すことが可能であり、おそらくはピックよりも速く弾くことが可能だと言うことです。そういう意味では、ジャズなどの静かな音楽に固執することなどなく、ロックやメタルにも十分通用すると言うことです。現にそういったハード系のバンドでも指で弾く奏者が多いです。最近ではエフェクターによる音色の変化も自在なので、ロックやメタルでも十分指弾きで通用すると私は思います。かといってピック弾きを否定してるわけではなく、ピックにはピック、指には指の良さがあると言うことで、私が指弾きをひいきしてるだけです(笑)。

-練習-
ベースの練習について。別に特別なことを言うわけではない。結局はギターや他の楽器と同じで反復練習が基本。最初はフレーズを短く区切って覚えるところから始まり、次にゆっくり弾く、出来たらもう少し早く、原曲の早さで弾く、最終的にはすべてのフレーズをつないで出来上がり。まったくもって当たり前の練習方法(笑)。ただ、慣れてくると、フレーズの区切りが長くなったり、最初から原曲の早さで弾けるようになってくると。しかし、そこにたどり着くには相当な練習時間を要するし、意外に日々進歩するものだから気が付きにくい。そこで、やめてしまう人が多いのも現実。そこでベースにおける上達のバロメーターとして挙げられるのが左手の指の硬さ!ベースの弦はギターと違い、太く硬いために、弾いてるうちにどんどん指が硬くなってくる、これはギターでも指は硬くなるけど、ベースの場合はそのその早さが段違い。ベース始めてひと月くらいでだいぶ硬いのに気が付く。さらには指弾きをしていると右手の指も硬くなってくる。しかし、右手は相当弾きこまないとなかなか硬くはならない。そしてもうひとつ気がつくのは弾いていないとまたやわらかくなるってことなのだ。最初は楽しくてよく弾いててもそのうち飽きてきて、しばらく弾かないでいるとすっかり指がもとのやわらかさに戻ってしまう。というわけで指の硬さを目安に練習するのもひとつの楽しみですよ。

-スタジオ-
ライブが決まり、演奏する曲が決まり、個人練習を経てメンバーが集まって合わせる場所。kissは今まで二箇所そういうところに行って演奏したがはっきり言って、スタジオとは言いがたい。まずは学校の合宿施設に機材を入れただけの場所。広さだけはぴかいち。もう一つは倉を改造したところで有料。狭い。機材があるからなおさら。さてここまでは私の経験、真面目にスタジオについて語りましょう。スタジオって言うのは大体において楽器屋が経営してるのが多い。料金としては1時間いくらと言った形で、スタジオの大きさや置いてある機材によって変わってくる。たぶんすべてがそうだと思うが予約制であり、キャンセル料金を取るところもある。で、はじめていくスタジオでは予約時においてある機材のことなどを聞いておくべき。行って見たらベースアンプがないなんてしゃれにならない。そしてマナーはキチンと守る。飲食や喫煙はもちろん、出るときは入ったときよりも綺麗にして出る。これは基本!でないと、以後出入り禁止ってことになりかねない。それと個人練習というシステムがある。これは家庭ではドラムを置けない人やアンプで大きな音を出せない人のためにある(と思う)この場合料金は半額もしくはそれ以下となる。最後にやっぱバンドは楽しいです。出来るならばメンバーを集めてスタジオに行きましょう。音楽の楽しみがまた増えますよ。
Return