よだの木村恵子さんとの思い出

似てる・・・

ある古本屋でバイトしていたときの事
たまたまレジにひとりでいて、防犯カメラを何気なく見ると
なんだか木村恵子さんに似ている人が映っていました

へー、似てる人っているもんだなー・・・
と思いつつ仕事をしていると
その人が正面から歩いてきました

うーん、実際に見てもよく似てる・・・
・・・似てるっていうか本人みたいだけど・・・

ゲッ!本人!木村恵子さんだ!
ど、ど、どうしよ!

木村恵子さんは千何百円かで売っていた
ポルトガル語の辞書をレジに出して
「これ、値段はこのままですか?」と聞いてきました
「いくらぐらいなら?」と聞くと
「うーん、七百円」
結局木村恵子さんは七百円で辞書を買い
店を後にしました

実際に会った木村恵子さんはめちゃめちゃきれいで
でも、その感動、興奮を誰にも伝えられない悔しさ
なんで誰も木村恵子さんの事知らないんだよー
なんで誰もレジにいないんだよー
こんな事なら本を持ってきといて
サインしてもらえばよかった、と思ったのでした

・・・つづく
(2000. 2. 5)