”Barbie in Japan”
バービー・コレクターとして有名な柴野恵子さん 彼女が作ったバービーの本です ”Barbie Bazaar”誌の スペシャル・エディションとして出版されました ここではその「Barbie in Japan」の内容を 「木村恵子さんは好きだけど |
Setting Up Production
バービーは日本で作られました
1959年に発売された#1バービー以降、66年までに生産されたバービーのほとんどは日本製です
この章では1957年から始まったバービー・プロジェクトを
当時のMattel社のインダストリアルエンジニア、フランク中村氏へのインタビューや
当時の写真を元にまとめています
フランク中村氏、バービーの衣装デザイナーのシャーロット・ジョンソン女史
ジョンソン女史のアシスタントを努めた中村文子さん
そしてバービー制作に関わった全ての会社の方々や
パートタイムの主婦の方たちが
製品の品質が「安かろう、悪かろう」と言われた当時の日本で
芸術品とまでいわれるバービーを作り上げていった過程を紐解いています
US/Japan Variation
ある日柴野さんは、どんなバービーの本にも紹介されていないアウトフィットを見つけました
それは”Suburban Shopper”の非常に珍しく特別なアウトフィットでした
この章では日本仕様と呼ばれる日本のみで販売された
非常に珍しいアウトフィットを紹介しています
ここに掲載されているオリジナルと日本仕様が並んだ写真は、マニア垂涎!
なにしろ”Suburban Shopper”#969、”Friday Night Date”#979、
”After Five”#934、”Enchanted Evening”#983、
”Drum Majorette”#0875、”Theatre Date”#959・・・など
驚くほど状態の良い日本仕様のアウトフィットが
美しい写真でわかりやすく比較、紹介されているのです
この本の最大の特徴と言えるでしょう
Ballgowns
衣装デザインを手掛けたシャーロット・ジョンソン女史は
各シーズン毎にパリコレクションを研究し、デザインに反映させました
ディオール、ジバンシー、ピエール・バルマン等の影響を受けた
美しく華麗なアウトフィットにあふれたこの章は
荘厳でクイーン達が集う晩餐会のようです
まさにコレクターの至宝ですね
Kimono Fashions
外国の方が「日本」でまずイメージするのは何でしょうか?ゲイシャ?フジヤマ?サムライ?
この章では日本文化を代表する着物に身を包んだバービーを紹介
それらは全てが非常に珍しく、探す事が困難なアウトフィットばかりです
自然と調和するように作られた京都の寺院や日本庭園のように
バービー、フランシー、スキッパーが着こなす着物も、その哲学を表しているのは
やはり日本で作られたからこそなのでしょうね
ただし、左前に着せてしまわないように注意しましょう
Side Part Bubble Cut
ここでは短い期間しか生産されなかったサイドパート(髪の分け目が横に入っている)の
バブルカット(ミディアム・ショートの毛先をカールさせたボリュームのあるヘアスタイル)バービーの
様々な特徴が紹介されています
The Side Part Story
ほとんどのバービーコレクターが是非入手したいと憧れるバービー
柴野さんが遂にそれを手にした夜は興奮して眠れなかったといいます
それがこの章で紹介されているサイドパートのアメリカンガールです
コレクターをとりこ(奴隷と言ったほうが相応しいかも)にしてしまう不思議な力があるこのバービー
それはもしかしたら#1バービー以上かもしれません
そのサイドパート達が様々なアウトフィットに身を包んで登場するのがこの本の見所です
Twist’n Turn Fashions
1967年に初のフルモデルチェンジを果たしたバービーが登場しました
この章ではそのTwist’n Turn Barbieのファッションの内
どの本やブックレットにも掲載されていないアウトフィットなどが紹介されています
Francie
バービーの友達の中でも、従姉妹のフランシーは当時の日本で特に人気を得ました
この章ではそのフランシーとそのファッションを紹介しています
彼女は夢見る少女達の永遠のシンボルです
Friends
この章では日本のみで販売された「ニューミッヂ」「イキイキエリ」
そしてバービーの妹の「スキッパー」が紹介されています
世界中のバービーコレクターはこの本によって「イキイキエリ」の魅力に気付かされた事でしょう
Booklet Reprints
1960年代のブックレットを再録しています
今までこの本で紹介されたバービーや友達
そしてそのアウトフィットを改めて振りかえるのに最適です