ずっと、ずっと


あの言葉を発した、瞬間、
何かが、終わった気がした。
泣いて、泣いて、
目が、ボンボンに腫れてしまった。
でも、これは悲しい終わりじゃない、
また、次へのステップ、なんだ。
と、自分に言い聞かせた。

今まで、知らなかった感情を
私に吹き込んだ、あの人。
ずっと、この気持ちは褪めないよ。
多分、こんなにも人を思うのは
最初で最後。
あの人以上の人は、見当たらない。
でしょう。

あのメールは、夜のうちに
読んでおけばよかった。
朝、起きてすぐに涙したのは、初めて。
優しさが、つらく思えた。
いつもの慰め役が、もう隣には、いない。