WYSIWYG 02/06/07 at eM SEVEN

WYSIWYG 2002/6/7 at eM SEVEN 文ひであき（ベースまん）、写真 KOH
			6月7日(金)、小岩eM SEVEN(旧M7)にてWYSIWYGのライブが行われた。WYSIWYG(ウィジーウィグと読む)というちょっと変わったバンド名はコンピュータ用語の"What You See Is What You Get"からきておりWYSIWYGではSeeをSingに代えて"What You Sing Is What You Get"(歌いたいものをありのままに表現する)になっている。メンバーはキーボード新澤健一郎、ギター矢堀孝一を中心にベース岡田治郎、ドラム嶋村一徳の4人編成によるバンドである。

ステージはトライバルテックを意識したというキーボードが中央にあるセッティングで新澤氏による曲「合わせ鏡」で始まった。シンセの特徴的なイントロに矢堀氏のギターが絡んでくる。そのまま怒号のソロに突入し早くも会場はヒートアップ。続いて新澤氏のムーグによるソロ。ここまでムーグを操れる人はいないいんじゃないかと思わせるぐらい凄かった。ムーグってこんなに表現力があるんだなぁと関心。バックを支えるリズム陣も強力で、グイグイ曲を盛り上げてくる。
			ここでMC。MCが面白いのもこのバンドの醍醐味の一つ。少し紹介すると「今までのツアーは今日の為の練習だった?!」発言や矢堀氏おなじみのジャパネット高田コーナーも炸裂した(笑)幻のWYSIWYGのファーストCDや矢堀氏シグネチャモデルというクロスまで飛び出した。ジャパネット高田ファンならずとも是非ゲットしたい一品であるのは言うまでもない?!
2曲目はしっとりとしたピアノで始まる「Song for ...」息をつかせぬクリーントーンによるギターソロにつづき新澤氏による美しいピアノソロが楽曲を盛り上げる。さらに岡田氏によるフレットレスベースでのソロが始まると観客は釘付けになっていた。非常に確かなプレイでしかも歌心があり素晴らしいの一言。さすが「指引きの岡田治郎」の異名をとるだけあるなぁ(そのままだが)
			3曲目は矢堀氏による曲で「No Strings Attached」ジョンスコを思わせるギターにフレッテッドに持ち替えた岡田氏のソロが炸裂、バッキングでは時折スラップを織り交ぜたりするあたり懐の深さを感じずにはいられない。
4曲目はアルバムタイトル曲でもある「Reflector」ピアノによる透明感のあるイントロから始まり途中4ビートに変化したり、キメも多くバンドならではのサウンド。 MCでも言っていたがこの曲はブルースらしい(笑) MCでは何故かブルースの話から営業の話になって笑わせてくれた。
			5曲目は矢堀氏による「9909」(くくれくと読む)意味は99年9月に作ったからだそうだ。矢堀氏の曲だけあってギターが前面にフィーチャされていて緊張感溢れるギターソロは凄かった。

セカンドセットが始まったが、しばしMCタイム(笑) 新澤氏によると雑誌のインタビューに「地道に活動していきたい」を「地味にやっていきたい」と書かれた話には大爆笑だった。確かに地道と地味では随分と違うような気がするけど(笑)

			セカンドセット1曲目は矢堀氏による「相撲シリーズ」から「ダブル・ブラック・フェザー」本人自らすごくいやみな曲と言っていたのが面白い。ちなみに意味は双羽黒。相撲シリーズにふさわしく、嶋村氏はあの太鼓の音を再現。そこに怪しげなギターにエレピが入ってきてなんとも言えない雰囲気。ギターとムーグによる複雑なテーマもバッチリ決まっていて聞き応え充分だった。
2曲目は「コーヒーを欠かすな！」このユニークなタイトルの曲はドラムの嶋村氏による曲。ムーグとシンセという印象が強い新澤氏だがこの曲でのエレピによるソロは素晴らしかった。また岡田氏のソロも素晴らしく歓声が上がっていた。

			3曲目は嶋村氏と矢堀氏共作による「MIME #2」変体変拍子(失礼) の嶋村氏の曲だけあって複雑なドラムとキメの多い曲でスリリングな展開。途中、岡田氏によるスラップソロが聞きモノだった。欲を言えばもっと長くやって欲しかったけど。
4曲目は光3部作(合わせ鏡,Reflector,Rainbow)の中から「Rainbow」非常に怪しい雰囲気のイントロから始まるドラマチックな展開の曲。続けて3回は聴けないと言うとおり、油断していると睡魔が襲ってくるのは自分だけか(笑)

			最後は「Long Time Ago」新澤氏の曲の中でも名曲のひとつだと思う。ピアノソロが素晴らしく感動した。
アンコールはファーストアルバムから「ビーナスインザダスク」が演奏された。クリーントーンのギターとエレピによる美しいバラード。


ニューアルバム「Reflector」のレコ発記念ライブツアーの最後を飾るのにふさわしいライブだった。 text by ひであき（ベースマン）

Reflector [K.Shinzawa]
合わせ鏡 [K.Shinzawa]
Long Time Ago [K.Shinzawa]
Song for ... [K.Shinzawa]
9909 [K.Yabori]
No Strings Attached [K.Yabori]
コーヒーを欠かすな！ [I.Shimamura]
Rainbow [K.Shinzawa]
MIME #2 [K.Yabori,I.Shimamura]

2002年4月28日発売のWYSIWYGのセカンドアルバム
「Reflector」
（SHCZ-0014 Zizo Label/しおさい）

Smile [K.Shinzawa]
Hen [K.Shinzawa]
Secret forest [K.Shinzawa]
Ice on Fire [I.Shimamura]
Venus in the Dusk [K.Shinzawa]
Double Black Feather [K.Yabori]
Tales of the Temple [K.Yabori]
Ariel [J.Okada]
Fairyland [K.Shinzawa]
Kareka [K.Yabori]
Funky Mobius [I.Shimamura]
Mistic Island [K.Yabori]

1997年9月30日発売のWYSIWYGのファーストアルバム
「WHAT YOU SING IS WHAT YOU GET」
（SUB-1006 SubConscious Label/COMPOZILA）

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WYSIWYG 2002/6/7 at eM SEVEN 文ひであき（ベースまん）、写真 KOH
			6月7日(金)、小岩eM SEVEN(旧M7)にてWYSIWYGのライブが行われた。WYSIWYG(ウィジーウィグと読む)というちょっと変わったバンド名はコンピュータ用語の"What You See Is What You Get"からきておりWYSIWYGではSeeをSingに代えて"What You Sing Is What You Get"(歌いたいものをありのままに表現する)になっている。メンバーはキーボード新澤健一郎、ギター矢堀孝一を中心にベース岡田治郎、ドラム嶋村一徳の4人編成によるバンドである。

ステージはトライバルテックを意識したというキーボードが中央にあるセッティングで新澤氏による曲「合わせ鏡」で始まった。シンセの特徴的なイントロに矢堀氏のギターが絡んでくる。そのまま怒号のソロに突入し早くも会場はヒートアップ。続いて新澤氏のムーグによるソロ。ここまでムーグを操れる人はいないいんじゃないかと思わせるぐらい凄かった。ムーグってこんなに表現力があるんだなぁと関心。バックを支えるリズム陣も強力で、グイグイ曲を盛り上げてくる。
			ここでMC。MCが面白いのもこのバンドの醍醐味の一つ。少し紹介すると「今までのツアーは今日の為の練習だった?!」発言や矢堀氏おなじみのジャパネット高田コーナーも炸裂した(笑)幻のWYSIWYGのファーストCDや矢堀氏シグネチャモデルというクロスまで飛び出した。ジャパネット高田ファンならずとも是非ゲットしたい一品であるのは言うまでもない?!
2曲目はしっとりとしたピアノで始まる「Song for ...」息をつかせぬクリーントーンによるギターソロにつづき新澤氏による美しいピアノソロが楽曲を盛り上げる。さらに岡田氏によるフレットレスベースでのソロが始まると観客は釘付けになっていた。非常に確かなプレイでしかも歌心があり素晴らしいの一言。さすが「指引きの岡田治郎」の異名をとるだけあるなぁ(そのままだが)
			3曲目は矢堀氏による曲で「No Strings Attached」ジョンスコを思わせるギターにフレッテッドに持ち替えた岡田氏のソロが炸裂、バッキングでは時折スラップを織り交ぜたりするあたり懐の深さを感じずにはいられない。
4曲目はアルバムタイトル曲でもある「Reflector」ピアノによる透明感のあるイントロから始まり途中4ビートに変化したり、キメも多くバンドならではのサウンド。 MCでも言っていたがこの曲はブルースらしい(笑) MCでは何故かブルースの話から営業の話になって笑わせてくれた。
			5曲目は矢堀氏による「9909」(くくれくと読む)意味は99年9月に作ったからだそうだ。矢堀氏の曲だけあってギターが前面にフィーチャされていて緊張感溢れるギターソロは凄かった。

セカンドセットが始まったが、しばしMCタイム(笑) 新澤氏によると雑誌のインタビューに「地道に活動していきたい」を「地味にやっていきたい」と書かれた話には大爆笑だった。確かに地道と地味では随分と違うような気がするけど(笑)

			セカンドセット1曲目は矢堀氏による「相撲シリーズ」から「ダブル・ブラック・フェザー」本人自らすごくいやみな曲と言っていたのが面白い。ちなみに意味は双羽黒。相撲シリーズにふさわしく、嶋村氏はあの太鼓の音を再現。そこに怪しげなギターにエレピが入ってきてなんとも言えない雰囲気。ギターとムーグによる複雑なテーマもバッチリ決まっていて聞き応え充分だった。
2曲目は「コーヒーを欠かすな！」このユニークなタイトルの曲はドラムの嶋村氏による曲。ムーグとシンセという印象が強い新澤氏だがこの曲でのエレピによるソロは素晴らしかった。また岡田氏のソロも素晴らしく歓声が上がっていた。

			3曲目は嶋村氏と矢堀氏共作による「MIME #2」変体変拍子(失礼) の嶋村氏の曲だけあって複雑なドラムとキメの多い曲でスリリングな展開。途中、岡田氏によるスラップソロが聞きモノだった。欲を言えばもっと長くやって欲しかったけど。
4曲目は光3部作(合わせ鏡,Reflector,Rainbow)の中から「Rainbow」非常に怪しい雰囲気のイントロから始まるドラマチックな展開の曲。続けて3回は聴けないと言うとおり、油断していると睡魔が襲ってくるのは自分だけか(笑)

			最後は「Long Time Ago」新澤氏の曲の中でも名曲のひとつだと思う。ピアノソロが素晴らしく感動した。
アンコールはファーストアルバムから「ビーナスインザダスク」が演奏された。クリーントーンのギターとエレピによる美しいバラード。


ニューアルバム「Reflector」のレコ発記念ライブツアーの最後を飾るのにふさわしいライブだった。 text by ひであき（ベースマン）