12月初めの寒い日。 友達の勧めもあり、東京出張のついでにフェンダーのギターを見に、新宿ロックインへ行った。友達があらかじめロックインのフェンダーフロアの担当の方に私を紹介しておいてくれたようで、話が非常にスムーズだった。大阪のギターショップでも心斎橋のイシバシなどは感じの良い店員さんだったが、フロアも狭いし、何より品揃えが少ない。 新宿ロックインは、フェンダーだけのフロアがあり、非常に広く、店員もものすごーーーーーく感じがいい!なんちゅうても、ジェフベックが来日中ということで、ジェフベックモデル特集をやっており、さらに、山野オリジナルワイアードモデル(35万)というのもおいてあった。 大阪みたいに「エリッククラプトンモデル55万円」と書いて、絶対手の届かないとこにひっかけてあるのではなく、ちょっと高い台の上に、ギタースタンドをおいて、いつでもひょいと手に取れるようにしてあるところも、非常に良心的。 品揃えは非常にすばらしく、大阪ではめったに見ることができないアメリカンデラックスをそのへんに転がしてあり、しかも新品でFAT22万円が13万円台だった。(ちなみに、大阪で最も品揃えの多かった心斎橋イシバシでは、傷もののFATが13万円台でおいてあった。試奏して、非常に良かったので、買いかけたが、買わなくてよかった。) アメリカンデラックスとジェフベックモデルを引き比べたが、アメリカンデラックスのほうが、100倍弾きやすかった。仕様もアメリカンデラックスのほうが絶対お得だ。さらにお値段も安い。白はすぐ売れるので、無いということだったが、山野楽器(フェンダーの卸)に電話したら、ちょうど入荷したらしく、「すぐ持っていきます」とのこと。2時から川崎で学会発表があったので、調整だけ頼んで、発注をかけた。 私がほしかった白(ホワイトブロンド)は木がアルダーではなくアッシュということで、定価24万円だった。22万が13万台なんだから、と交渉したら、税込み15万円台でいいよといわれた。もう有頂天。 4時に自分の発表が終わり、セッション途中で逃げるように会場を抜け出し、走って川崎の駅までいった。山手線に乗り換えて、新宿の駅について、また、走ってロックインへ行った。 知らない土地では絶対迷ってしまう。このときも迷いかけたが、なぜか、ちゃんとたどり着けた。 そしたら、ギターがロックインへとどいていた!!しかもお願いしていた調整は、まるで私がついていたかのように完璧に私仕様になっていた。 お願いした調整とは、まず、弦高。これは、高さを1.5mmと指定したので、そのままやってくれていた。次にブリッジは3:1のフローティングにしてもらった。これも完璧。アームを弾いて音を振動させる「びよよんアーム」が使える範囲。アームの位置調節も、ねじで安定して同じところに止まるようにしてくれた。そして、大阪では絶対やってくれないアームの角度まで、手の小さい私でも使いやすいように、ボディに近づけて曲げてくれていた。アメリカンデラックスのアームは普通のストラトのアームのように細くないので、普通こういった調整はしてくれないのだが、やってくれたのだ!このお店、というか、フェンダーフロアのおにいさんのガンバリがとってもうれしかった。 しかし、ピックガードが、赤のセルロイド色だった。他の色が全部白だったのに、ボディが白のだけ、標準仕様で赤のセルロイドだったのだ。お店の人が「最初の説明不足でした、すみません」と謝ってくれて(普通なら「これがフェンダーの仕様です」っていうよなー)フェンダーの付属品交換には、アメリカンデラックスFATのピックガードがないので、ロックインが一から切り出して、ピックガードを作ってくれることになった。 なんて、すごいんだ、ロックイン!!! ということで、ピックガードを交換後、尼崎の家に発送してくれることになった。もちろん、宅配便代はロックインがもってくれる。(ここまでロックインって親切なのよ!!) 最初は18日の週に届くということだったが、途中で調整の確認で電話すると、その次の週になるということだった。ちょっとがっかりしたが、仕方がない。だって、一から位置会わせしてピックガードを作るのだから。20世紀中に届くかな?私のギター。
12月24日 クリスマスイブ 今日は、日曜日とあって、近くのコープへ食料品の買い物にいった。街はクリスマスの雰囲気でいっぱい。息子が昼食にオムソバたべたいというので、オムソバ買った。コープでレジに行っておつりをもらうと、なんと111円。ぞろ目。もしかして、今日はラッキー? なんておもいながら、家にかえったら、宅配便で「Fender」の文字の大きな箱が!!やったー!来たーーーーー!!アメリカンデラックスがクリスマスイブにやってきた。 素敵なプレゼントをありがとう、ロックイン!! って実は、私が金払って買っているんだけどさー。あはは。
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