外国人から見た軍歌論で、まずは、管理人が知っている知識を公開いたしますと、まず、外国人にとって軍歌とは、完全に、好戦の歌であり、戦争応援歌であり、マーチ調の勇ましいものばかりが連想されるというのが一般的なようです。
自分も、本で読んだ知識しか持ち合わせてはいないのですが、外国の軍歌というものは、日本の軍歌とは、まったく性質がことなり、とにかく勇ましい戦意高揚一点張り名ものが大半をしめていると噂されます。とくに、日本の「露営の歌」や「若鷲の歌」のような、血みどろに染まった生き地獄ともいえる悲壮にみちた軍歌は、まったくといっていいほど、うけないそうです。
外国人がふとしたことから、「露営の歌」をきいたところ、
「よくもまあ、こんな歌を歌いながら勇ましく戦えたものだ。」
と、不思議でしょうがなかったという感想がよせられております。
実際に、外国の軍歌というものをきいてみますと、日本でいう「日本陸軍」や「大東亜決戦」のようなマーチ調の歌ばかり。軍歌とうもので、ここまで、お国柄がはっきりとでているのです。
で、日本の軍歌というものは、外国人からみると、異質も異質といえる代物であり、その特徴をあげてみますと、次のようなものがあげられます。
これらは、まさに日本人の国民性そのものといいましょうか・・・。
ほかにもこれと似た例をあげますと、中国人も日本人と似たような軍歌感があったかも。
しかし、なぜこれほどまでに、日本の軍歌が悲しい歌ばかりなのかというと、それは、日本人ははじめから、民族が統一された国家であるために、無理矢理誇張してまで、国民の意思をひとつにまとめずともよかったことがあげられるのではないかと。ちょっとくらい、悲惨で暗い絶望的な軍歌があっても、士気がさがることなく、よけいに一致団結できたからではないかと思います。
外国で、日本のように悲惨な軍歌がはやったら、一致団結どころか、支離滅裂に分散してしまうのではないでしょうか。