------ �C運がよければキューピット ------


　そういえば、３８年前、私の大学時代、梅田のコマ劇場近くに”キューピット”という素敵な

喫茶店があった。


ここは、その名前とは裏腹に、私の大失恋の舞台だった。

”キューピット”で知り合い、一ヶ月ほどお茶を飲んだり、食事したりの清い交際だったが見事に

振られてしまった。

ところが私は忘れられず、もう一度会いたいという想いから暇さえあれば”キューピット”で

待ちつづけ。

自分の未練たらしさに悶々としながらもどうにもできず、その思いを断ち切るのに、一年以上

かかったという苦々しい思い出だ。

因みに彼女の名前は「待子」という皮肉な話だ。


　おっと、またくだらぬ話をしてしまった。


　JUST IN　TIMEに来る時は、店の周辺を注意深く観察したほうが良い。

運がよければ”幸運のキューピット”に遭遇できる。


私の知る限り遭遇して笑みをうかべなかった人はいないが、遭遇の確率は極めて低い。



そこで、キューピットの姿を少しだけお目に掛けて少しだけ幸せになっていただこう。



但し他言は無用だ。

話だけだと目にした時の感激が薄れてしまう。

幸運のキューピット（クリック）