G メーカーの逃げ道、高周波
感電、高周波 で検索してみてください、”家庭用の50・60Hzと比べると安全である”としか
でてこないだろう。メーカーの逃げ道はこれしかない。
[
20KHz付近の周波数は正式には高周波ではなく、中間周波というらしい]
これらは感知に関しての情報なのです。感知とは電流に接触するとピリピリと感じることをいうが
電流が大きくなれば吸いつけられたり、跳ね飛ばされたり、筋肉も硬化してしまいもちろん命にも
かかわることだ。だから公衆が電気に触れる可能性がある場合、ピリピリとは感じない、感知しない
電流値が基準となっている。ただ公衆が触れる可能性というのは非常に少なく、電気製品は樹脂
などの絶縁体で覆われ通常操作で電気に触れることはない。衝撃やその他の理由で絶縁体が
破損したときに感知しないような数値に規定されている。これが50mHz・60mHzの家庭用電流
では1mA以下なのだ。
電磁調理器の20KHz以上の中間周波は10mA程度にならないと感じないから、この中間周波
電流に対する規定は1mAより大きい数値となり”高周波は感知に関しては安全だ”いうわけだ。
そして”感知に関しては”と言う言葉が省略されてしまい、”高周波[ 中間周波
]電流は安全だ”に
なってしまう。ところが永続的な中間周波への接触では三つの[ 重要な要素 ]が新たに加味され
なければならない。
1 電流の身体に対する影響は A(電流値)×時間 である。
[ 感知しないので、躊躇なく接触してしまう ]
2 家庭用電流(50・60Hz)では人体は大きな抵抗となるが、調理器具に流れる中間周波電流
(20KHz以上)は人体を抵抗とせず、電流値を減衰させることなく流れてしまう。
3 周波数が高くなれば心臓に電流が集まりやすい。
(50・60Hzに比べ20KHzの電流は心臓での電流密度が約2倍である)
中間周波電流は家庭用50・60Hz電流とは
大幅に性質が違う電流である!
電磁調理器ができるまで、公衆が中間周波電流に永続的に触れることはなかったので、世界的に
中間周波電流の身体への危険度の資料が非常に少ない。
だからこそ十分な調査が必要であったのだ
成分のわからない薬を飲まされているのと同じだ
なにかというと外国の資料ばかりに頼るのは間違っている
上記2 について素人なりの私の実験がある。
[ 調理人は常に手を洗っているので、調理中と同じ状態で測定 ]
IH電磁調理器でポットで湯を沸かしながら取っ手からの電流を3種類の計測した。
@ そのままアースに流した電流値。(ポット・・・電流計・・・アース)
A 人体抵抗値とされる1KΩの抵抗を通した電流値。(ポット・・・1KΩ・・・電流計・・・アース)
B 実際に私の人体を通した電流値。
(絶縁体として、伏せたポリバケツの上に立ち ポット・・・右手 左手・・・電流計・・・アース)
これが @とABでは0,03mA前後の差しかでない。つまり20KHz以上の電流では抵抗や
人体は貫通してしまうのだ。
これがもし50・60Hzの電流なら、@に比べABは極端に低い数値を示す。
もう一つの説を唱える人がいた。
高周波(中間周波)電流は物体の表面を流れ、体内には入らない。
確かにオーディオの世界でも高い周波数は線の表面を走るというのが定説であります。しかし
金属の塊や線と人体は構造が全く違う、竹輪のような形状を金属で造り高周波を流して
穴の中を電流が走らないことなど考えられない。まして人体内部は濡れている。
実際は上記の計測と同時に、もう一つ計測した。
C 電流計のリード線(赤)の金属部分を舌の上に、樹脂部分を唇に当たるようくわえ
口を閉じ口中の電流値。
(ポットー右手 口中・・・電流計・・・アース)
C数値はABより高かった。
@ABCともわずかでであるが1mAを超えていた。(地域差によって誤差は生じる)
[ 使用計測機・フルーク 187 ]
1mAという計測数値は体を通過後の数値である、心臓・脊髄・脳に電流が到達していると
瞬時には何もないかもしれないが、毎日流し続ければ、いつかは人体に影響がでてくることは
十分に考えられるし、感知しないということが逆に災いしている。
私が身を呈してこんな実験をする必要はどこにあるのだ、
これは家電メーカーが発売前に調べ、ユーザーが疑問の
質問があればすぐに安全確認の資料を提示できなければ
ならないはずである。