C GODの測定
この問題を解明するには電気的な調査と医学的な調査が必要になってくるが、はたして
どちらから攻めればいいかが難しい。もちろんいま循環器の医者にかかっているわけで、とりあえず
この話をしてみたが乗ってこない。裁判などのややこしい問題には関わりたくないというのが本音
らしい。他の医者にも打診してみたが同じであった。医学的なことは後回しに決めた。
ある人の紹介で知り合ったSさんがさらに紹介してくれたのが、国立大学の工学部、電気電子
工学科 教授 I 先生であります。
はじめてI 先生に会ったとき、
「よく見つけましたね。気が付いているのは、君と私だけでしょう。」
と言ってくれたのが忘れられない。
先生は以前から疑問をもち調べられていたようだ。ただ100Vの家庭用で200V用はまだとの
こと、店で使用していた電磁調理器と調理器具をお預けして調査を依頼した。結果の出る
までの約2ヶ月がどんなに長かったことか、まさに一日千秋の思いでありました。
結果、電機メーカーは 0,034mA、 I
先生は 1mA、 実に30倍違うのです。
両者の測定方法はほぼ同じで、同じ電磁調理器で私が使用していた湯沸しポットでの測定で、
床とは絶縁された板の上にアルミの板またはホイルを置き、その上に素足で立ってポットを握り、
アルミとアース間の電流を測っている。両者の違いは計測器だけだ。
同じ電磁調理器を測定しても家電メーカーは関東であるから50Hz、I先生は関西で60Hz、
地域によっても電圧も微妙に違うのでどうしても誤差は生じるが、30倍も違うわけはない。
使用計測器を調べると家電メーカーの使用した計測器は明らかに間違っている。
電磁調理器は前に述べたように 60Hz・200Vの電気を約20000Hz(20kHz)に変換して
コイルに流している。つまり調理器具の底面に流れる電気も約20KHzだ、なのに5kHzまでしか
測定できない電流計で測定している。しかもこの電流計には人体に電気を流したのと同じ数値を
得るために人体相当の抵抗(1KΩ)が内蔵されているにもかかわらず、さらに人体を通して測定
している。二つ間違いを犯すなんて、意図的なごまかしとしか思えない。もし本当にこれが正しい
測定と思っているなら電気製品を製造する資格のない会社ということになる。
同じ電磁調理器で同じ調理器具でも体に流れる電流は二つの要因で大きく変わってくる。
I 先生の計測はいろんな状況を想定して綿密に計測している。
@ 調理器具の形状だ底面積が大きくなれば電流も大きくなる。私の使用していたポットはまだ
少ないほうで、その他の調理器具では漏れ電流の規制値
1mAを超えるものも多い。
最悪はフライパンを匙(カレー用スプーン)で混ぜるなどしたとき2mA以上を計測している。
(素足の場合)
A 手で接触し体内にはいった電流は足から地球(アース)に流れると考えられる。その場合
履物によって電流は減少する。スリッパ、スニーカー、革靴等、減少のしかたはさまざまだ。
当然、床の状態によっても変わってくるだろう。
電磁調理器、オール電化がこんなに普及しているのにどうして
私たち夫婦だけ心臓に障害が出たのか大きな疑問だ!