店主の闘争」は掲載して一年になる。当時、心臓が悪くなったという結果とIH電磁調理器が原因
という事実に確信を持っていたが、公に認めてもらうには因果関係の証明は不十分で、正直かなりの
見切り発車であったことは認めざるをえない。見切り発車と不勉強ゆえの間違いを訂正をする。
IH電磁調理器はインバーターという部品を使い家庭用交流電気を約2万ヘルツに変換してコイルに
流す。するとプレートの上に置かれた鍋(調理器具)の底面に渦電流が発生して鍋の金属抵抗により
発熱し湯が沸く。
コイルに電気を流すと、磁界と電界が発生する。この二つをまとめて、いわゆる電磁波である。
電磁波の人体に対する影響は二種類つある。
1) 加熱中の電磁調理器の近くにいる人は電磁波を直接受けることによって、体内に電流が流れる。
つまり電磁波の直接的影響である。
IH電磁調理器や電子レンジ、携帯電話等をふくめ、電磁波の危険性が語られるとき、多くはこの
直接的影響のことであり、IH電磁調理器の危険性についての出版物もこの直接的影響を言って
いる。
2) 加熱中の電磁調理器の鍋の金属部分に触れると体内に電流が流れる。つまり電磁波によって
鍋に電位が生じて、鍋の金属部分に接触することによって人体に電流が流れる。電磁波の間接的
影響である。
IH電磁調理器の場合、間接的影響は直接的影響よりはるかに大きな電流が体内に流れる。これは
計測すればすぐにわかることなのに、今まで誰も問題にせず、微小な直接的影響のことばかり流布され
ているのは不思議でならない。
高圧電線の近くの場合もIH電磁調理器と同じように直接的、間接的影響の両方がおこるはずである。
だから高圧電線の下の家の電気製品の外装はアースしなければならない。やはり間接的影響のほうが
危険性は高いのだろう。
高圧電線の下に住んでいない人も関係が無いわけではない。たとえば車がエンコして高圧電線の下で
止まってしまい、ボンネットを開け金属部分に触れると感電する。経験はないがかなりの電流らしい。
これは間接的影響だ。
ここで訂正であるが、「店主の闘争」の冒頭「(1)はじめに」で「これは電磁波ではない」と書いたが、
上記の理由で間違いということになり訂正する。電磁波の直接的影響ではない、と言いたかったわけで
気持ちは分かってもらえると思う。
ついでにもう一つ訂正がある、「(9)GODの研究」で、2万Hzは50Hz、60Hzに比べ心臓には1,7
倍の電流が集まる、という意味のことを書いてしまったが、体内の他の部分の導電率も上がるため一概
には言えないので撤回する。
一年間こうしてIH電磁調理器の危険性について書いてきたのに全く反応がない。家電メーカーや電力
会社関係の人から反対意見やお叱りの書き込みなどがあってもいいはずだ。
読んでないとは言わせない。YAHOO で ”JUST IN TIME”を検索すれば約40億あるのにWikipedia
すらさしおいてこのホームページがトップにでてくる。 毎日120以上のアクセスがある。喫茶店やライブ
ハウスのホームページでは考えられない数字だ。
「電磁調理器は危険」で検索してもかなり上位に「店主の闘争」がでてくる。でも店は繁盛していない。
家電、電力、ガス、建築関係の人々が目を光らせているのは間違いない。でもこう書いてしまうと、「アク
セスするな!」というお達しが回って急にアクセス数が激減するかもしれない。ともかく遠巻きに見ている
家電関係者は卑怯だ。
次回より、さらに核心に迫っていく! [
近日、UP予定 ]