元KraftwerkのKlaus DingerとMicheal Rotherにより結成されました。3枚のアルバムを発売して解散しましたが、その後、日本盤のみで2枚のCDが発売されています。Kraftwerkの2ndまでの内容は、Neu!に受け継がれていると思います。実験音楽と考えるのがよいでしょう。1.-3.はLPのみ(Bootlegは除く)で当然廃盤です。→05/01にEMIから正規盤のCDが発売されました。ライナーは八折りになっていて、オリジナルジャケットがしのべます。
[Artist News]
,UK1.Neu! (1972 電子空間) US CD
UK LP: UAS 29396 Matrix: UAS 29396A-2U/UAS 29396B-2U
1stです。持っているのはUKでの初版です。ピンクのジャケットで白文字で小さめに'Neu!'と書かれています。このジャケットはどうも特殊なようで、通常は、白の地に大きく赤(CDではオレンジ)で'Neu!'と書かれているようです。もろに実験音楽という感じで、通して聴くのはかなり辛いでしょう。写真ではかなり赤く写っていますが実際はもっとピンク色です。一曲目が非常にかっこよくてお勧め!
2.Die 2/Neu! (1973? 電子美学) UK CD
A面はいきなりスクラッチノイズから始まります。わざとワウフラッターを起こしたり、針飛びを起こしたりと初めて聴いたときは、どうしたのかとパニックになりました。(借り物のLP)B面には同じ曲を回転数を変えて何度か収録されていたりします。聴いていられる曲もあるのですが、何度も聴けません。白地にピンクで'Neu!'と書かれていて、更に'2'の文字が重ねられていました。
CDの音の印象はLPのそれに非常に近いもので違和感はありませんでした。ライナーは八折りになっていて広げるとオリジナルLPの雰囲気が味わえます。
3.Neu! (1975 ノイ!75) CDR,US CD
曲目については、邦題がカセットに書き込まれているだけなので、原題が判りません。やっとアルバムとしてのまとまりが出てきたのに解散とは。1曲目の'宇宙の使者'という曲は彼らのベスト曲ではないかと思います。入門はこれから入ることを強くお勧めします。黒字に白文字で'Neu!'と書かれています。コアなファンには解かりやすくて評価が低いようです。
日本でCD(\3,000)で発売されています。マイナーレーベルからの発売です。 滅多に見かけません。内容は不明です。録音は80年代になってかららしいです。
5.Neu! Live '72 (発売年不明) JP CD
Song List
72年5月6日 PartI
Silence
72年5月6日 PartII
これも日本盤CDのみの発売です。Liveとありますが、リハーサルというか練習の録音のように思われます。観客というよりは知人・友人が観ているという感じに聞こえます。これまた強烈な実験音楽というか即興演奏というか辛いです。音質も酷いものです。
ライナーによると、旧作の発売権を巡って裁判中であること。4.と5.はメンバーの許可を得て発売された正規盤であることなどが書かれています。たまに見かける旧作の中古 LPは高値が付いています。
Klaus Dingerはこの後、La Dusseldorfを結成し、アルバムを3枚出しています。来日もしています。
[La Dusseldorf]La Dusseldorf (1976) Cas
多分Dusseldorfと思われる空港のジャケットです。リズムが強調された音楽です。昔は気に入って聴いていましたが、今はちょっと辛いです。Neuの明るい部分だけを取り出したという感じでしょうか。
Viva (1978)Cas
期待を裏切らないと言うか、前作と変わり映えしないと言うか、1stと同じ印象です。白地に青のスプレーで'VIVA'と書かれたジャケットです。
Individuellos (1981)
上の2作品を買った知人は持っているそうなので、私も聴いたかもしれません。ただ、記憶がないもので何とも言えません。日本盤のみCD(正規盤)が発売されていますね。
De Luxe (1975)Cas
持ち主は気に入っていると言っていました。比較的評価は高いようです。私自身はあまり好きではありませんでした。音楽的に何か引っかかり(素直に耳に飛び込んでこない)を感じるからです。
Fernwarme (1982 熱地帯)JP LP
ソロで持っているのはこれだけです。Cross Over 11でもかかっていました。環境音楽といった方がイメージが近いでしょう。わりと気に入っています。
試しにこれだけ買ってみました。5枚ある中の一番最近に発売されたものです。短い Intoroという曲に続いて長い曲が2曲入っています。個人的には短いIntoroが一番好きでした。後の2曲は今の私には辛いです。Intoroは昔のNeu!を彷彿とさせます。それ以外の曲は同じ感じが長く続くのでずーっと聴いているのは辛いです。単調でリズミックでもありませんでした。