Jane Monheit

 ニューヨーク出身でまだ20代の美人Jazz Vocalistです。'98に$10,000の奨学金を勝ち取り声楽の勉強に励みます。デビューは2KでマイナーLabelの'N-Code'と契約をします。Backには、Kenny Barron,Ron Carter,Lewis Nashとそうそうたる名前が並びます。まだ新人の域を出ないキャリアでこれほどの歌唱を聴かせてくれるとは驚きです。今後の成長に目が放せません。これまで4枚のAlbumと1枚のVideo作品が発売されています。Guest参加している作品は意外と多いです。

[News]

[Album]
Never Never Land -2K- (マイ・ロマンス) DVDA
Please Be Kind/Detour Ahead/More Than You Know/Dindi/Save Your Love for Me/Never Let Me Go/My Foolish Heart/I Got It Bad (And That Ain't Good)/Twisted/Never Never Land
Kenny Barron(p),Ron Carter(b),Lewis Nash(ds),David "Fathead" Newman(sax),Hank Crawford(),Bucky Pizzarelli()
 記念すべきデビュー作です。Backも豪華ですね。選曲は、Jazz,Bossa NovaのStandard曲が中心で、ありがちな選曲になっています。22歳にしてこれほどの歌唱力を持つとは驚きです。ジャケット写真はかなり損をしていると思います。
 DVD-AudioのSurroundは、ピアノが多少前に出てくる以外はエコー成分がRearに広がる程度で大袈裟な効果は狙っていないので好感が持てます。Vocalは非常に生々しいです。2chのTrackは存在しませんので、Down Mixするしかありませんが、Front 2chのみでも殆ど情報の欠落はありません。

Come Dream with Me -01- DVDA
Over the Rainbow/Hit the Road to Dreamland/Spring Can Really Hand You Up/The Most/Waters of March/I'm Through With Love/I'll Be Seeing You/Something to Live For/So Many Stars/If/Blame It on My Youth/A Case of You
Kenny Barron(p),Christian McBride(b),Greg Hutchinson(ds),Michael Brecker(sax),Tom Harrell(tp),Richard Bona(g,b)
 前作と比べると、Backにオケが入るなどより豪華になっています。音楽的に方向性の変更はありません。'Over The Rainbow'はSingle Cutされています。Surround音声は、一部の楽器が後ろに回るなどしています。楽器の数も増えていますので、Audio的にはより厳しくなっています。やはり音質は非常に良好です。せっかくですから、DVD-Audioで聴きましょう。やはりジャケット写真は良くありません。

In the Sun -02- US CD,DualDisc
Just Squeeze Me/No More Blues/Once I Walked in the Sun/Some Other Time/Cheek to Cheek/Tea for Two/Love Has No Pride/Comecar De Novo/It Never Entered My Mind/Haunted Heart/Since You've Asked
Michael Kanan(p),Joe Martin(b),Rick Montalbano(ds),Joel Frahm(ts),Alan Broadbent & Vince Mendoza(Orc)
 Dsは旦那さんです。うーむ残念!前作同様オケも入っています。傾向は前作と変わらないようです。多少新しいことをやらないと、飽きられてしまいますけど...。彼女にとって、Brazil音楽は欠かせないようですね。どのAlbumでも必ず取り上げています。Digi-Pack仕様です。ライナーにはSexyな写真も掲載されています。路線変更(?)でしょうか?3/22/05にDualDisc仕様のDVDA盤がSilverlineから発売されました。2chが48KHz,5.1chが96KHzとSurround優先の仕様になっています。

Taking a Chance on Love -9/7/04- US CD
Honeysuckle Rose/In The Still Of The Night/Taking a Chance on Love/Bill/I Won't Dance/Too Late Now/Why Can't You Behave?/Do I Love You?/Love Me Or Leave Me/Embraceable You/Dancing in the Dark from "The Band Wagon"/Bonus:Over the Rainbow
Michael Buble (vo);Romero Lubambo,Miles Okazaki (g);Donald Harrison,Joel Frahm (as);Michael Kanan,Rob Mounsey,Geoffrey Keezer (p);Christian McBride,Ron Carter,Orlando Le Fleming (b);Lewis Nash,Rick Montalbano (ds)
 04発売の新作になります。写真映りは良くなっています。お色気を増した写真が目を惹きます。このAlbumからSony Classicsに移籍しています。これでDVD-Audio発売の可能性は無くなりました。BonusのOver the Rainbowは映画のサントラと記述されています。下の映画でしょう。路線は全く変わっていません。声はLabelが変わったからか少し違ってきこえます。まさか声の調子が悪かったなんてことはないでしょうね。期待が大きかったからか、音質もいまいちに感じます。大きなLabelに移籍して安心した?

The Best of -2/23/05- VICJ61231
Nobody Else But Me(?)/I'll Be Seeing You(2)/Spring Can Really Hand You Up(2)/The Most(2)/Over the Rainbow(2)/Waters of March(2)/I'm Through With Love(2)/Just Squeeze Me(3)/Once I Walked in the Sun(3)/Some Other Time(3)/Cheek to Cheek(3)/Tea for Two(3)/It Never Entered My Mind(3)/Since You've Asked(3)/Dindi(1)/Never Let Me Go(1)/My Foolish Heart(1)
 日本企画のBest盤です。括弧内の数字はAlbumの番号です。3rdまでの曲で構成されています。当初は9/22/04に予定されていたのが延びているようです。1曲Album未収録曲があるようです。

The Very Best of -10/4/05-
Intro/Just Squeeze Me/Save Your Love For Me/Hit The Road To Dreamland/In The Still Of The Night/Spring Can Really Hang You Up The Most/I Wish You Love/Cheek To Cheek/Waters Of March/Dindi/The Folks Who Live On The Hill/Some Other Time/Love Me Or Leave Me/Never Never Land/Over The Rainbow
 海外版のBestです。

The Season (Christmas) -10/18/05- DualDisc
注:US CDはXCP交換対象商品です。日本でも交換してもらえるので、交換してもらいましょう。
This Christmas/Merry Christmas Darling/The Man With The Bag/Moonlight In Vermont/Sleighride/Have Yourself A Merry Little Christmas/The Christmas Waltz/I Heard The Bells on Christmas Day/Santa Claus Is Coming To Town/My Grown-Up Christmas List
 DualDisc仕様でも発売されました。US CDはCCCDでありました。:-< X'mas企画ものということになります。選曲に多少彼女らしさが現れているのでしょうか。DualDiscのVideo Partは、DJ(顔が見えない)が彼女に質問をしながらそれぞれのVideo Clipが流れるという構成になっています。その中で、CarpentersとSteely Danがお気に入りであることが判ります。彼女は少し太ったように感じます。声は悪くないのですけど以前のようなオーラは感じなくなってしまいました。

Surrender -5/1/07- US CD
If You Went Away/Surrender/Rio De Maio/Like A Lover/So Tinha De Ser Com Voce/So Many Stars/Moon River/Overjoyed/Caminhos Cruzados/A Time For Love
 Concordへの移籍第一弾になります。Jazz中心でSambaもありという感じでしょうか?傾向自体は変わっていないので、徐々に新鮮味が失われていくのは否定できません。少々ふっくらしてきていますし。聴いていて気持良いのは変わりませんが。

Home -2010- US CD
A Shine on Your Shoes/There's A Small Hotel/This Is Always/Tonight You Belong To Me/Look For The Silver Lining/I'll Be Around/Everything I've Got Belongs To You/It's Only Smoke/The Eagle and Me/I Didn't Know About You/All Too Soon/Isn't It A Lovely Day/While We're Young
 お家にいるようにくつろいで聴ける音楽ですね。とても気持ちが良いです。

[Single]
Over the Rainbow -01-
 Single発売はこの曲だけのようです。スローなバラードに仕上がっています。歌唱力で勝負しています。3曲入りです。

[Video]
 彼女は、04年公開の映画Sky Captain & the World of TomorrowのEnd Titleで'Over the Rainbow'を歌っています。Ver.は少し違っているように感じました。Taking a Chance on LoveのVer.でしょう。本編には出演していません。(多分)

A Tribute to Leiber & Stoller -01- US DVD
16-I'm A Woman
 Presleyの曲の作者などで有名なコンビのTributeのLive映像です。この曲はPeggie Leeが最初に歌った曲の方です。当時はまださほど有名でなかったかと思いますが、歌った後の観客は非常に感激しています。

Live at the Rainbow Room -03- US DVD
Over The Rainbow/Just Squeeze Me/Chega De Saudade (No More Blues)/Dindi/More Than You Know/Since You've Asked/It Might As Well Be Spring/Tea For Two/Hit The Road to Dreamland/Comecar De Novo/It Never Entered My Mind/Turn Out The Stars /Haunted Heart/Cheek To Cheek/Waters Of March/Some Other Time
Michael Kanan(p),Ron Carter(b),Kenny Washington(ds),Alan Broadbent(cond.,p)
 ニューヨークのど真ん中、Rockefeller Plazaの65階にあるRainbow RoomでのLiveです。3rd発売直後のLiveで、Album収録曲を中心に歌っています。LiveでこれほどのPerformanceを見せるとはさすがです。お色気も増していますし...。Backも豪華ですし、必ずしも全曲で演奏していないのにオケもいるしとかなりお金がかかっていると思われます。撮影の機材も優秀だと思います。Surround音声はあまり不自然ではありません。US DVDはRegion Allになっていますので、日本のPlayerでも再生可能です。また、PAL版も存在します。UX-1で観る画質は驚くほど優秀です。Hi-Visionで撮影されたのでしょうか?画だけでも見入ってしまいます。女性Jazz Vocalファンには超お勧めです。高画質マニアにもお勧めします。Bonus Trackにはリハーサル風景等が収録されています。

Taking a Chance on Love -04- (3/8/05) US DVD
Honeysuckle Rose/In The Still of the Night/I Should Care/Why Can't You Behave?/Bill/I Won't Dance/Intermission Feature(Interview)/*Embraceable You/Do I Love You?/Too Late Now/Dancing in the Dark/Taking a Chance on Love/The Waters of March
Michael Kanan(p),Orlande Le Fleming(b),Rick Montalbano(ds),Miles Okazaki(g):*Guest Dori Caymmi(g)
 Brecon International Jazz Festivalでの04のLive映像です。単独公演ではないので60分程度と短めなのでしょう。このFes.のことはあまり聞きませんね。今回は自身のQuartetのみをBackに歌っています。1曲だけGuitarでGuestが入ります。Piano以外は若手です。USのみの発売のようです。Region Allでした。4:3の画面に16:9も画面なので、拙宅のMonitorでは小さい画面になってしまいます。全て新作のTitle Albumからの演奏で、Encoreの'The Waters of March'のみ旧作からの演奏となっています。Bonusの'Over The Rainbow'を歌っていないのが残念です。演奏はおおむね良好です。最後はStanding Ovationを受けています。画質・音質も特に問題はありません。海外のShopからならかなり安く購入できます。

[Appears on...]
 他のArtistのAlbumなどに参加していると言われている作品をPickUpしてみました。入手したらReviewを追加しておきます。
Terence Blanchard/Let's Get Lost:The Songs of Jimmy -01- SACD
2-Too Young To Go Steady,7-I Can't Give You Anything But Love
Terence Blanchardはトランペッターです。どの曲も有名なVocalistとデュエットしています。2曲にVocalで参加しています。彼女のVocalは絶品です。TPの方は私にはいまいちピンときません。音場は少し変わった定位をしています。Backの楽器群が前に出てきていてVocalとtpは後ろに引っ込んで並んでいます。SACDも発売されています。
Les Brown/Session 55:1936-2000 -2K- DAD
2-Secret Love,13-Sentimental Journey
 Tribute作品でDVD-Audio版が発売されています。彼女は2曲に参加しています。Big BandをBackに歌います。Doris Dayは彼女のお気に入りだそうです。Vocalの入る曲では、リズム隊が前でBrassは後ろに配置されています。AlbumとしてはBig Band好きの人向けです。DVD-Audioの音声はSurroundのみです。
Freddy Cole/In the Name of Love -03- US CD
5-Remember Me
 Telarcから発売のVocal Albumです。Freddy Coleさんの声も非常に良いですよ。録音も優秀でお勧めです。
Peter Eldridge/Fool No More -2K-
 Backingだけのようです。 Steve Tyrell/Standard Time -01- US SACD
5-Baby,It's Cold Outside
 SACDも発売されています。参加曲はHolly Coleも歌っていますね。Duetでなかなか楽しい演奏が聴けます。
Tom Harrell/Wise Children -03- US CD
6-Snow
 参加曲は静かなバラードです。X'mas曲のようです。Tom Harrellはtpの人です。tpとの絡みはいまいちのように感じるのですけど。彼女の魅力はある程度出ていますけど必ずしも成功しているとは言えないでしょう。
Jason Miles/Brazilian Nights Featuring Romero... -02-
Mark O'Connor's Hot Swing.../In Full Swing -03- SACD
2-Honysuckle Rose,4.Misty,6-Fascinating Rhythm,8-As Time Goes By
 Mark O'ConnorはViolin担当で古いスタイルのJazzを演奏しています。Vocalは非常に気持ちが良いです。Wynton Marsalisも参加しています。音質も良好なSACDがお勧めです。
Frank & Joe Show/33 1/3 -04- US CD
2-Don't Fence Me In(wt.Janis Siegel),7.Besame Mucho
 Frank VignolaはGuitar、Joe Ascioneはdrumsを担当しています。他にもDr.Johnも客演しています。やはりやや古いスタイルのJazzを演奏しています。演奏的には私の好みというわけではありません。
Frank & Joe Show/Enter the Mowo -04-
11-Float
 詳細は後ほど。
Frank & Joe Show/66 2/3 -05-
3-Manhattan,13.Glow Worm (wt.Janis Siegel)
 調子に乗って第2弾も発売されていました。詳細は後ほど。
V.A./Smooth & Straight -2K-
2-4 Twisted
 N-Codeから発売された編集Albumのようです。
V.A./Rio Wave -02-
6-Triste