De-Evolutionなる独自の理論(?)をひっさげて登場したDEVOは今は地道な活動を続けているようです。1stは衝撃的でありましたが、徐々に尻つぼみの状態で今日に至っています。このディスコを作るに当たって情報を集めましたら、下記の通り、間隔はあいていますが、アルバムは出されていました。初期の彼らしか知らないのでいい加減なことしか書けません。m(_)m
 彼らのマイナー時代のライブというのはそれはひどいものであったようです。ブーイングと嘲笑の中で演奏をしていたようです。

[News]
・2010年には新作を出すらしいですね。
・11/3/09には、1stと3rdのDeluxe Editionが発売予定になりました。今年のUS Tourではこの二作品を完全再演するそうです。1stはほしいですね。

[Album]
('99/1/20)作品情報に関して、BOB3さんからいただいた情報を掲載させていただきました。BOB3さんありがとうございました。

[1977? ] Be Stiff (UK EP)
 6曲入りの12inch シングルの形式で発売されました。Stiffレーベルから出たシングル3枚をまとめたものと思われます。メジャー1作目に収録されている曲が4曲含まれています。アレンジなどはこちらの方が好きなのですが。

[1978 Nov] Q: Are We Not Men? A: We Are Devo! (頽廃的美学論) US RM CD
 彼らのメジャーでビューアルバムにして唯一(?)の大ヒットアルバムです。プロデュースはあのEno氏です。(必然性は疑問ですが...)このアルバムは大ヒットしました。シングルも'Satisfuction'が大ヒットしました。勢いに乗って来日も果たしました。ある意味ではVisual系といって良いでしょう。Goodsも色々と発売されました。
 '09年にはLiveでこのAlbumをそのまま再演しました。そして、同年発売のRM CDにそのLiveの模様がBonus Trackで収録されました。

[1979 Nov] Duty Now For The Future(生存学未来編)
 1stに比べるとややパワーダウンした感があります。それでも冒頭の彼らの社歌(? Devo Corporate Anthem)はなかなか気に入っています。

[1980 Nov] Freedom Of Choice(欲望心理学) US RM CD
 このアルバムは聴いたのですが、印象などは忘れてしまっています。m(_)m

[1980 Dec] Dev-o Live(退化の巡業) US LP
 なぜかLPで持っています。透明ジャケットというか透明の厚手のビニールに厚紙が入っていてそれがライナー&ジャケットの替わり?昔の曲のライブが聴けるので買いました。長い間日本盤は出なかったですが、CD化されました。また、'09発売のFreedom Of ChoiceのRM盤にBonus Trackとしても収録されました。

[1981 Nov] New Traditionalists
 このアルバムでやや持ち直した感があります。Beautiful Worldは名曲です。初版のみ、'Working in the Coal Mine'のSingleが付属していました。日本版はAlbumに収録されていました。CDにも収録されています。US盤には収録されていません。

[1982 Nov] Oh, No! It's Devo  Devoがお芋になってしまったジャケットです。Peek-A-Boo!が印象に残っている程度です。

[1984 Nov] Shout
 ジミヘンの'Are You Experienced?'が入っているのはこれです。他の曲は覚えていません。この曲はVideo Clip(ジミヘンらしき人物が棺おけから出てくるやつ)も印象に残っています。

"EZ Listening Disc"(1987):BOB3さんからの情報
 81年にファンクラブ向けに出された音源に数曲追加してCD化されたもの。

[1988 Sep] Total Devo
[1989 Feb] Now It Can Be Told US LP
 ライブアルバムです。LPでは3-Side構成になっていて、なにも入っていないSide-4には彼らのサインが彫られています。'88年のLiveで、何曲かは未発表曲が含まれていますが、全体的にはBest的な選曲になっています。冒頭のJoko Homoはアレンジどころかメロディーも変わっていて(同じなのは歌詞だけ)この先どうなることかと思いましたが、後半は昔のままのアレンジで演奏されていました。最初の方はAcoustic Guitarを使った曲が多く、新鮮な感じがします。Boogie Boyは登場していません。最後の曲はメドレーになっていて当時の彼らのハイライトではなかったかと思います。すっきりとした音で非常に聴きやすいです。やはり彼らはドラムでもっているなあという印象です。Devoのドラムはうまいと思います。

[1990 Jul] Smooth Noodle Maps
 邦題はふざけたタイトルになっていました。(ディーヴォの夕食万歳みたいなタイトル)Morning Dewなんてやってますが、出来は不明です。

[1990 ???] Hardcore, Volume 1 US CD
 やはり、デビュー前の音源ばかりのようです。ライブの音源はありませんでした。1974-1977となっています。1stに収録されている曲のオリジナルも聴けます。まあまあ許せる音質のものは多分、Stiff時代に録音したものでしょう。それ以外のものはかなり歪んでいたりして悲惨です。

[1991 ???] Hardcore, Volume 2
 Vol.1.2共、曲目を見ると古い曲が並んでいます。どうもマイナー時代のライブの録音のようです。タイトル通り(?)のジャケット写真です。^^;)

"DEVO Live:The Mongoloid Years"(1992):BOB3さんからの情報
ハードコア・シリーズの第3弾。イーノやボウイが絶賛したのもよく解かるデビュー前のライブ。

[1994 Apl] Now It Can Be Told
 収録曲はやはり古い曲のタイトルが並んでいます。

[1996 Aug] Adventures Of The Smart Patrol
 これも古い曲が何曲も入っています。なんだかサウンドトラックっぽいイメージのジャケットです。New Traditionalistsの頃のVideo Clipを膨らませて映画でも作ったのでしょうか?これはCD-ROMのゲームのSound Trackだそうです。

最近のアルバム未収録音源(サントラに提供したもの)BOB3さんからの情報
・BREAD AND BUTTER:映画『ナイン・ハーフ』(1986)のサントラに収録。
・GIRL U WANT:映画『タンク・ガール』(1995)のサントラに収録。もちろん新録。
・ARE YOU READY?!:映画『パワー・レンジャー』(1995)のサントラに収録。
         カッコイイ! このときはdevo完全復活か?と思ったんですが。
・HEAD LIKE A HOLE
・SUPERCOP:2曲とも映画『スーパー・コップ』(1996)のサントラに収録。
      HEAD LIKE A HOLEはトレント・レズナーの曲のカバーです。

[1998 Nov] The Greatest Hits
 BMGからの発売のBest盤10曲収録ですが、Morning Dewなんて曲も入っています。激安ですが、いまいちではないかと思います。

[2000 Mar] Anthology
 久々の新作(?)はAnthologyで、Rhinoから発売されます。2CDで日本盤も発売されました。3Dジャケットになっています。

[2005 Aug] Live 1980
 DualDisc仕様での発売です。R0ですから日本でも再生できます。8/17/80 PhoenixでのLive音源&映像です。DVD-SideはVideoで当時のConcertの全貌が判ります。2ch,5.1ch共にD.D.です。当時のConcertの様子がよく判りますが、既発売の映像との差別化が難しいです。

1990年以来となる新曲として2007年にiTunes Store他にてデジタル配信されていた、ディーヴォ(DEVO)の「Watch Us Work It」。同曲のヴァージョン違いをフィーチャーした12インチ・アナログ盤(写真)が海外で発売されます。  この「Watch Us Work It」は、デル・コンピューターが2007年に行なったキャンペーンのTV-CMに大々的にフィーチャーされたナンバーで、81年作『ニュー・トラディショナリスツ』に収録された「The Super Thing」のドラム音をサンプリングで用いていることでも話題です。プロデュースは、メンバー3人がともに“熊”の被り物をしているインパクト大なビジュアルで、ここ日本でも以前から注目を集めていた、スウェーデンのエレクトロ・グループ、テディーベアーズ(Teddybears)。  今回発売される12インチ・アナログ盤には、テディーベアーズ・ヴァージョンやオリジナル・ディーヴォ・デモ・ヴァージョンなどの4つのヴァージョン違いを収録。さらにメンバーのGerry Casaleらがリミックスを手がけた「Devo Was Right About Everything」も収められます。発売は英国にて11月10日を予定。12インチ限定でのリリースとなりますので、ご購入はお早めに! テクノ・ポップ、ニューウェイヴの元祖とも呼ばれるアメリカのロック・バンド、ディー……   ●「Watch Us Work It」 *12インチ・アナログ盤 ・Watch Us Work It (Teddy Bears Version) ・Watch Us Work It (Original Devo demo version) ・Watch Us Work It (Karaoke Version) ・Watch Us Work It ('Still Workin'' version) ・Devo Was Right About Everything, Attery Squash, (re-mix by Robert and Gerald Casale) [Bootleg]

'Sing If You're to Be'とりあえず写真だけ。1st発売後のLiveだと思います。CD化されているかどうかは不明です。

'79の大阪公演の録音。途中でRecoderを取り上げられたので、全体の1/3程度しか録音できませんでした。

[Video]

Early Devo (1979 初期退化論) LD
 2ndまでの曲を元に作られたVideoで、現在は廃盤のようです。Liveの映像も含まれていて貴重です。General Boyという将軍の格好をしたおっさんが司会(?)進行を進めていきます。ちなみに彼は、Boogie Boyのお父さんです。
1.Introduction
2.Jocko Homo
3.Wiggly World(Live)
 日本公演ではこの曲が1曲目でした。クラブでのライブではないかと思われます。
4.The Day My Baby Gave Me A Surprise
5.Praying Hands(Live)
6.Uncontrollable Urge(Live)
7.(I Can't Get No) Satisfaction
 おなじみのクリップです。いいところで邪魔が入ります。
8.Jocko Homo(Live)
 ライブの映像は間奏のところから入ります。黄色のツナギを脱ぎ捨ててスケータースタイルになるというところです。客席に投げ入れたツナギが投げ返されてくるので笑えます。
9.Secret Agent Man
 かなり初期の映像ではないかと思われます。元歌は66年にヒットした歌だそうですがアレンジはかなり変わっているようです。1stに収録されていますが、それともアレンジは異なっています。
10.Smart Patrol〜Mr.DNA(Live)
11.Come Back Jonee
 カゥボーイスタイルのおっさんがボーリングしたりするClipです。
12.Red Eye(Live)
 79年5月の東京公演(日本武道館)のライブです。観客が映らないのでそのことはよく分かりません。Booggi Boyがステージに敷いてあるビニールシートに穴をあけて潜り込むというパフォーマンスをしています。これは大阪でも同じでした。
13.Devo Corporate Anthem
 彼らの社歌(?)。メンバーが神妙な面もちで聴いています。

We're All DEVO (1985) LD
 Video Clip集ですが、全体である程度まとまりのある仕上がりになっています。真剣に観るものではありませんが笑えます。
1.Introduction
2.(I Can't Get No) Satisfaction
 DEVOはこの曲のヒットで世間で知られるようになりました。オリジナルのStonesのものとは似ても似つかぬものに仕上がっています。よくぞやってくれたという感じです。Stonesファンには大不評でありました。
3.Day My Baby Gave Me a Surprise
4.Girl U Want
5.Freedom of Choice
 タイトル通りの選択の自由を主張しているのでしょうか?どちらを選ぶ?というような内容のClipです。
6.Whip It
 西部劇風の安っぽいセットで、鞭をふりながら歌います。寄り目の東洋風の女性が銃をぶっ放します。セットの中央には機械のような女性が。鞭をふるうごとに着衣が1枚ずつとれていきます。スカートがとれたら、ロボットダンスが始まります。
7.Through Being Cool
8.Beautiful World
 これは明確なメッセージを持った曲で、名曲であると思います。この美しい世界を守ろうという作品です。これはもっとヒットしても良かったですね。
9.Love Without Anger
 なんだかけったいなニワトリ(?)が出てくるふざけたVideo Clipです。笑えますが、いったい何が言いたいのだろう?
10.That's Good
11.Peek-A-Boo
12.Dr.Detroit
13.Worried Man
 この映像は、まだ無名の頃'Human Highway'という反核映画に出演した場面の映像です。
14.Jocko Homo
 あのBoogie Manがテケテケ走って建物の中に入っていく導入部から、グラサンの上からパンストを被ったメンバーが'We Are DEVO!!'と叫ぶ有名なVideo Clipのやつです。学会か大学の授業のような場所で、寝袋にくるまったようなおっさんがのたうち回っています。

The Complete Truth About De-Evolution (2003) US DVD
Devo Corporate Anthem/In the Beginning Was the End:The Truth About De-evolution/Satisfaction/Come Back Jonee/The Day My Baby Gave Me a Surprise/Worried Man/Whip It/Girl U Want/Freedom of Choice/Through Being Cool/Love Without Anger/Beautiful World/Time Out for Fun/Peek-A-Boo/That's Good/Disco Dancer/Post Post-Modern Man/Post Post-Modern Man (Rocky Schenck Re-mix)
 Video Clip集です。DVDは11/18/03発売となっています。新旧の曲が並んでいますね。OriginalはLD時代の'93年で、LDに関する説明、CMも含まれています。DVDになっても画質はLD並なのは残念。旧曲のVideo Clipは全て観たことがありました。上記のものと同じです。特典映像も収録されていて、アマチュア時代の映像などもあります。サービス精神は旺盛ですね。US DVDはR1でした。

 このVideo Clip集には含まれていませんが、'Are You Experienced?'もVideo Clipが存在します。棺桶の中からジミヘン(?)が登場するやつです。これも入れて欲しかったです。

Live (1996)
Whip It/Girl U Want/Satisfaction/Uncontrollable Urge/Blockhead/Mongoloid/Jocko Homo/Smart Patrol〜Mr.DNA/Gut Feeling〜Slap Yer Mammy/Gates Of Steel/Come Back Jonee
 '96年Irvine Meadows (CA)でのLive映像です。野外でのLiveで、Festivalの1Bandとしての出演でしょう。60分弱のConcertです。昔の曲がほとんどです。Actionもあまり変わっていません。変わったのは楽器位でしょう。小道具は気前よく客席に投げ入れています。DVDはRhinoから2/24/04発売です。特典映像はありませんでした。音声は5.1chも収録され、Angle切り替えのできるTrackもあります。US DVDはR1でした。

尚、The Complete Truth About De-EvolutionとLive (1996)は、JPでは2in1でPackされて10/27/04発売予定になっています。同じものは'05にUSでも発売されるようです。

Live In The Land Of The Rising Sun - Japan 2003 (2003) US DVD
That's Good/Girl U Want/Whit It/Satisfaction/Uncontrollable Urge/Mongoloid/Blockhead/Jocko Homo/Smart Patrol〜Mr.DNA/Gut Feeling〜Slap Yer Mammy/Gates of Steel/Freedom of Choice/Come Back Jonee
 03年の日本公演の映像です。不覚ながら来日は知りませんでした。DVDは10/5/04発売です。US盤はRegion0なので日本でも観る事ができます。冒頭は日本語のMCがそのまま収録されて、例のFilmが上映されます。会場は若い人が圧倒的に多いですね。曲間にはInterviewなどが挿入されます。Stageの構成は昔と変わっていません。Guitarが普通の楽器に変わったことくらいでしょうか。変わらないことに感動しました。太った人が約二名、年齢は十分感じさせます。Drumは相変わらずうまいですね。選曲も良好で気に入りました。

秘蔵音源は秘宝館にあります。