彼らの全盛期の頃リアルタイムでした。まさにポップスという音楽でしたから、当時はあまり熱心には聴きませんでした。日本では本国以上の人気であったと思います。 彼ら特にKarenの人生については、TV番組で詳細に紹介されました。兄Richardは神童と言われるほどの才能の持ち主であったということ、そして、家族の期待を一身に受けていたこと、Karenもそのような環境で育ったために同じ考えを持たざるを得なかったこと、そのため、両親はKarenにはあまり愛情を注がれていなかったこと...。結局、そのような環境の中で彼らは成功を収めますが、その成功は皮肉にもKarenによってもたらされました。そのことで家庭と仕事との板挟みにあい、Karenは不幸な死を遂げてしまいます。Richard自身もそのことは後から知ったようで、今はKarenへの恩返しに務めているように思えたなりません。 本来、彼らはJazzを基調とした音楽を目指していました。それをポップスと上手く融合させたことが成功につながったのではないでしょうか。また、選曲やアレンジのうまさも光ります。この辺はRichardの才能の賜でしょう。
[Artist News]
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[Album]
Richardは後で追加録音やRemixを何度も行っていますので、同じ曲でもLPやCDあるいは編集盤とで相違があることがしばしばあります。例えば、LPとSingleでVersionが違っていた曲がCDではSingle Versionが収められています。最新のRMではオリジナルのLP Versionに戻されましたが、旧版や編集ものでは微妙に違っています。
Ticket to Ride(Offering) (1969 涙の乗車券) RM
記念すべきデビューアルバムです。最初は'Offering'というタイトルで発売されたのですが、すぐに'Ticket to Ride'に変わりました。ジャケットも変わっています。'Offering'は数百枚程度しかプレスされなかったそうで、非常なプレミアが付いています。このアルバムは、彼らが主導的に制作したわけではないので、Carpentersらしくない曲も多いです。Richard自身、このアルバムはCarpetersのディスコには入れたくないそうです。確かにそれは感じます。タイトルは当然'The Beatles'のカバーなわけですが、この曲しか印象には残っていませんね。なお、このアルバムでは、KarenはBassも弾いているそうですが、CD化に際して別のPlayerに差し替えられました。しかし、'98RMでは元のKarenのBassに戻っています。
デビュー前のエピソードですが、有名なクラブ(Whisky A Go Goか?)に出たときに観客を聴かせてしまったのでクビになったそうです。この手の場所では、お客さんが聴き入ってしまって飲み物や食べ物を注文しなくなることを非常に嫌うそうです。
Close to You (1970 愛のプレリュード) US CD
US LP: SP 4271 Matrix: R 112510A 2S/R 112516B 4S
原題と邦題とでは曲名が一致してません。Burt Bacharach色が強いという印象があります。'Help!'もやっていますが、このアレンジはあまり好きではありません。完成度はまだまだという印象です。
The Carpenters (1971 スーパースター) Ger CD,JP CD
JP LP: AMP-7007 Matrix: AMP 7007A 11 2 TO/AMP 7007B 11 3 TO
邦題の曲と'Rainy Days and Mondays'が大ヒットしました。徐々に彼らの人気が上がっていく途中の作品です。31分程度と短いです。後半のBacharachのメドレーがハイライトでしょうか。ジャケットは、US盤は彼らのおなじみのロゴが入っているだけですが、Ger盤は彼らの写真が入っています。これはLPに仕掛けがあって、ジャケットを開けると彼らの写真が見えます。レターボックス仕様になっていて、裏返して組み立てるとポートレートになるようになっています。買ったLPは'78発売のアルファ盤で「ニューマスターによるハイクオリティディスク」とありますが、Vocalはかなり金属的な音がします。これまで日本ではKINGからの発売でしたが、この年からアルファ(PIONEER系)からの発売となりました。
A Song for You (1972) MF CD
JP LP: AMP-7006 Matrix: AMP 7006A 11 3 TO/AMP 7006B 11 2 3 TO
これからはタイトル曲や'Top of The World'がヒットしました。セールスでは次作かもしれませんが、中身ではこれが彼らの最高傑作ではないかと思います。やはりJazzの要素がかなり入ってきています。とはいってもかなりポップスよりではありますが。トータルアルバムとしてのコンセプトも明確で、完成度は高いです。MF盤ではRichardが新たにライナーを書いています。通常盤にもこれが含まれているかどうかは知らないのですが、是非一読をお勧めいたします。MF盤の'Top of The World'はSingle Versionでした。買ったLPはこれも'78発売のアルファ盤です。
Now And Then (1973) US CD & US RM
US LP: SP-3519 Matrix: A+M SP3555-S2 A4/A+M SP3556-S3 2
絶頂期に発売されたアルバムで、非常によく売れたアルバムだと記憶しています。'Sing'や'Yesterday Once More'が大ヒットしました。Oldiesのメドレーがあったりと、非常に楽しめるアルバムです。25th記念で94年に発売されたCDを買いましたが、音がひどくて聴いていられません。せっかくの名作も艶消しです。QS盤が存在します。多少Mixが異なるとのことです。
('98/12/20)'98 RM盤を入手。期待が大きかっただけにがっかりしたという印象です。今まで発売されていたCDはオリジナルマスターに対してRichardが手を加えたものでした。今回のRMではオリジナルのマスターテープが使用され、Richardが立ち会ってBernnie Grundmanが作業を行うという形でRMされました。これでオリジナルの音が再現されるのかと期待していたのですが、実際には今風の音になってしまっています。悪いというわけではないのですが、持っている'Yesterday Once More'(2CD)で聴くことの出来るあの懐かしい音は蘇りませんでした。
('99/5/8)オリジナルのLPが安く買えたので、比較のために買いました。オリジナルではLP Versionが収録されていますが、CDではSingle Versionになっています。素直な音質で、'98 RMがこれに近いというのもうなずけます。盤質はいまいちですが、US LPの音質の優秀さは十分伝わってきます。'98 RMではCD化に際してSingle Versionに差し替えられた曲がオリジナルのAlbum Versionに戻っているようです。(Yesterday Once More)
Horizon (1975 緑の地平線) JP RM
'Please Mr.Postman'が大ヒットしました。この曲の'Video Clip'にはディズニーランドが使われたのですが、これは初めての出来事(ディズニーランドはイメージを大切にするので、大抵のArtistはOKが出なかったそう)だったそうです。'Only Yesterday'は'Yesterday Once More'の二匹目のドジョウと揶揄されました。当時は、このイメージ(汚れなきとでも言いましょうか)があまりにきれいすぎてなじめなかった様に思います。また、PopsからRockの曲を聴きだした頃なので、甘口の音楽から遠ざかりつつある時期でした。意外な選曲は'Desperado'でした。The Eaglesの曲ですね。ただ、人気には陰りが見え始めていました。
('01/10/25)図書館でRM盤を借りました。ライナーには、このアルバムから24Trackの機材が導入され、音質が驚く程良くなったとありますが、実際にはむしろ逆の印象です。立ち上がりのゆっくりしたソフトな音で、その方が気持ちよいと感じる人もいるかもしれませんが、アタックが感じられず、平坦な音という感じです。また、Karenの拒食症とRichardの精神的ストレスからくるノイローゼが原因でLive活動を自粛したことも記述されています。
Live in Japan (1975) JP CD
人気絶頂期の来日公演のライブです。日本のみの発売です。冒頭に開始を告げるベルの音が入っているのですが、その音が古い映画館のベルの音のような情けない音です。大阪での録音で、'Sing'では京都の児童合唱団がコーラスを務めます。Karenは日本語で歌っています。Oldiesのメドレーも披露しています。収録時間は短めで、1CDでも十分収まるのですが、2CDで発売されました。床を踏みしめる音が盛大に入っていて、低音再生に凝っている人にはそれも楽しめます。
A Kind of Hush (1976) JP RM
タイトル曲等がヒットしましたが、人気は更に陰りを見せます。Karenの精神状態は徐々に悪い方向に向かっていたようです。この頃はリアルタイムではほとんど聴いていません。
('01/10/25)図書館でRM盤を借りました。音質はHorizonと同様に、立ち上がりのゆっくりしたソフトな音です。ライナーには、二人の症状は回復せず、不満な出来であったと記述されています。確かにそうですね。その中で、I Need to Be in Love(青春の輝き)は名作です。
Live at the Palladium (1977) UK CD
イギリスでのライブ盤です。本国で結局ライブが出なかったのは不思議ですね。
('98/10/10)内容的にはかなりRichardよりというかKarenのVocalよりはRichardのピアノやアレンジの曲が目立ちます。日本では発売されなかった理由も判ります。しかし、作品として駄作かというとそうではありません。GershwinのメドレーやClassicの曲が演奏され、大人向けの感じでGoodです。お馴染みのCarpentersをイメージすると外します。ジャケットはカラーコピーのようなピンボケの絵で買ってからもしかしたら海賊版ではと心配しました。UK盤に日本語の帯だけがついたものでした。
Christmas Portrait (1978)
彼らのクリスマスアルバムです。彼ららしい仕上がりになっていると思います。最初のCD化では4曲(LP各面の最初の2曲)がカットされているそうです。
Made in America (1981)
Karenの結婚がこの時期でした。最後の曲のサブタイトルが'The Wedding song'となっていました。残念ながら幸せな生活とは行かなかったようです。この頃彼女の拒食症はかなり進行していたようです。
Voice of the Heart (1983) JP
この年Karenは帰らぬ人となりました。最後の録音が1曲目の'Now'でした。拒食症で体はやせ衰えているのですが、歌声は澄み切っていてそれがかえって痛々しく感じます。収録曲は佳曲がそろっていると思います。バラード系でまとめられていて寄せ集めの印象はありません。この辺は、Richardの力量発揮というところでしょうか。
An Old Fashioned Christmas (1984)
Karenが生前に録音していた曲を含めて主にRichardのSoloといった感じのクリスマスアルバム第二弾です。演奏ものが多くなってしまうのは致し方ないところです。Richardの苦悩を十分に感じることができるアルバムです。
Yesterday Once More (1985) US CD
Karenの死後に発売されたベストアルバム(2CD)です。おおむねヒット曲は網羅されています。アルバム未収録なのは、'Calling Occupants of InterplanetaryAircraft'位だったと思います。曲と曲がつながっていたりと、かなり編集されています。このアルバムが非常におもしろいのは、年代によって音が違っていることがはっきりと判ること。70年代半ば頃までの録音はかなり優秀です。聴いた感じでは、真空管を使った機材を用いていたのではないかと思います。ところが、70年代後半以降の録音は、音の密度が極端に薄くなり、スカスカした上滑りな音(OPAの音)しかしません。最近の編集ものは技術の進歩のおかげか、この違いが顕著に判らないのですが、1985年当時の技術ではそれらの違いをストレートに聴かせてくれます。
Anthology (1985) JP
日本向けに編集されたAnthology Albumです。発売当初は赤い箱に入っていたそうで、最初のCD化も同じ装丁でしたが、'97年の再発に際して左図のジャケットに変更されました。理由は収録曲にRemixや差し替えが行われたからです。目玉は、バカラックメドレーの完全版とHonolulu City Lights(後にLovelinesに収録)の収録です。また、ライナーにRichardが自らデビューまでの歴史を書いています。
Remix等の情報を記述しておきます。
1-1 A Song For You:ピアノをDolby Stereo(?)で再録音したRemix
1-7 Jambalaya:ライナーには記述がありませんが、Mix違いと思われます。
1-9 Ave Maria:コーラス入りでChristmas Portraitとは別Version
1-10 Bless The Beasts And Children:ピアノとドラムをDolby Stereo(?)で再録音したRemix
2-2 Superstar:Horn,ピアノ,ドラム,Rhodesを新たに加えたRemix
2-6 Ticket to Ride:Singles 1969-1973用に演奏楽器を増やしたRemix
3-3 Goddbye to Love:カットされたOpening部分を収録したRemix
4-9 Bacharach/David Medley(Live) Original Masterに収録されていなかったBass(Synthe),Bass Dr,Piano,Male Vocalをスタジオで追加録音
Lovelines (1989) JP CD (Paper Sleeve)
未発表曲で構成されたアルバムです。KarenのSolo用に録音(MixはCarpenters用)されたものや過去のAlbum用に録音された曲で構成されています。当時のAOR系のSoundに仕上がっています。この作品の必然性があったかどうかは疑問ですね。Song Listの詳細は次の通りです。
Lovelines: KarenのSolo用に録音されたものをCarpenters用にMix* Where Do I Go from Here?: '78年の録音** The Uninvited Guest: Made in America用に録音*** If We Try: 同* When I Fall in Love: '78 特別番組Space Encounter用に録音**** Kiss Me The Way You Did Last Night: 同*** Remember When Lovin' Took All Night: 同* You're The One: Passage用に録音 Honolulu City Lights: 同** Slow Dance: 同** If I Had You: 同* Little Girl Blue: 同****
From The Top (1991) US CD
4CD BOXで、未発表音源も含まれている縦長のBOXです。特にDisk1のデビュー前の音源が貴重でしょう。最初の'Caravan'はKarenがドラムを始めて数ヶ月で録音されたものだそうですが、それを感じさせません。アマチュア時代(?)の演奏はドラムの音数が多いのが気になります。レコードからのコピーのトラックもあります。デビュー後のものは、Richardの意向で後に追加録音やRemixされているものが多いのですが、中にはオリジナルバージョンが収められている曲もあります。ライナーから概略次の時期に手が加えられたようです。
1973:Singles -1969-1973-の制作の際に追加録音や録り直し。
1985:'Yesterday Once More'の制作時に追加録音やRemix。
1987:不明ですが、CD化に際してでしょうか。
1990:'From The Top'の制作時に追加録音やRemix。
スペイン語で歌った'Sing'(CANTA)は笑えます。SingがCanta(スペイン語)ですから、かなり印象が違ってきます。一部英語のままで歌っている(オリジナルを残した?)箇所もあります。更に歌以外のカラオケはオリジナルのまま(コーラスは英語のまま)という手抜きであります。S*ntry PopのCM Songも収められています。このCMはマントラの方が印象に残っています。ライナーはRichard自身が書いています。各曲に詳しい解説がありますが、記憶力が良いのかメモ魔なのか。Anthology的な内容と考えて良いでしょう。
Karen Carpenter (1996) US CD
Karenが生前1980年頃に録音していたKarenのSoloです。バックのミュージシャンは今や超一流の人たちの名前が並びます。音楽的には、Carpentersの路線とは少し違って、City Musicぽい洗練されたものを狙っていたようです。当時発売に至らなかったのはその路線がCarpentersの路線からかなり変わっていたからでありましょう。音楽的にもさほど出来がよいとは言えません。
Richard Carpenter/Pianist,Arranger,Composer,Conductor (1997) US CD
彼の2nd SoloにあたるAlbumです。タイトルはいやみにも聞こえるのですが...。Carpenters時代の曲が中心ですが新曲も何曲かあります。タイトルどおり演奏に編曲に作曲に指揮にとがんばったのでしょうが、出て来る音楽は普通のBGMといった印象です。特に編曲に関しては非常に平凡だと思いました。ランチタイムのBGMには良いと思います。音質は良いのではないかと思います。
Carpenters Box (1998)
30周年を記念したコレクターズエディションです。彼らのオリジナルアルバム11枚が初版のアートワーク紙ジャケ仕様で蘇ります。1stはOfferingとして発売された幻のジャケット仕様になっています。彼らのアルバムは凝ったジャケットだったのですね。LPはNow & Thenの3面見開きのを借りただけですので。盤もピクチャーレーベルを再現するなど凝っています。音もRichard立ち会いのもと、Bernie Grundmanの手によるRM仕様です。音源もオリジナルLPのMasterから起こされるようになり、やっとLPと同じになりました。Richardの解説など300ページのブックレットにロゴ入りハンカチとファンの気持ちを揺さぶります。\28,032ですが、輸入盤はいくらかしら。
Rainbow Connection -As Time Goes by (8/1/01) HK CD
未発表音源集です。彼らがHostを務めていた、"Music,Music,Music"からの演奏の他、DemoはOut Takes等に手を加えた曲が収録されています。音質はなかなか良好です。買ったのはなぜか香港盤でしたが、プレスはUSで中国語の解説とシールが貼られただけのようです。例によって新たに録音を追加して新作に仕上げています。メドレーのTrackが多めです。TVの主題歌に採用された曲も収録されています。曲によっては時代遅れのアレンジだなと感じる曲もありました。日本先行発売。
Perform Carpenters (10/28/03) US CD
やはり編集Albumです。収録曲は下記の通り。Version違いを楽しむのには良いでしょう。RMされているので音質は良好です。
Top Of The World (Karaoke Version) Maybe It's You (Newly Mastered Version) Crystal Lullaby I Need To Be In Love (1991 Remix) Sandy Mr.Guder (1991 Remix) All Of My Life (1987 Remix) Yesterday Once More (1985 Remix) One Love 0Those Good Old Dreams Because We Are In Love (The Wedding Song) Only Yesterday (1991 Remix) Eve (1987 Remix) At The End Of A Song (Newly Mastered Version) Goodbye To Love (1985 Remix) Look To Your Dreams Karen's Theme Merry Christmas Darling (Single Version)[Compilation Albums]
[Video]
正確には把握していませんが、Video Clip集が1枚。日本のみ発売のLive in Japanが1枚発売されています。そして、つい最近'Remember The Carpenters'が発売されました。これはRichardが語るCarpentersの歴史で、貴重な映像も含まれているようです。Karenの晩年についてはさほど多くは触れていないようです。ファンには必須アイテムですね。
Yesterday Once More (1985) JP LD
Video Clip集です。Videoが残っていない曲は収録できないので、選曲の面で制約が出てしまうのは仕方ないでしょう。画質は良い方だと思います。Sound TrackはVideoのSound TrackからCDのものに差し替えられています。従って音質も良好です。
Live in Japan (11/21/01 On Sale) JP LD
昔、TVで放送されたものです。DVDでも発売されます。最初は、会場での来場者のインタビュー、その次はリハーサルの様子(これはかなり貴重でしょう)とドキュメンタリータッチで進められます。全体で68分とコンサート全部が収録されていないようです。CDでは大阪公演のものが発売されていますが、こちらは東京公演(日本武道館)です。Singを歌うために日本の児童合唱団が登場します。Karenは彼女らのマイクをセットするなどかいがいしく世話をしてあげますが、みんな知らん顔なのがちょっと悲しい。
Remember The Carpenters (1997) JP LD
USでのドキュメンタリー番組の映像と思われます。Richardを中心として当時を知る人たちの証言で進められます。デビュー前の映像など非常に貴重な映像が使われているのですが、どれも途中で終わったりしているのが非常に残念です。DVDも発売されます。
Interpretations (11/21/01) US DVD
DVDでの発売です。70-80年のVideo Clip集です。最後の曲はOut Takeで未発表映像とのこと。二人のDuoです。37分と短めなのが残念です。アテレコですが、Bassのフレーズ等実際の音に合わせています。後期の拒食症にかかっているKarenの映像もありますが、不思議なことに表情や仕草などがDavid Bowieに似ています。RMとのことですが、映像はさほどではありません。音は良好(D.D.)です。US盤はRegion0です。
Live at Jaap Eden Hall, Amsterdam (11/16/76) CDR
Cable FMからのエアチェック音源となっています。彼らのBootは珍しいですね。後半はヒット曲をメドレーで歌っています。限られた時間で全てのヒット曲を入れたかったのではないでしょうか。音質も時代を考えると優秀です。ピーというノイズが断続的に入っているのですが、Cable FM独特の問題なのでしょうか。
World Tour in Concert (1975-77) Boot CD
スーパーで安売りをやっているCDの中古盤です。(\300で買った)音源の情報は、USA/Europe/Japanで収録されたことと、1975-77の間の録音ということだけです。日本での録音は、'Sing'が日本語で歌われていることからこの曲は間違いないでしょう。この前後の数曲は、会場の雰囲気が同じなので日本での録音だと思います。後半はメドレーが4曲ほどあります。73分ほどの収録時間で、あまり音質は良くありませんが楽しめます。