彼女はデビュー当時から知ってはいるのですが、当時はVocalそのものを積極的に聴いていなかったので、興味は示しませんでした。むしろ女優からの転進ということで本物では無いと勝手に決め付けているほどでした。彼女を本格的に聴くようになったのは、TV番組の「オシャレ30's 30」がきっかけでした。番組の最後にいつも1曲歌っていたのですが、これが気に入って、Videoに録画を始めました。結局、120分テープがまるまる1本と少しで番組は終了(実際は泰子嬢を下ろすのが目的?)。それ以降はあまりTVでは見かけなくなりましたが、アルバムは定期的に発売されているようです。意外にも持っているアルバム数があったので、ディスコを作ることにしました。しかし、作り始めてみると情報が少なく苦労しています。女優時代は故松田優作氏との親交が厚かったそうです。
オフィシャルサイトはこちらです。
[News]
・編集ものですが、CD10枚組のJewelsが発売予定です。全曲Remasterと書かれているので、新録音では無いようです。各CD毎にテーマ分けされています。分割支払いも可能で、その場合は毎月\1,980の15回払いとなっています。
[Album]
今回は可能な限り発売日まで記載してみました。
Yasuko -Love Bird- (1978.1.25)
記念すべきデビュー作です。ジャケット写真には時代を感じます。今とはかなり路線が違ったのでしょう。
Flyin' Over (1978.8.25)
オリジナル曲も収録されています。
Sweet Menu (1980.2.5)
ポップスナンバーをカバーが中心のアルバムです。
Journey (1980.11.21) Cas
スタンダードナンバーを中心に選曲されています。アレンジはFusion系になっていますが、曲によってはFusion歌謡曲のようなアレンジもあります。
Sun Glow (1981.6.21) LP
アレンジャーに松岡直也氏を迎え、ブラジル音楽を収録したアルバムです。'SKINDO-LE-LE'はリバイバルでもヒットしました。
Soft Wings (1982.2.5)
12/13/81のNHKホールでのLive Albumです。BackはPlayer,東京ユニオン,新東京シンフォニーという強力なサポート得ています。Standardを中心で彼女の趣味が現在とさほど変わらないことが判ります。今聴くと、まだ歌唱力はまだ発展途上であることが判ります。CDではK2でRMされています。
Fine (1982.9.21) LP
これもブラジル系の音楽です。録音はなぜかLAですが。バックはViva Brazil!
Night Line (1983.9.21) LP
オリジナル作品が中心ですが、Billy Joel等の有名どころが名を連ねています。80年代のFusionという感じのサウンドです。バックは日本の超有名どころが名を連ねています。Digital Mixと帯に表記されています。
Gravy (1984.5.21)
R&B系の音楽で、LAの黒人ミュージシャンを使っています。
All Right with Me (1985.1.21) LP
Tommy Flanaganのトリオをバックにスタンダードを歌います。あえて、Digital同時録音と明記されています。ということは、他の作品は...。モロジャズのアレンジでじっくり聴くのにはよいでしょう。
スタンダード大全集 (86.4.21)
2CDで一時期ほしいと思っていたのですが。編集ものであったと思います。
MS.MYSTERY (87.5.1) JP CD
当時のはやりのFusion Soundという印象です。特筆すべきことはありません。
OURO do MANAUS (88.3.9) JP CD
彼女はブラジル音楽にかなり興味があるようですね。何度かブラジル音楽のアルバムが制作されています。これもそのアルバムです。時間はやや短めです。夏向きのアルバムでしょう。
10th AVENUE (88.8.21) CD
位置づけとしては、ベスト盤になりますが、GRPスタジオで新たにRemixされました。今聴くとそれほどの音質ではありません。LPだと10曲、CDだと12曲収録されています。
Summer Time -Single- (89.1.21)
SummertimeとWhen The World Turns Blueの2曲入り
(When The World) Turns Blue (89.2.21) Cas,DL:96KHz/24Bit
DL音源を購入しましたが、Master Tapeの状態はあまり良くないようで音質面ではいまいちでした。
オシャレ30's・30 (89.8.21) CD
同番組で歌った歌を集めたものだと思います。番組中のTakeではなくて別に録音したもののようです。曲によって録音状態が微妙に異なります。Album収録曲もあるようです。テーマ曲はかなりデジタル臭がして、実在感がありません。同様の印象を持つ曲もあります。選曲はStandardが中心で、楽しめると思います。
Dancing Lovers' Nite (89.11.21) CD
Motown Soundのカバーアルバム(?)です。収録時間が短いので、EP扱いなのか廉価です。Lowdownは気に入っていますが全体的には打ち込みのオケが鼻につきます。この路線は直に止めましたね。
Your Song (90.6.21) CD
これはポップスのカバー集といった作品です。
Come in Christmas (90.11.7)
当然、クリスマスアルバムです。金の箱というかカバーがあり、その中にクリスマスカードとCDが入っています。彼女らしさは出ているアルバムです。アレンジも少し変わっています。
My Duke (91.9.21) CD
タイトル通りDuke Ellingtonナンバーを集めたアルバムで、バックは彼女のフラミンゴビッグバンドです。
Le Cinema (92.8.26) CD
これもタイトル通り映画音楽ばかりを集めたアルバムで、個人的には一番気に入っているアルバムです。選曲がなかなか良いですね。音質も良好です。
Best Selection (92.11.26)
In Autumn (93.8.21) CD
秋向けのバラードを中心としたStandard集になっています。秋にはうってつけですね。ロスでの録音となっています。
SKINDO-LE-LE (93.9.22)
タイトル曲は後でセルフカバーで再びヒットします。
-決定版-ジャズ・バラード (93.11.13(再)) CD
最初の-決定版-なんて言葉はいらないと思いますが。タイトル通りの内容で、なかなか気に入っています。彼女の選曲のセンスは非常に良いのではないでしょうか。(再)とあるのは先に一度発売されたものがあるようで、ジャケットが違っていました。私が持っているのは、再発の方です。
オシャレ30's・30Vol.2 (94.2.23)
調子に乗って(?)第二集ですね。
Amizade(94.8.24) CD
これもブラジル音楽集になっています。
Chameleon (94.9.7)
EP扱いです。Chameleon,SKINDO-LE-LE,More & More等計5曲。
美女と野獣 (94.11.23) CDR
これも映画音楽集ですが、ディズニーのアニメの音楽集です。最後のメドレーはル・シネマからのTakeですがRemasterされているようです。音質も優秀です。ジャケットはご本人のデザインなのだそうですが、私には...でした。
Twin Best (95.6.28)
Victorが企画した所属アーティストのベストもののシリーズで、Twinの意味は2CDのことです。
阿川泰子 (95.10.27)
Labelが編集したBestものかと思います。Standardの名曲ばかりが選曲されています。
Close to You (96.6.21) CD
あのバカラックのカバー集です。しかし、アレンジはかなり変わっていて、曲を知っていないと判らないでしょう。バックは打ち込みが中心です。この打ち込みの音はあまり気になりませんが、Hip Hop系にアレンジされている曲はちょっとご勘弁という感じです。最初の何曲かはふわふわと空を漂う感じで良いと思います。
Echoes (96.12.18)
どうやら、Rockのカバー集らしいのですが、タイトル曲はPink Floyd?この曲はSingle Cutされています。5分足らずの曲です。他にもSame Old SceneなどRock/Popsの名曲集になっているようです。
Tea for Two (97.9.22) JP
ミュージカルで歌われた曲を集めた作品集の様です。選曲と監修は松本幸四郎氏が行っていて、ライナーも書いています。オケをバックに気持ちよさそうに歌っています。
Screen Music Best Selection (97.11.21)
既発表の曲から映画音楽ばかりをセレクトしたアルバムのようです。
New Best One (99.8.4)
Victorの企画もののBestの中に彼女のものも含まれています。
Other World (01.3.17) CDR
久々の新作です。Jazz路線ではなくてPop,Hip Hop系の音楽との話を聞いていました。1曲目はHip Hop系の打ち込み音楽で面食らいますが、徐々に打ち込みFusionに変わってきます。ジャケ写真は中ジャケです。
We Got Mail -恋をするなら-(03.12.17)
やはり久々の新作です。評論家の吉村浩ニとスタンダード・ナンバー40曲について語る共著'WE GOT MAIL〜恋をするなら'とのタイアップ・アルバムとのことです。Love SongのStandard集だそうです。新録音だとは思うのですが...。
TIARA -Yasuko Agawa Sings Traditional Songs-(04.12.15)
日本クラウン移籍(新レーベルArgyle)第一弾になります。Classic系のStandard曲が中心の作品になっています。PianoのみをBackに歌います。
Anklet -Yasuko Agawa Sings Love Songs -(04.12.15) JP CD
同じ日に発売されています。どちらもお馴染みの曲ばかりが収録されています。Big BandやGuitarをBackに気持ちよさそうに歌っています。
MEU ROMANCE(08.7.16) JP CD
Fericidadi/So Nice/Boy from Ipanema/Meu Romance/How Incentive/Little Boat/So Danso Samba/Carnaval/Meditation/Chega de Soudade/Quiet Nights of Quiet Stars(Corcovado)/Epilogue
Vossa Nova Albumです。Produceは松岡直也氏です。著名な曲が多くてBossa Nova好きにはたまらないでしょう。ただ、企画的には今更の感はあります。私は好きなのでOKかな。
MISS-A-MIXTURE(予08.7.16)
SKINDO-LE-LE(Mond Grosso Samba Remix)/カマレアンウ(カメレオン)(Extended Club Remix)/When The World Turns Blue(SUNAGA T EXPERIENCE REMIX)/LOWDOWN:N.Y.Mixture/L.A.NIGHT(GRP Remix)/More & More(LATINO MIXTURE)/Send One Your Love(New Perspective Rework)/STOP! IN THE NAME OF LOVE(N.Y.Mixture)/カマレアンウ(カメレオン)(Dub Remix) /SKINDO-LE-LE(GRP Remix)/Ooo BABY BABY(N.Y.Mixture)/More & More(Cold Fusion Mix)/DUKE'S PLACE : Electric Bop Mix(Electric Bop Mix)
こちらはRe-Mixコンピ Albumとのこと。かつてHit曲がRe-Mixされています。
[Video]
彼女のVideoはエアチェックしたもの以外は持っていませんが、判る範囲で次のようなものがありました。
Your Song発売当時のコンサートのものと思われます。
他にもRon Carterと共演したVideoもあったと思います。
おしゃれ 30's 30 VHS前述の歌シーンばかりを集めたライブラリーです。2年分くらいあるでしょうか。電波の状況が悪かった時のVideoの画質は悲惨です。