Allman Brothers Band
いわゆるサザンロックの雄と言えるでしょう。Duane Allmanの早すぎる死は非常に残念でした。これ以降、呪われたバンドというか、次々とこの世を去っていく人たちが...。最初の頃は下手くそだったDickyは急速にギターの腕を上げました。Greggはいつも人騒がせですね。公式サイトはこちら
彼らの音源特にDuane在籍時の音源やサインなどAllman Brothers BandのRareな情報が満載のhanjiさんのサイトを紹介させていただきます。Trade音源も充実しています。
[Artist News]
1.Early Allmans (1974) JP LP
Allman兄弟のバンドでした。イラストのジャケットです。1977年頃に日本で再発されたものを買いました。録音は1968年のようです。Singleの'Spoonful'は1966年の発売です。Sigle,Album各1枚のみです。
[Hourglass]
残念ながらアルバムは持っていませんが、いまや伝説のバンドです。Singleを4枚とアルバムを3枚(うち1枚は編集もの)発売しています。目指したものが黒人音楽であったので、当時としては、白人の演奏する黒人音楽ということで抵抗があったようです。
*.The Hour Glass (1967) US CD
1993年頃にCD化されています。モロR&Bに少しサイケの香りがします。ギターよりもブラスが目立っているように思います。Bonusが6曲入っています。
*.The Hour Glass -1967-69- (1973)
The Hour GlassとPower of Loveとをセットにした2LPで、CDでは1枚に収まっています。'02に日本盤でも再発されています。これで入手が容易になりました。
[31st February]
Singleを2枚だけ発売しています。あまりに好きなことばかりをやる(プロモーターの言う事を聞かない)のですぐに解散させられたそうです。
1.Duane & Greg Allman (1968) US LP
発売は1973年のようです。これもABB結成前の作品です。二人の白黒のイラストがジャケットになっています。装丁などどうみてもBootleg見たいな出来です。なかなか泥臭くて良いですね。アルバムは廃盤のようです。Singleとして'Morning Dew'が発売されています。既にMelissaが収録されているのが注目です。
1.The Allman Brothers Band (1969) Cas
記念すべきデビューアルバムです。ライブバンドらしく一発録りのようです。荒削りで録音も良くないですが、何かを感じます。
2.Idlewild South (1970) Cas
2ndで音質はかなり良くなっています。こちらも一発録りかと思われますが、本当のライブには及ばない気もします。Hoochie Coochie ManではBerryがVocalをとっています。RM盤ではMaster Tapeの状態が良くないのか、時々ノイズが出ています。
3.Allman Brothers Band At Fillmore East (1971) US CD & JP CD (Paper Sleeve)
間違いなく彼らのベストアルバムです。伝説のフィルモアイースト。この時の彼らは完璧でした。2LPで、CDはRMでは1CDになりました。後に、2CDで完全版といわれるEat A Peach等に含まれた音源も含めたアルバムも出ています。MF盤も出ています。個人的には完全版をお勧めします。(ジャケットがカラー)オリジナルでは、一部編集が行われています。DTS CDではMulti CHで楽しめます。04年にはMulti CHのSACDも発売されました。
この時のFilmoreは朝まで演奏が続いたそうです。Encoreの連続で、それに答えるのが俺達だ!!との使命感で演奏を続けたようです。だから完全版といっても本当の完全版というわけではない事になります。すごいコンサートだった事は間違い無いですね。
4.Eat A Peach (1972) JP CD,SACD
このアルバムの録音中にDuaneはBikeの事故でこの世を去りました。彼の追悼盤でもあります。2LPが1CDになっています。3.の時の音源でDuaneのギターが聴けます。最後のLittle Marthaが印象的です。MF盤も存在します。
こちらもSACDが04に発売になりました。やはり1Discです。CDとのHybrid仕様でMulti CHも収録されています。Multi CHの印象ですと、Masterの状態はいまいちです。ヒスがやや多めです。音の鮮度もさほどではありません。Surroundの構成もあまり良いとは思えません。あまりSurroundに向く音源ではないので無理してSurruondにしなくても良いのに。
5.Brothers And Sisters (1975) JP LP & RM CD
このアルバムも、追悼盤になってしまいました。BassのBelly Oakellyがやはり交通事故でなくなりました。Dickyの好みがかなり入ってきて、カントリーぽくなっています。名曲揃いのアルバムでお勧めです。RM CDを買いましたが、LPと比較して良くなったと思える部分はありませんでした。タイトル通りというか、兄弟や姉妹が一堂に会した見開きになっています。ジャケットの女の子は可愛らしい。
+.The Road Goes on Forever (1975)
彼らのBest盤です。75年にこれまでのアルバムから選曲されましたが、'01年には以降のアルバムの曲も追加されて発売されました。とりあえず、彼らの代表作を知るのには良いでしょう。
6.Win, Lose Or Draw (1977?) Cas
あまり評価の高いアルバムではありません。それでも、インストの曲'High Falls'は、Sea Level(新メンバー等で結成された派生(?)バンド)を彷彿とさせる曲でGoodです。
7.Wipe The Windows, Check The Oil, Dollar Gas (1978 熱風) US CD & US RM
原題は何とも笑えます。最初は偉そうに言って最後の'Dollar Gas'は小声で言うのでしょう。2LPが1CDとなっているライブ盤です。Duaneがいない彼らの初ライブとなります。やはり、Dickyの影響が大きいのか、カントリーぽいというかかなり明るいイメージです。この作品も非常に好きな作品です。音質に関しては、RMでかなり改善されています。
8.Enlightened Rogues (1979)
FMで聴いたと思うのですが、そのときの印象も今では思い出せません。これ以降の彼らにはあまり興味を持たなくなりましたから、良い印象を持たなかったことは確かでしょう。ここまではRMが発売されています。この頃は、GreggがCrewの裁判でその人に不利な証言をしたという事でBand内の人間関係がうまく行っていませんでした。
13.Live at Ludlow Garage: 1970 (1991) US CD
お持ちの方のお話ではあまり良くないとのことでした。少し聴かせていただきましたが、fillmoreに比べるとよくありません。ただ、Duane在籍時の音源ということで、貴重ではあります。DickyのGuitarからは盛大にハムが出ています。Masterの状態もさほど良くありません。Disc2はMountain Jam1曲のみの収録です。Hoochie Coochie ManがBest Takeでしょう。
17.Mycology (1998) US CD
11.12.15.辺りのからの選曲にBonusが2曲。そのうちの1曲はDuaneら在籍時の演奏で、'Every Hungry Woman'というAtlanta Pop Festival 7/3/70 の録音が含まれています。ほとんどが彼らの再々結成後の作品ですから、それらは置いておいて、最後の2曲のLiveの音源が問題になります。Midnight Riderは1992年のLiveでAcoustic Setです。これはなかなかGoodです。そしてDuane在籍時の'Every Hungry Woman'は小さなClubでの録音のようです。Masterの状態はあまり良くないですがかなりがんばって修復されています。Duaneの粘り気のあるギターの音は当時のままで演奏も悪くありません。このアルバムはこの2曲で良しとしましょう。
18.Peaking at The Beacon (2000) US CD
2000年5月のLive録音です。これまでのLiveの選曲がやや異なり、Liveでは初めて聴く曲が何曲かあります。昔の曲が中心です。最後の曲は意外にも'High Falls'なんですが、これはオリジナルの方が好きです。音質は良好です。Liveの雰囲気をよくとらえていると思います。
19.Hittin' The Note (2003) US CD
Dickyのいない新作です。音質は非常にエネルギッシュです。詳細は後ほど。
++Anthology/Duane Allman (1972) US CD
Duaneの追悼版で、その後'2'も発売されました。セッション時の作品が中心です。録音は良くないですが、演奏は絶品ですね。
++Anthology II/Duane Allman (1974) JP LP
セッション時代の作品が中心です。中古のLPでしたが、盤質は良好でした。'1'と同じ感じの内容です。Herbie Mannのセッションの'Push Push'が気に入っています。ライナーの情報で初期の作品群を正しく記述できるようになりました。Duaneの生い立ちから最後までとDuaneの参加レコードの資料があって非常に役立ちます。Claptonとのセッションで有名なLylaでは、ClaptonはDuaneのギターに大いに刺激されたとか。意外とDuaneの弾いているパートが多いとか。DuaneはGibsonを、ClaptonはFenderのギターを弾いているので、音の違いがわかる人が聴けば二人がどれを弾いているかがわかるとのことです。SACD版で聴くと非常に分かり易くなっています。
**.All Live (1992) 未聴
どうやらヨーロッパ企画のアルバムのようです。詳細は不明です。
**.Legendary Hits (1994) US CD
Polygram時代のベストアルバムです。Live音源も収録とありましたが、FilmoreのLiveでした。これといって特徴はありません。発売が比較的新しいので、音質的にはやや良いでしょう。
20.Live in Atlanta (03) US CD
Duane在籍時のLiveです。伝説のFimore Liveの半年前のLiveです。ファン待望の新作となります。1曲だけ既発売の曲がありますが、全貌はこのAlbumで判ります。Filmoreの少し前なので未消化の部分はありますが、さすがに地元に近いだけあって熱い演奏が楽しめます。かなりがんばってRMしたようです。
21.Oneway Out (04) US CD
現在のAllmanのLive 2CDです。昔の曲が多いのがうれしい。
*Brothers of the Road (1981)Imported Beta
彼らの映像というと最初はこれしかありませんでした。輸入版のBetaを買ってしまいました。本当はLDが良かったのですが。アメリカらしい明るく広い大学のキャンパスが映し出され、野外でのライブが始まります。メンバーはかなり変わってしまっています。Bassの人はAlembicを使っていますが、そのBassがやたらと大きく見えます。 演奏曲目は昔の曲が中心で安心しました。聴いていて気持ちの良い演奏です。途中で宿舎(ホテル)でのセッションの様子も挿入されています。それにしても、Dickyはギターが上手くなりましたね。特にこのセッションを観てそう思いました。お勧めのVideoです。
DVDでも発売されています。US盤はRegion 0のようで、日本製のPlayerでも再生できるようです。
*Live At Great Woods (1993) US DVD
US盤DVDですが、Region 0で日本製のPlayerでも再生可能です。'91年のLiveでインタビューを挟んで進められます。とはいえ、曲の途中にインタビューが割り込んでくるのはどうも好きになれません。曲と曲の間にしてほしいと思います。Per.とBass,もう一人のGuitarがオリジナルとは異なります。
*Live at The University of New York (10/70) CDR
Duane在籍時のLiveで、元はBootlegかと思われますが、音質は時代を考えるとかなり優秀です。演奏は勿論、Goodです。かなりお勧めですね。惜しいのは、輸送中orDiskの出し入れの際に付いたと思われる傷があること。80minDiskなのでかなりシビアなようで、ノイズが出ます。Song List
*Live in Concert (73) CDR
一部の曲は邦題'熱風'に収録されているような気もする、Dickyが頑張る1973年のLiveです。音質は良いほうだと思います。知っている曲ばかりで最後の曲だけStudioでの収録のJam Sessionです。結構気に入りました。少し調べたのですが、録音日が不明です。Song List
*Live in Sanfrancisco (10/27/89) CD
エアチェック音源の海賊盤です。録音日には疑問符がつきます。どうもこの日はコンサートは行っていないようなのです。そしてこの音源は日本でも放送されました。Songlistしかしこの放送では7/22とアナウンスされています。内容は昔の曲ばかりで演奏も悪くありません。全部で7曲収録されていますが、FMでは5曲だけ放送されました。ジャケットは山間の道を走るトレーラーの写真です。(Welwarepig製)
*Live (11/90) cas
エアチェック音源です。録音日には疑問符がつきます。89年のものによく似ています。Songlist