通り過ぎる景色 止まったままの空
そこにある矛盾に触れるものはなく
どこか不自然だと 心踏み荒らされ
あっけなく丸め込まれては忘れてく
歩調を緩めては 聞く気もないくせに
他人に良い顔して自分ごまかして
当惑したフリで 横目で隙をみて
何食わぬふりして影を植えつけてく
今はただ飽きれていたあの頃の自分に
辿りつく理想へと
儚き骸を背にあなたはただ何も言えず
何もなかったあの頃のように笑い続けたい
そう頷いた時には消えていた
約束はいつの間に音もなく崩れていたの？
間違いを正すこと全てじゃないと決めつける
その厳しさがいつの日にか優しさに変わるだろう
儚き骸を背にあなたはただ何も言えず
掌にまだなじむ言葉をつかみあの日に帰ろう