掲示板ダイジェスト
掲示板で面白いなと思ったことや覚えておきたいと思ったことなどを追加して行きます。

アルフォンスさん [神奈川]
いきなり質問モードです。いろいろとサイトを見てきましたが、幾つか解決出来ない疑問があります。ご存じの方がおられましたら、お教え戴けると有り難いです。

・その1
リマスターCDのミックスは盤によって異なるのでしょうか?アナログ盤とリマスターCDのミックスが異なるというのは聞いていたのですが、まさか同じリマスターCDでも違いがあるとは...如実に分かるのは「The Song Remains The Same」で、アルバム・リマスターとボックスセットでは明らかに違います(Vocalの処理やGuitarの配置など)。それと、輸入盤リマスターCD「Physical Graffiti」をアナログ盤と聴き比べていた際に、アナログ盤のD面にあたる部分が左右チャンネル逆転していることに気が付きました。音像の広がり方も違います。ちなみにこれらの曲をボックスセットで聴くと、アナログ盤に準じたミックスになっていました。
これって周知の事実なのでしょうか?

・その2
映画の「The Song Remains The Same」、今から20年位前にリバイバル限定公開を新宿の映画館まで見に行きました。その後発売されたビデオや関連記事を見ていて不思議に思っていることがあります。
「Whole Lotta Love」の中間部、Pageの通称「Crungeカッティング」の部分ですが、映画ではカットされていますね(購入したビデオや、その後見ることが出来た媒体でもカットされています。DVDは見ていませんが。)。でも、私は劇場でこのシーンを見た記憶があるのです。LesPaulを低く構えて観客を挑発するようなアクションが印象に残っています。そして、この導入部においてLesPaulの弦が切れたため、サブのLesPaulに交換するというシーンもありました。サントラ盤を聴くとその辺りに幾らかの間がありますね。
これももしかするとノーカット海外版とかが存在するのでしょうか?そして、ビデオ化された際にカットされた事は、これも周知の事実だとか?未だ確認出来ず、「もしかするとあれば白日夢だったのか...」と思い始めている今日この頃です。どなたか、私に救いの手を!

しゅうさん [神奈川]
アルバム・リマスターとボックス・セットのリマスタリングは確かに違いますね。ボックス・セットがLPに準拠した内容になっているのに対して、アルバムリマスターはいずれもLPと違った内容になってますね。レコードの方は元々ジミー・ペイジが意図していた内容に対して、レコードの盤面に刻み込み易いように、元のマスター・テープに対してミキシングの内容を変更しているはずです。このレコード用にミキシングを変更した物をカンティング・マスターといい、レコードを製作する際は必ずこの工程を間に入れます。例えば、ドラムのように低音を多く含んだ楽器の音を左右のチャンネルに入れるのはレコードのカッティングが非常に困難で、このような低音が左右に行き交うようなカッティングは当時ご法度とされていました(ただし、ピンク・フロイドは、レコードのカッティング技術の限界ギリギリの音作りをしていましたが)。ただ、多くのマスターテープはレコードに音を刻み込むのを前程にミキシングを行い、その後 さらに修正を加えたカッティング・マスターを作っていたようです。CDの場合、基本的にはどのような音も盤面に記録する事ができますから、ジミー・ペイジもCDの時代になって本来自分が意図していた内容にリマスタリングし直したのではないでしょうか。
CDを製作する際、必ずしも、製作元から送られたマスターをそのままの内容で出すとは限りません。場合によっては、現地の発売元によって、手が加えられる事もあります。日本の場合はオリジナルのマスターに手を加えずにそのまま出すのが全んどですが、海外などは結構頻繁に行われています。ですから、リマスター盤でも、それがどこの国で製作・発売されたのか によっては音作りに違いが出る可能性があります。

今手元にある本によると[ゆう より]
「アトランティックに相談なしにレッド・ツェッペリンのアルバムをCD化してしまったことにジミー・ペイジはかなり不満を抱いていた。もともとビニール盤用に制作されたのでCDに落とすのにかなり苦労したようだ。つまりある音域の周波数が損なわれ、ペイジがスタジオにマイクロフォンを置いて一生懸命に作った「微妙な環境音」もすべて失われてしまったのだ。多少腑に落ちないが、その後アトランティックが編集版コレクションのために新たにテープをマスター化しようともちかけた際、ジミーはその案に飛びついた・・・オリジナル・マスター・テープ2本からレッドツェッペリンの全カタログをデジタル方式に作り変えた。」とあります。

シャルリュス さん[東京]
アルフォンスさんの思われている疑問の2には、私も思い当たる点があります。1977年に映画が公開された当時,渋谷の映画館でオールナイトで何度も観ました。ヴィデオではカットされているけれど劇場公開版では,間違いなくWhole Lotta Loveは完璧に演奏されていました。ロバートのヴォーカルパートが終わりCrungeに入る直前で,ほぼ1分近くカットされています。レスポールが交換されたのも間違いないです。明らかに色が違いますから。NHKBS,WOWOWで放送された時もカットされていました。私も,完全版があるのなら、是非見てみたいです。

アルフォンスさん
やはりカットされていましたか。あれは白日夢では無かったのですね。一安心です(笑)。

つづく?

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