HOME


楽団紹介


演奏会情報


演奏会履歴


団員募集


お問い合わせ


LINK





池吹倶楽部

    
 Check here!!





 池田探検隊  
シリーズ企画、

「楽器のことなら○○博士に聞いてみよう」です。

池吹が誇る(?)楽器博士たちに思う存分語ってもらおうと思います。

歴史について語るか、

その特徴について語るか、

それは博士の気分次第です。

気楽に付き合ってあげて下さいね。







みぞりん博士


チューバは一言で言うと「でかい金管楽器」です。

でかいゆえ重いんです。重さはだいたい10kgぐらいあります。

楽器が大きいのは、他でもなく低い音をならすためです。

また、音がよく響くのも特徴です。

時にはまわり(窓ガラスなど)が振動します。

担当はほとんど伴奏です。

それのために、縁の下の力持ちと言われて、

地味な存在にみられがちなのですが、

いないと何かさみしいんですよ。


ここで、チューバの歴史についてご紹介します。

チューバの歴史は深いようで浅い...。

「Tuba」という言葉自体は、

2000年以上前の古代ギリシヤ・ローマ時代に用いられました。

しかし、この言葉は元々「管」を表すもので、

当時はいわゆる「ラッパ」を指す言葉でした。

つまり、現在の「チューバ」とは違った意味で使用されていました。

現在のチューバの原点となる「バス・チューバ」が登場したのは、

1835年9月12日です。

これはバス・チューバを発明した、

ドイツのモーリツさんが特許を出願した日なんです。

チューバが誕生してまだ200年もたっていないんですよ。

ちなみに、オーケストラの話になるのですが、

年末に演奏されるベートーベンの「第九」が完成した年は1824年。

つまり、チューバは「第九」には間に合わなかったんです。

チューバ吹きとしては少し残念です。


普段、あまり目立たず、まだまだ新しい楽器ですが、

今後注目して頂けると幸いです。




(2006年4月1日 筆者:みぞりん)





BACK



Home page since 30 Oct 2002