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 指揮者インタビュ(川島先生編) 第1回 吹奏楽て何だろう
初めてのインタビュでかなり緊張しました(苦笑)。

おいおい勝手が解り、

もっと面白いインタビュ記事が書けるようになれるといいな、

と思うのですが、とりあえず第1回です。

長い目で読んでやって下さい。


川島先生


トモゾヲ 今度ホームページリニューアル企画で、

先生のインタビュを載せたいのですが。


川島先生 ああ、いいですよ、お手柔らかに(苦笑)。


トモゾヲ ご協力ありがとうございます。

ではさっそく始めさせて頂きますね。

まず先生にお伺いしたいのは、

吹奏楽で、

様々なジャンルの演奏をされてきたと思うのですが、

どんなジャンルの音楽が好きですか?

クラシック、オリジナル、洋楽、

ジャズ、ポップスといろいろありますが...。


川島先生 うーん、難しいなぁ...。

あんまり、ブラスではあんまりないねぇ、ジャンルとしては...。

でもカラオケは絶対しないねぇ。


トモゾヲ (笑)。カラオケは“絶対”されないんですか。


川島先生 うん、カラオケはイヤ。


トモゾヲ それは何でですか?


川島先生 うーん、なんでやろねぇ。

まぁ、せやから歌謡曲とかポップス系は...難しいなぁ。

ポップスの曲はグループ名を聞いても全然わからん(笑)。


トモゾヲ (笑)。テレビの音楽番組などは見られないんですか?


川島先生 まず、見ることはないねぇ。

歌謡番組とかも見ることがないねぇ。


トモゾヲ では家に帰られてテレビを見るとしたら、

どのような番組を見られるんですか?


川島先生 自分から進んで見る、てゆうたら何やろ。

テレビ番組では...あの世界遺産とかは見る。


トモゾヲ あーなるほど。


川島先生 あんなんはよう見る。


トモゾヲ そうなんですか。プロジェクトXとかはでしょうか。


川島先生 うーん、あれも内容によるけれどねぇ。


トモゾヲ 動物番組とかはいかがですか?


川島先生 僕は好きやねんけどねぇ。

うちの家内があんまり好かんから見せてくれへんねん。

トモゾヲ (笑)、そんな番組を見ていたらちょっと不機嫌になる、

みたいな感じですか(笑)?


川島先生 そうそう(笑)、特に食事中なんか嫌がるねぇ。


トモゾヲ まぁ、ちょっと生生しいところがありますしねぇ。


川島先生 うん...。僕は...あんまりドラマも見ないしねぇ。

もともと映画もあんまり...。


トモゾヲ 好きではないんですか。


川島先生 うん。


トモゾヲ そうなんですか、

でも楽団では、

映画音楽を演奏する機会もあると思うのですが。


川島先生 映画そのものがねぇ、若いときから。


トモゾヲ そうなんですか。

じゃあもう音楽一身だったんですか。


川島先生 うーん...。


トモゾヲ 何か若いころに、

音楽の他にはまったこととかはありませんか。


川島先生 うーん...。ほとんどないねぇ、それは。

はっはっはっはっはっはっは(笑)。


トモゾヲ (笑)。


川島先生 もの作ったりするのは好きやから、そんなんはやったけど、

うーん、

それ以外はあんまり遊びゆうのはやったことないけど...。


トモゾヲ そうなんですか、いやでももう一人の指揮者、

龍城先生がいうには

(お二人は高校の先輩、後輩関係なのです)、

結構、川島くんは悪かったんだ、なんて聞きます。

クリスチャンなのに、なんて言っていましたよ(笑)。


川島先生 (笑)、悪いからクリスチャンになってん(笑)。


(二人爆笑)。


トモゾヲ え、では家族的にクリスチャンではなかったんですか。


川島先生 えー、僕は小学校5、いや6年生から。


トモゾヲ そうなんですか、それはまた何でですか。


川島先生 友達の影響。


トモゾヲ へー、じゃあ僕もクリスチャンになる、

て親に言ってなられたんですか。


川島先生 そうそう。


トモゾヲ それは凄いですね。


川島先生 小学校の時やのにねぇ。

すごく仲の良かった友達がクリスチャンやったから。

その影響やから。


トモゾヲ それは凄いですね、

私は宗教を変えるという人を、

あまり知らなかったので驚きです。

やはりキリスト教の考えに帰依なさって、

ということでしょうか。


川島先生 いや、でも小学校5年生やから(苦笑)。


トモゾヲ なるほど、

ちょっと教会などにあこがれて、

といったところもあったのでしょうか。


川島先生 やろね。仲のいい友達が行ってるから...。


トモゾヲ 僕も行こか、といった感じでしょうか。


川島先生 やろね。だから別に深い考えがあって、

ていう訳ではないねぇ。


トモゾヲ そうなんですか。

ちょっと話を音楽の話に戻しますと、

吹奏楽、てとてもジャンルが広いじゃないですか。

吹奏楽のオリジナルを演奏したり、

クラシックのアレンジもの、

またポップスなんかも演奏する機会があるじゃないですか。


川島先生 うん。


トモゾヲ 吹奏楽、てどんな分野、

というかどんなものだと思いますか?


川島先生 うーん。まずはマーチやね


トモゾヲ なるほど。


川島先生 マーチは吹奏楽の基本になると思う。

だから最近のバンドはマーチをあんまりやらないのは...。


トモゾヲ あんまり、ということでしょうか。


川島先生 うーん...。だからマーチの上手いバンドというのは、

基本がしっかり出来ている、と思う。

だから、他のこともやろうと思ったら出来る。


トモゾヲ やはりブラスアンサンブルの基本はマーチですか。


川島先生 うん、またアンサンブルはまた別に、凄い大事やで。

アンサンブルは勉強にもなるし、

だから、まずはマーチ...、

オリジナルも...良いのと悪いのとごちゃまぜやからね。


トモゾヲ 確かに吹奏楽のオリジナルというのはこれぞ名曲、

といったものが見つけにくいですね。


川島先生 まだ歴史が浅いからね。

でもやっぱり、オーケストラの編曲ものというのは、

もう、ねぇ...。良し悪しで。

ひどい編曲もあるからね。

でも、編曲も全て悪いわけじゃない。

編曲も吹奏楽自体の歴史が浅いから、

これからまたいい編曲も増えてくると思うし。

ただ無理しているのもある。


トモゾヲ なるほど、無理して吹奏楽に吹かそうとしているものは...。


川島先生 そうそう。

結局、吹奏楽が手探りの段階なん違うかな、と思う。

だから、オリジナルでも、

どういうんかなぁ...。いびつなかたちに進んでいるのもあるし

ブラス全体がぐっと、こう前進していけるものもあるし、

だから、やるものも聞くものも、

じっくり選んでいかへんかったら...、

あかんの違うかなぁ。

ただ、あのー、一つは教育的な曲、

てのはあると思うんやね。

特にアメリカとかであったら。

だからやさしい...。


トモゾヲ あのスウェアリンジェンであったりとか...?


川島先生 うん、シェルダンとか色々いるけれど...。

吹奏楽の初級コースみたいなね。

そういった曲で、

ちゃんとした技術を身に付けていけるような...。

そういうふうな音楽の入門はいいと思う。


トモゾヲ 若い人たちが音楽に、入ってきやすいということですね。


川島先生 そうそう。

で、少しづつ育てていく、

そういった曲は、ある。

だから、まぁ言うてみたら吹奏楽でのエチュードみたいなな。


トモゾヲ なるほど。


川島先生 そういうふうな曲は確かに研究されてきているから。

そういう面では、

アメリカなんかではかなり進んできているしね。


トモゾヲ アメリカでは吹奏楽というのは盛んなんでしょうか。


川島先生 うーん。


トモゾヲ 日本の吹奏楽というのは、

コンクールなど、

とても完成度の高い演奏をしていると思うときもありますが。


川島先生 いまはね。

でも、あれはねぇ、ひとつの良し悪しもあるやろね。


トモゾヲ そうですか。


川島先生 プロでも難曲だといわれているようなものを、

中学生がやったり、

それからコンクールというのは全曲やるのではなくて、

カットカットになるからね、

制限時間内にやらないとあかんから。


トモゾヲ 今月のバンドジャーナルでも問題にあげられていましたね。

確かにその曲を通して解ることもあるように思います。


川島先生 昔から言われていることやけどねぇ、

だからやはりそういう面ではこれから、

日本の吹奏楽がまだまだ良くなっていけるやろうし、

良くなっていくためには、

やっぱりそういうふうなことも考えていかなあかんと思う。

ただ、優秀なプレーヤーも最近増えてきているし。


トモゾヲ 海外で活躍する奏者も増えてきましたしね。


川島先生 そうそうそう、それもあるし、

吹奏楽団自体も優秀な楽団も増えてきたし。

昔はチンドン屋と言われていたこともあるし(苦笑)。


トモゾヲ (笑)。


川島先生 そういうふうな楽隊からちゃんとした...。


トモゾヲ ブラスバンド、からウィンドオーケストラに...?


川島先生 そうそう。

そういうふうなところになってきてるんやと思う。





ここで時間が終了しました。

お忙しい中、丁寧に答えて下さった川島先生に感謝です。

インタビュアの感想としては、教育的な視点から吹奏楽を考えていたり、

また、偏らず、客観的に物事を捉えながらも渦中にいる、

といった印象を受けました。

第2回もどうぞよろしくお願いします、と伝えておきました。


(2006年2月25日 筆者:トモゾヲ)



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