2004/11/15(月) 三田村管打団?、荒崎英一郎BIG BAND、Freylekh Jamboree、SATOKO FUJII ORCHESTRA 新世界Bridge 神戸BIG APPLEの15周年記念イベント。ビッグバンドばかり出演。退社後、19時すぎ頃会場到着。2番目の荒崎英一郎BIG BANDの演奏中でした。 荒崎英一郎BIG BAND 的確でない言葉と思いつつ、なんとなくの印象で使うとコンテンポラリーなビッグバンド。SIX NORTHでもギターを弾いている清野氏(ギター)と、ピアノの少しフージョンチックな雰囲気がそう思わせてのかもしれないですが。到着した時に演奏していた室内楽風の複雑な曲、「悲しみの詩」と題されたトロンボーンフィーチャーのバラード、最後の「チャールズ・ミンガスそっくり」と語る「CM」(構築感のある長尺曲)、と節操なく色んな曲を演奏してました。ストレートにジャズを楽しめるバンドだなーと思いました。 Freylekh Jamboree 先月も見たクレズマバンド。アコーディオンとバイオリンの2人が哀愁フレーズを奏でながら入場してきて普通にうっとりする。リードはクラリネットだし、編成で既に何の問題もなし。メンバーそれぞれが書いている曲も、聴きながら作曲についてあれこれ考えたりして楽しめます。賑やかで楽しい。 SATOKO FUJII ORCHESTRA ビッグアップルのマスターが集めたメンバーによる、藤井郷子オーケストラ。藤井郷子(ピアノ、指揮)、内橋和久(ギター)、船戸博史(ベース)、田村夏樹(トランペット)、荒崎栄一郎(サックス)、登敬三(サックス)ほか20人弱ほど。藤井郷子の指揮によるオーケストレーションに、内橋和久のエフェクタ音が絡みつくような演奏が印象的。オーケストラ編成だけあって、作曲された楽曲を、即興をまじえながら展開していくような内容。かわいらしい&グロテスクな絵柄の編み物が織り込まれていくのをリアルタイムで見ているような、というのはその場で考えていた表現なんですが。満足度の高い作曲と即興音が交錯する数曲と、メンバーの声やオモチャ楽器が前に出たコミカルな楽曲、本編最後は「冬のソナタ」を意識したという藤井郷子曰く「いやらしい曲」の「空」。大袈裟な泣きメロが前面に出た1曲。通して、大人数であること、ジャズであること、このメンバー、ビッグアップル、などの諸要素を生かしきった、素晴らしい演奏だったと思います。 藤井郷子オーケストラ終了後、出演全バンドのメンバーが再び各自の楽器を手にステージに集合。最後に全員による演奏がスタート。リズムにのせて一人一人ソロをとっていく形式。お祭り状態で見ていて楽しい。最後にビッグアップルのマスターの半泣きMCで終了。 (04/11/21) 戻る |