2004/9/12(日)
渡辺玲子(vln)、鈴木大介(g)、中川愛(fl)
京都府立府民ホール アルティ

1. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番より「シャコンヌ」(vln)
2. M.マレ:スペインのフォリア(fl)
3. N.パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ ホ短調op.3-6(vln + g)
  N.パガニーニ:カンタービレ ニ長調op.17(vln + g)
  N.パガニーニ:ロッシーニの「モーゼ」主題による序奏と変奏曲(vln+ g)
(15分休憩)
4. S.ゾーヴァンディ:夢(g)
5. 久留智之:地上にひとつの場所を(2004、委嘱世界初演)(vln + fl + g)
6. M.ラヴェル:ハバネラ形式の小品(fl + g)
7. J.イベール:間奏曲(fl + g)
8. A.ピアソラ:「タンゴの歴史」より(vln + g)
アンコール:演奏曲聞き取れず(vln + fl + g)

バイオリンの方は輝かしい経歴を持たれる凄い方のようです。が、このコンサートは900円。贅沢。1曲目バッハ、いきなりバカテクなバイオリンにしびれる。会場隅の方で反響しててソロ演奏+αの聞こえ方でした。演奏者の技術がよくわかる曲だなと思いました。3曲目、パガニーニの3曲ですが、ギターが伴奏をやってるだけのようにしか聞こえず、ずっとギター要らねーと思ってました。曲も甘ったるくて寝そうでした。4曲目、ギターソロはようやくちゃんとしたギター演奏が聞けた気がします。作曲者の久留氏も来場していた世界初演となる5曲目は、本日のハイライト。出演3人による掛け合い的演奏は、バンド編成のライブを見慣れてる僕にとってはとてもとっつきやすく、見ごたえ聴きごたえがありました。曲の方はいかにも今時な、現音風でいて、でも難しくならないよう甘めに仕上げましたという印象。どうしてもプログレ風に聴いてしまうんですが。同じくトリオ演奏のアンコール曲もプログレチックに聴いてしまいました。クラシックのコンサートは演奏者と観客の間にあまり感情とか熱っぽいもののやりとりがなくていいなあと思いました。また何か見に行きたいです。

(04/9/6)

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