2001/9/14(金) HOPE、CAVO、BISCO、BAKIRI 十三ファンダンゴ BAKIRI ひとりテクノ。へんな踊り。ラップトップ+キーボード。なかなかアブない動きです。ある意味不謹慎な。しばらくテクノった後、ラストは唐突に紙芝居。シュールで無意味な絵に、無意味な内容。「男子(だんし)の魂が抜けそうになり、神に、魂を戻してくれるよう頼む。しかし、神が人間を創った理由は、人間の排泄物の欲しさゆえであった。神がスカトロジストであったことを知った男子は、人間の排泄物の根源である『食べ物』を粗末にすることを決意する。そして、男子は牛肉で野球をすることにした。」 と、ここまで話が進んだところで、紙芝居の紙に実際貼りつけられた、実物の牛肉スライスをちぎっては床にたたきつけ、「牛肉ストラーイク!」「牛肉ストラーイク!」と叫び、紙に牛肉がなくなると、次は履いていたズボンの左右ポケットから鶏の胸肉をとりだし、再び「むねにく!」と叫び床に叩きつけた…。やっぱり外でできない不謹慎さ…ゆるい笑いがおこる。何とも形容しがたい、アングラお笑いを見たような気になったけど、また見たいです。 BISCO このバンドを見に来たのでした。 吉田ヤスシ(ボーカル、エレクトロニクス/元ナスカカー、スパズマム) 吉田正幸(キーボード/羅針盤、ヰタ・セクスアリス) カヨ(ベース/ONOFF) 楯川陽二郎(ドラムス/グラインド・オーケストラ、即興野郎Aチーム、元花電車) 接点がありそうでなかった4人による新バンド。以前ベアーズでY&K名義で出たはずですが、BISCO名では初ライブ、と思います。だいたい、実際見るまでどんな音楽なのか想像つきませんでした。 で、めちゃ楽しかった。基本的に、キーボード、ドラム、ベースによるジャズロック/フュージョン的なバカテクアンサンブルに、ヤスシ氏の奇声&効果音がのる。特に吉田さんのキーボードが炸裂。曲によって音色もころころかわり、変幻自在に鍵盤をあやつる。楯川さんのドラムも負けじと応酬。カヨさんのベースもあいかわらずバカテクでONOFFとちがって(当然か)ジャズ仕様の前のめりでしたが、ちょっと音は小さめだったかも。で、ヤスシ氏の指揮?で曲は進むんですが、とにかく曲が変。暗めの曲もありながら、バカ明るいアッパーな曲もやるし、録音したテープ2、3回聴き直してようやくわかってきました。 失礼ながら、期待以上に面白い&良い内容でした。今後も見に行きます。はやく音源出して欲しい。 CAVO 一転、黒い雰囲気のロック・トリオ。SSE的ハードロックという感じ。呪術的オープニング。まばたく照明に浮かぶ、髪を振り乱して演奏する3人のシルエットがめちゃめちゃかっこよかったんですけど、それも一瞬、演奏を放棄して轟音垂れ流しで暴れまくる。ベースの人は外に出て行って戻って来ないし、ギターは投げ出すし。ノイズと唯一叩き続けたドラムだけ残し、あっという間に終わり。まあ、長くやられるよりは短い方がいさぎがいいですね。 HOPE ハードコア。友人いわく「デス・ドゥーム・メタル」(笑)なのだそうですが、わからんです。この手の音楽は好きな客が頭部を痙攣させていて面白いです。どの曲も一緒ですが、まあ短くて痛快、といったところですか。 というわけで、イベント終了もはやく、9時15分にはファンダンゴを出てました。BISCO素敵です。(01/9/14) 戻る |