2001/1/14(日)
刀根康尚、小杉武久、山塚EYE
芦屋市立美術博物館

芦屋市立美術博物館にて、刀根康尚パフォーマンス&トーク。少し早めに出たら、ちょうどいい時間に到着。

1曲目は、EYEちゃんによるアイロンがけonエレキギター。これは音だけ聴いてたら何が何だかわからんでしょう。

2曲目は、左チャンネルの大正琴(by EYEちゃん)、右チャンネルのバイオリン(by 小杉武久氏)の演奏を、刀根康尚氏の朗読が左右に振り分けられたマイクを通してチャンネルを切り替えて音像を左右にとばすというもの。いまいちコンセプトが分かり辛かったが、朗読中はノンエフェクト、声が途切れたときは楽器にエフェクトがかかっていたような気がする。左右に音をとばしている実感は、座っている場所が悪かったからか(左スピーカに限りなく近い)、ほとんどわからなかった。朗読が日本語じゃなかったら辛かったかも。

3曲目は、小杉氏のバイオリンの演奏から、コンピュータがランダムに俳句(英語)を作成し、ボイスシンセでそれを読み上げるというもの。日本語の俳句を準備してほしかった気もするけど…。

4曲目は、開発当初のCDプレイヤーに、セロテープをはるなどしてエラーが起こることを意図したCDをセットして、予測不能な演奏を行なうというもの。音源は万葉集の漢字をビジュアルイメージに還元し、それを音声化したものを使用。基本的にアクロバティックなノイズパフォーマンスだったが、ポップな音色や展開が随所に顔を出して楽しかった。

トークでも、半ば走り気味芸術家喋りの刀根氏。おもしろい話もたくさん聞けました。落ち着いた物腰の小杉氏とはほんと正反対な感じでしたね。(01/1/14)

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